国内の連続増配銘柄である花王の22年12月期決算です。
全セグメントで増収だったものの、化粧品を除いて減益と苦しい結果でした。
セグメント |
2021 |
2022 |
増減率 |
ハイジーン 売上高 リビングC 利益 |
496.8 51.8 |
516.5 30.7 |
+4.0% -40.7% |
ヘルス 売上高 ビューティ 利益 |
354.5 49.7 |
369.5 34.6 |
+4.2% -30.4% |
ライフケア 売上高 利益 |
53.0 3.6 |
55.7 0.0 |
+5.1% - |
化粧品 売上高 利益 |
239.3 7.5 |
251.5 14.1 |
+5.1% +188.0% |
ケミカル 売上高 利益 |
314.3 29.6 |
402.5 29.5 |
+28.1% -0.3% |
売上高は¥1.4兆→¥1.6兆、営業利益は¥0.14兆→¥0.11兆と増収減益でした。
原料高が吸収しきれず足を引っ張ったようです。
資産は、現預金が¥0.34兆→¥0.27兆と減少しています。
その他に、棚卸資産が¥0.23兆→¥0.28兆と増加しています。
負債は、長期の社債並びに借入金が¥0.12兆→¥0.06兆と減少しています。
利益剰余金も¥0.78兆→¥0.74兆と減少しています。
営業キャッシュフローは4年連続で減少し、マージンも1桁に転落しました。
配当余力も無くなってきているように見えます。
コロナと、その後のインフレ基調で、経営状況は大きく変わっています。
株価も¥5,000台でもみ合い、正念場に見えます。
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