どこで情報を仕入れたか忘れてしまったマニーの16年8月期決算です。![]() 世界で初めて針と糸を一体化したアイレス針関連製品、デンタル製品、サージカル関連製品などの医療機器事業を展開しています。 Schütz Dental Group買収が通年寄与したデンタル製品が売上拡大に寄与したようです。 売上高は27.2億円増加した一方で、売上原価は13.3億円、販管費は13.2億円増加しました。 その結果、売上総利益率は59.7→58.3%、営業利益率は30.2→25.6%に悪化しました。 営業利益率20%台は素晴らしいのですが、営業利益額が伸びていないのが気になります。 デンタル製品の利益率改善が課題のようです。 ![]() 資産は、現預金が50.2→57.6億円に増加しました。 のれん代が16.9→12.0億円に減少したことで、バランスシートも圧縮されています。 負債は、有利子負債は計上されていません。 非常に堅固な財務基盤が構築されているようです。 ![]() 昨年度はSchütz Dental Groupで21.3億円の投資を敢行しましたが、今年度は有形固定資産の取得額が13.0→22.6億円に増加しています。バランスシートで目立った増額は見当たらないのですが、何を手当てしたのでしょうか。 医療機器で高収益を上げるマニーですが、事業拡大が利益に結びついていないようです。 海外生産によるコスト削減が功を奏するか、為替動向と共に気になるところです。 |