NPO法人大雪山自然学校ブログ

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【大雪山国立公園・旭岳情報】まだ残る雪

2017年08月06日 | 大雪山国立公園旭岳・天人峡情報

【日付】2017/8/6(日)
【場所】旭岳・姿見の池園地
【天候】晴れのち曇り
【気温】~17℃
【風速】~2m/s

この時期には珍しく、まだロープウェイ駅前に雪が残っています。
周辺も雪解けが遅かったので、この辺りにはまだチングルマの花も見られます。
この雪が解けるとここにはエゾコザクラが咲くと思われますが、いつになるでしょうか。

姿見の池園地内で、例年一番遅く雪が消えるのがすり鉢池の斜面です。
すり鉢池の雪もいつもは西側斜面(東向き)に残るのですが、今年は東側斜面(西向き)の雪が残っていました。 

雪の積もり方も溶け方も毎年違いますが、冬から春の気象条件がどのように関係しているのか興味深いです。

 

本日、またezorockのボランティアの皆さんに手伝っていただき、壊れたベンチの撤去を行いました。
ある時期にまとめて設置されたものなので、それが数年前から寿命を迎え、続々と腐り、傾き、崩れています。

腐っているのでバラバラの粉々です。
こんなに腐るまで利用されたベンチがあったでしょうか。

新しいものを設置できるといいですね。

 

最近、姿見上空を飛んでいくパラグライダーを見かけることがあります。
先月には、旭岳山頂から滑空しようとしたパラグライダーがぶつかって、登山者が怪我をしたようです。
パラグライダーの方は気づかずに飛んで行ったかもしれません。

現在旭岳のような国立公園で、パラグライダー等無動力での飛行を規制する明確な法律はありません。
しかし誰かが被害を受けるようなことには法律など関係なく、一度考え直した方がいいかと思われます。

 

旭岳自然保護監視員:藤このみ

コメント
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