もうすぐ8月ですが,姿見の池園地ではまだ雪を見ることが出来ます.
天然クーラーが効き過ぎる日もありますが,雲海やモクモク盛り上がった雲の峰,汗ばむ陽気に夏を感じます.
雪解けの後,一斉に咲き乱れた高山植物たちもなんとなく落ち着き,チングルマはほとんどが綿毛へと姿を変えています.
【日付】2020/7/30(木)
【場所】旭岳・姿見の池園地
【天候】くもり
【気温】14℃
【風速】4m/s
【エゾオヤマリンドウ Gentiana triflora var.japonica】
まだ開花しているものは少ないですが,姿見の池園地の夏は,あっという間に過ぎます.この植物が終わる頃には,初雪が観測されることも.
【ショウジョウバカマ Heloniopsis orientalis】
土壌成分によって花の色が異なるだけではなく,花が終わった後に高さ10㎝~20㎝だったものが空に向かって50㎝程までグングン伸びます.出来るだけ遠くまで種を飛ばすためでしょうか.
旭岳の5合目からは,道しるべとして岩に写真のような黄色いマーキングがあります.
しかし,これは下る際には見えづらく道を外れてしまう方がいらっしゃいます.
特に,先が50mくらいしか見えない濃霧に包まれた日は注意が必要です.
今日のように視界の良い日でも,山の天気は変わりやすいです.登山中でも天気が悪くなってしまった時には,登山を中断する勇気も大切です.
東川中学の皆さんが旭岳登山へ来ていました.
ツアーや修学旅行生が今年は来ていないため,久しぶりに団体さんを見た気がします.
写真がわかりにくいですが・・・
毎年駅の横の池に,エゾサンショウウオの卵があります.
早産まれ?の幼生が何匹かいました.今年も温かく見守っていきたいと思います.
旭岳自然保護監視員:社本 麗南
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