昨年は業績が停滞した日本コンセプトの17年12月期決算です。 タンクコンテナを特徴とする国際物流を展開しており、稼働率は69.2→74.3%と5.1%改善し、保有基数も6,756→7,209本と453本増加しています。 売上高は、12.1億円増加した一方で、売上原価は9.8億円、販管費は0.8億円増でした。 その結果、売上高総利益率は28.8→27.8%、営業利益率は16.4→15.9%に悪化しています。 タンクの減価償却費や回送費が嵩んだようです。 資産は、現預金が25.7→24.9億円と微増しました。 一方、減価償却が進んだためか今年もタンクコンテナは71.0→68.9億円に減少しています。 負債は、長期借入金が32.6→28.7億円に減少しています。 1年内返済予定の長期借入金も11.9→9.7億円に減少した一方、利益余剰金は59.0→67.5億円と増加しています。 今年はコンテナ投資を厚めに実施したようです。 営業キャッシュフローも潤沢で、少々キャッシュレベルは落ちましたが問題なく見えます。 トランプ大統領の保護貿易主義が目立ち始め、少し先行き不透明です。 会社の来期見通しはポジティブですが、要注意に思われます。 |