地味なグロース銘柄であるコスモス薬品の17年5月期決算です。 九州地盤のドラッグストアチェーンで、新規出店は中部地区に4店舗、関西地区に22店舗、中国地区に22店舗、四国地区に13店舗、九州地区に35店舗、スクラップ&ビルドにより7店舗を閉鎖し、総店舗数は827店舗となりました。 売上高は、555億円増加した一方で、売上原価は423億円増、販管費は96億円増でした。 その結果、売上高総利益率は19.4→19.9%、営業利益率は4.2→4.4%に改善しています。 中国四国・関西地区への出店による営業効果は堅調なようです。 資産は、現預金が273→277億円と微増だった一方で、固定資産は1,317→1,519億円に増加しました。 なかでも、店舗展開に伴って建物及び構築物が1,092→1,324億円と増加しました。 債務は、長期借入金が162→117億円に減少しました。 18年5月期も97店舗の出店を計画していますが、借入にはあまり頼らないようです。 300億前後の投資を維持しつつ、着実に営業キャッシュフローを伸ばしています。 もう少し株主還元があると、なお結構なのですが。 九州から、一つずつ升目を埋めるように商圏を拡大しています。 この勢いは何時まで続くか、興味が持たれます。 |