NPO法人大雪山自然学校 旭岳自然保全員ブログ

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【大雪山国立公園・旭岳情報】夏から秋へ、花から種へ

2018年07月30日 | 大雪山国立公園旭岳・天人峡情報

【日付】2018/7/30(月)
【場所】旭岳・姿見の池園地
【天候】晴れのち曇り
【気温】21℃
【風速】5m/s

今朝もよい天気で、姿見駅も朝から21℃ありました。
ロープウェイが姿見駅に到着すると、涼しさに歓声が上がります。

チングルマは綿毛が増え、風に吹かれて気持ちよさそうです。


月曜ですが、今日もたくさんの方が散策や登山を楽しんでいました。


チングルマの花と、花が終わった綿毛が隣合っていました。


ハイオトギリが咲いてきました。


エゾノマルバシモツケの花が増えています。


ノゴマが美しい声で、あちこちで鳴いていました。


満月沼のほとりではチングルマの花が見られます。


雪が残るすり鉢池の淵では、ミヤマアキノキリンソウ(コガネギク)が増えてきました。


シラタマノキの花も増えています。


巡回していると、散策路脇の高山植物の上への投石が目立ちます。
石の下になった高山植物は傷んで枯れてしまいます。
池に投げる人もいますが、園地内で石を投げる行為はやめてください。


階段の途中で咲いていたイワブクロは、早くも花が終わり種ができつつあります。


散策路中央にある原っぱの遠いところに、オレンジ色が見えました。
拡大してみると、エゾカンゾウらしき花が咲いていました。


ジムカデも、リンゴのような形の種子ができてきています。


姿見の池園地では、マルハナバチが花を渡り歩き活動しています。
怖がっている方がいますが、人が攻撃しなければ刺してきたりしません。
また、お尻が白いセイヨウオオマルハナバチ(外来種)を見掛けましたら教えてください。
写真はお尻がオレンジ色のエゾオオマルハナバチ(在来種)です。


姿見の池にも残雪があります。


今日も主に姿見展望台で、カラスに食べ物を盗られる被害が多発しました。
愛の鐘や石室の上から狙っています。



盗られた食べ物や袋はゴミとなって高山植物の上に散乱します。写真はほんの一部です。
物を盗られないように、十分に注意してください。


シロウマチドリの花が咲き始めました。
地味な色ですが、よくみると数が増えてきています。


シラネニンジンの花も咲き始めています。


花はハクサンボウフウに似ていますが、ニンジンのような葉なので判別できます。


ミヤマリンドウはあちこちで見られ、固まって咲いているところもあり綺麗です。


ホソバノキソチドリも増えています。


午後から曇りになり、風が涼しくなりました。

ヒグマ情報
7/7以降、1合目~4合目間でヒグマの目撃情報が頻発しています。
※最新の目撃情報は7/26です。
下山道はしばらく利用を控えたほうがよさそうです。

●ロープウェイの運行状況
旭岳ロープウェイのホームページ

●登山道・探勝路などの情報
旭岳ビジターセンターのフェイスブック

●Facebook始めました
旭岳自然保護監視員のフェイスブック
旭岳・姿見の池園地、天人峡や東川町に関する情報をお届けしています。

旭岳自然保護監視員:羽馬 和美

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