かつて保有していたミズホメディーの18年12月期決算です。 体外診断用医薬品メーカーで、事業は病院・開業医分野とOTC・その他分野からなります。 インフルエンザ検査薬が牽引する病院・開業医分野は好調ですが、妊娠検査薬を扱うOTC・その他分野は苦戦しています。
売上⾼は8.0億円増加した⼀⽅、売上原価は1.3億円増、販管費は3.0億円増でした。 その結果、売上総利益率は65.1→67.3%、営業利益率は15.1→19.0%に改善しています。 ただしインフルエンザ検査薬が売上高の半分近くを占める収益構造が気掛かりです。 資産は、現預⾦が2.6→2.3億円と減少しました。 また、売掛金が17.1→19.9億円、有形固定資産が9.3→16.0億円と増加しています。 負債は、⻑期借⼊⾦が1.0→0.2億円に圧縮されいます。 他に、電子記録債務が1.8→2.0億円と増加しています。 久留米工場・遺伝子研究所開設のため、投資キャッシュフローが大きく膨らんでいます。 一方で、営業キャッシュフローマージンが5%減った点が気になります。 頼みのインフルエンザ検査が不調だったことで、直近の株価も低迷しています。 通期予想の増収増益を達成できるかがポイントになりそうです。 |