4/12時点でポートフォリオ8位を占めるUnilever(UL)の18年12月期決算です。 主力のFoods & Refreshmentが売り上げを大きく落としました。 Home Careも売り上げを落としていますが、為替の影響が大きかったようです。
売上高は€53.7B→€50.1Bで5%減、営業利益は€8.9B→€12.5Bで42%増となりました。 為替因で減収だったものの、数量ベースでは伸びており、コスト削減活動もあって大幅増益となりました。 資産は、現預金€3.3B→€3.2Bと微減しています。 他には、のれん代が€11.5B→€12.2Bと増加、売却用資産が€3.2B→€9.1Bと減少しています。 一方負債も、長期借入金が€16.5B→€21.7Bと大幅に増えています。 負債総額も、€45.9B→€47.2Bと膨らんでいます。 自社株買いに€6.0B、配当に€4.1Bと、手厚い株主還元を実施しています。 営業キャッシュフローマージンは10%台前半ですが、継続性はどうなのでしょうか。 世界に冠たる家庭用品メーカー大手ですが、配当重視の観点ではBREXITによる英蘭2本社制の行末が気になります。 万一でも英株→蘭株に転換させられると、配当課税が15%になるのではと懸念しています。 |
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