2020/11/15 三洋貿易（3176）

かつての保有銘柄である三洋貿易の20年9月期決算です。 化成品・自動車部品・機械機器関連を扱う貿易事業を展開しています。 今期は、残念ながら全セグメントで対前年比マイナスでした。 部門 2020 2019 増減率 化成品　売上高 利益 30,508 1,353 31,092 1,577 ▲1.9% ▲14.2% 機械資材　売上高 利益 27,205 3,333 32,993 4,039 ▲17.5% ▲17.1% 海外現地法人　売上高 利益 18,227 839 18,950 880 ▲3.8% ▲4.7% 売上高は71億円減少した一方で、売上原価は65億円減少、販管費は4億円増加しました。 その結果、売上総利益率は17.9→18.7%に改善、営業利益率は7.1→6.3%に悪化しました。 国際物流が止まった今期は、致し方ないところです。 資産は、現預金が45→104億円に増加しました。 一方、受取手形及び売掛金が164→142億円、商品及び製品が128→122億円に減少しています。 負債は、短期借入金が12→43億円に急増しています。 支払手形及び買掛金も、83→71億円に微減しています。 利益余剰金は271→291億円に積み上がって、コロナ禍でもまだ磐石に見えます。 借入金を増やして手元キャッシュを厚くしています。 一方で、売上債権や仕入債務の増加は気になるところです。 株価はご多分に漏れず軟調です。 今は忍耐の時期です。