とうとう手放してしまったDVxの17年3月期決算です。 主力の不整脈事業は、主力商品の販売数量が増加したことから増収増益でした。 虚血事業は、想定為替より円高に推移したことから減収ながら増益でした。 ただし主力製品である自動造影剤注入装置「ACIST」の独占販売契約が終了しています。 その他事業は、脳外科関連商品が好調だったことから増収増益でした。 売上⾼は、38.9億円増加した⼀⽅で、売上原価は35.8億円増、販管費は2.8億円増でした。 その結果、売上高総利益率は15.9→15.1%、営業利益率は4.8→4.3%に悪化しています。 売上高は伸びているものの、利益率の悪化は気になります。 資産は、現預⾦が46.8→53.8億円に増加しました。 他には目立った資産内容の変化は無いようです。 債務は、長期借入金は0.4→0.2億円に減少しました。 他には、買掛金が77.4→86.8億円に増加しています。 さしたる投資を必要としないこともあって、キャッシュが順調に積み上がっています。 一方で連続増配を止めてしまうとは、株主目線では少し残念な限りです。 やはり「ACIST」の売上が消えてしまう影響が懸念されます。 今年度予算でも増収減益となっていることから、忍耐の1年になりそうです。 |
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