ウォッチしているポールトゥウィンの22年1月期決算です。
主力のデバッグ・検証事業は、今年も受注は堅調だったものの、それを上回る経費先行で減益だったようです。
ネットサポート事業は、学校ICT化サポートなどが好調で、増収増益でした。
事業セグメント |
2021 |
2022 |
増減率 |
デバッグ・検証 売上高 利益 |
20,129 2,647 |
26,439 2,461 |
+31.3% -7.1% |
ネットサポート 売上高 利益 |
6,441 611 |
7,580 819 |
+17.7% +34.0% |
その他 売上高 利益 |
158 -139 |
232 -15 |
+46.6% - |
売上高は、75.2億円増加した一方で、売上原価は58.1億円増、販管費は16.2億円増でした。
その結果、売上総利益率は30.0→28.4%、営業利益率は12.0→9.6%に悪化しています。
売上高は伸びたものの、利益が全くついてこないが不満になりそうです。
資産は、現預金が111→97億円に減少しました。
また、のれん代は5→24億円に急増しています。
負債は、長期借入金が2億円に増加しました。
利益余剰金は123→141億円に増加しています。
営業キャッシュフローマージンが8→5%に低下しました。
M&Aによる投資キャッシュフローの増大により、フリーキャッシュフローもマイナスに転じています。
株価は冴えない展開が続きます。
豊富な手元キャッシュ活用による展開が収益化するか、ここが正念場に見えます。
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