スナック菓子大手カルビーの17年3月期決算です。![]() 事業セグメントは、スナック菓子とその他事業からなります。 スナック菓子は、売上0.4%増だったようです。 ただし、小麦系スナックは3.6%増だったものの、ポテト系スナックが馬鈴薯不足で売上が0.3%減となりました。 海外事業は、為替影響がなければ9.4%増だったようです。 売上高は63億円増加した一方で、売上原価は18億円増、販管費は38億円増でした。 その結果、売上総利益率は43.5→44.2%に改善、営業利益率は11.4%で横ばいとなっています。 原材料不足の逆風でしたが、増収増益は達成しました。 特に期待のフルグラが30.7%と高成長を維持しているのは、今後も好材料と思われます。 ![]() 資産は、現預金が228→240億円に増加しました。 有形固定資産は大きな変化が無かったようです。 負債は、長期借入金が3億円→0になりました。 空前の低金利環境ですが、短期借入金が11億円程度と手堅い財務方針のようです。 ![]() 今年度は目立った投資は無かったようです。 子会社株式の取得はあったものの、400億円超のキャッシュレベルを維持しています。 昨年度は不運な要因で伸び悩んだものの、ビジネス成長性には陰りは感じられません。 ROEも10%を大きく超えており、引き続きスナック菓子の王者として死角は無いようです。 |