今年も大幅増配を発表したFPGの18年9月期決算です。 航空機や船舶などをリース対象資産とした投資商品をアレンジして販売する、タックス・リース・アレンジメント事業を主力として展開しています。 タックス・リース・アレンジメントの対象資産は船舶から飛行機・コンテナに移行していますが、手数料率が落ちているのが課題に見えます。
売上高は9.7億円増加した一方で、売上原価は6.5億円、販管費は6.8億円増加しました。 その結果、売上総利益率は87.8→85.4%、営業利益率は63.7→59.3%に悪化しました。 数値はともかく、圧倒的な利益率は健在です。 資産は、現預金が126→133億円に増加しました。 商品出資金は190→405億円に増加した一方、組成用航空機の金銭信託が313→139億円、組成用コンテナが20→0億円に減少しています。 負債は、長期借入金が80→74億円に減少しています。 短期借入金も329→278億円に減少しています。 営業キャッシュフローが劇的に改善されましたが、正直中身は追いきれていません。 ここら辺が、財務情報を読み解けない素人の限界でしょうか。 株価は1月の最高値から4割近く落ちました。 株主還元重視の姿勢は良いのですが、事業内容を理解できるかがポイントになりそうです。 |