2019/8/12 トラストテック（2154）

ポートフォリオの文字通り古株となったトラストテックの19年6月期決算です。 主力の技術系領域が順調に伸びた他、海外領域も売上高が伸びて黒字転換しました。 一方で、製造系領域はほぼ横ばいとなりました。 領域 2019 2018 増減率 技術系　売上高 利益 人数 40,439 5,044 6,273 33,573 3,967 5,209 +30.4% +27.1% +20.4% 製造系　売上高 利益 人数 9,989 548 2,373 9,902 525 2,466 +0.9% +4.3% -4.8% 海外　売上高 利益 31,308 231 21,974 -118 +42.5% - その他　売上高 利益 105 -182 69 -131 +51.9% - 売上高は162億円増加した一方で、売上原価は126億円増、販管費は22億円増でした。 その結果、売上総利益率は20.4→20.7%、営業利益率は6.6→7.0%に改善しています。 成長は少し鈍化傾向ですが、利益率は改善されています。 資産は、現預金が94→103億円に増加しました。 のれん代は57→54億円に圧縮されています。 負債は、長期借入金が無くなりました。 短期借入金は21→22億円に微増しましたが、利益余剰金が58→78億円に増加しています。 今年は大きなM&Aも無く、キャッシュが積み上がっています。 フリーキャッシュフローも大きく改善され、余裕が見て取れます。 株価は昨夏をピークに下がり傾向です。 来期は保守的な予算ですが、今後上抜けする材料が出てくるでしょうか。