ウォッチ銘柄である日本M&Aセンターの25年3月期決算です。

今期は、成約件数が減少に転じました。
リードタイムの増加や対応力の不足により、成約率が低下したようです。
件数 |
2023 |
2024 |
増減 |
成約 |
1,146 |
1,078 |
-68 |
売り成約 |
566 |
539 |
-27 |
買い成約 |
580 |
539 |
-41 |
成約組数 |
585 |
554 |
-31 |
売上⾼は、1億円減少した⼀⽅で、売上原価は2億円減、販管費は5億円減でした。
その結果、売上高総利益率は55.8→56.2%、営業利益率は36.4→37.9%に改善しています。
経費圧縮が奏功して、利益率は底打ちしたようです。

資産は、現預⾦が374→392億円と増加しました。
また投資有価証券は119→139億円に増加しています。
債務は、有利子負債が63→54億円と減少しました。
一方で、利益余剰金は542→570億円に増加しています。

営業キャッシュフローマージンは30%台に戻しました。
定期預金の大規模解約もあって、手元キャッシュは手厚くなっています。
株価はジリ貧が止まりません。
長期化する信用失墜の影響に、危機感が高まっています。
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