2015/12/12 Altria Group, Inc.

配当性向が高いMOの14年12月期決算です。 海外事業をPMにスピンアウトして、国内事業に特化したタバコ事業を展開しています。 他のグローバル企業と違い、ドル高の影響を受けない魅力があります。 売上は横ばいだった一方、売上原価は4億ドル、販管費は1億ドル増加しました。 営業利益率は30%前後で安定して、かなり高水準をキープしています。 資産は、現預金が32→33億ドルと微増でした。 もともと流動比率が小さいことから、あまり事業でキャッシュを必要としないのでしょうか。 債務は、長期借入金が140→137億ドルと微減でした。 事業に成長性がある訳ではないので、増配維持には自社株買いが必要でしょうが、PMほど見てくれは悪くありません。 同じタバコ事業ですが、市場開拓の余地がありますが債務超過のPMと、国内に縛られていますが財務はマシなMOで、選択は難しいところです。 来年度NISAに向けて、思案の為所です。