個人投資家御用達だった日本管理センターの18年12月期決算です。 サブリース事業を主力としてきましたが、スルガ銀行の不正融資やレオパレスの施工問題など、業界全体に逆風が吹いています。
売上高は26.0億円増加したのに対して、売上原価は19.4億円、販管費は2.6億円増加しています。 その結果、売上総利益率は11.1→11.9%、営業利益率は6.1→6.6%に改善しています。 PLでは特段の悪化要因は見えません。 資産は、現預金が47.0→51.7億円と増加しています。 その他には、営業貸付金が1.0→22.3億円と急増しています。 負債は、長期借入金が10.5→8.8億円と減少しています。 利益余剰金が48.7→61.0億円と積み上がって、純資産も増加しています。 営業貸付金の増加が営業キャッシュフローを減少させています。 投資キャッシュフローをさほど必要としないものの、年々減少する営業キャッシュフローと10%をはるかに下回る営業キャッシュフローマージンが不安を誘います。 来期が減益予想もあって売り込まれています。 サブリース業界も曲がり角に差し掛かり、中計での業態変換が期待されます。 |
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