2018/5/13 Johnson & Johnson（JNJ）

ポートフォリオ首位を占めるJohnson & Johnson(JNJ)の17年12月期決算です。 事業構成は、医薬(47%)、医療機器(35%)及び民生(18%)からなります。 主力の医薬では、免疫系に次ぐ売上規模である腫瘍系の成長が著しいようです。 売上高は、$71.9B→$76.5と6%増、営業利益は$21.1B→$18.7Bと11%減でした。 営業利益への影響では、売上原価が$21.7B→$25.4Bと17%増、販管費が$19.9B→$21.4Bと8%増が目立ちます。 資産は、現預金が$19.0B→$17.8Bと減少しています。 それ以上に、有価証券が$22.9B→$0.4Bと激減していますが、のれん代が$26.9B→$53.2Bと急増しています。 負債は、長期借入金が$22.4B→$30.7Bと増加しています。 長期租税の引き当てらしいものも加わり、負債総額は$70.8B→$97.1Bと膨れ上がっています。 ATLN買収の影響が見て取れますが、潤沢な営業キャッシュフローもあって安心して見ていられます。 さすが格付けAAAの貫禄です。 来期は、為替影響を除いて4%の売上高成長を目指すようです。 $0.84→$0.90の増配も発表され、今年も鉄板の銘柄です。