かながわ いーとこ

神奈川県にはいろいろな景色があり、魅力に溢れています。ぶらぶら散策して見た風景・いいところを少しずつ紹介します。

生麦事件の碑と事件現場(横浜市鶴見区)

2016年10月18日 | 神奈川県ねた

生麦事件は、幕末の1862年9月14日に、武蔵国橘樹郡生麦村(現在の横浜市鶴見区生麦)で
イギリス人を薩摩藩士が殺傷した事件です。
事の起こりは、島津久光公の行列に騎馬で乗り入れたため、薩摩藩士たち切り付け、
リチャードソンというイギリス人が死亡、残り2名重傷となった事件です。
この事件によって薩英戦争が起こり、その後薩摩とイギリスが急接近したことを考えると、
歴史の転換点の一つともいえます。

生麦事件の碑は生麦駅から徒歩10分ほどのところにあります。

祠の中にある石碑

一部が欠けています

説明の看板


実はこの石碑は、もともと200mほど西側にありましたが、
横浜環状北線という道路工事のため、現在地に仮移設されています。


もともと石碑があった場所は、事件発生現場ではなく、
リチャードソンさんが殺害されたところだそうです。


事件があった場所(騎馬で行列に乗り入れたため切り付けられた地点)は、
上の写真の地図にもあるとおり、600mほど東の地点です。


行ってみました。
そろそろこのあたりかと思われる地点で、
民家の前に数人の人がいました。


皆さんが見ていたのは、生麦事件発生現場の看板です。

民家の塀に取り付けられています。
訪問した日が、事件があった9月14日の直後の週末
ということもあり、訪問者がいたようです。
(石碑も別のグループが見学していました)


生麦事件発生現場の看板の近くにある
御社母子稲荷神社

「おしゃもじ いなりじんじゃ」と読むようです。

祠と眷属のキツネ

咳を治す神として『新編武蔵風土記稿』に記載されている古い神社だそうです。
※社宮神社として記載されています。

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この記事の写真は キヤノンPowerShot G7X Mark2で撮影しました。
Canon デジタルカメラ PowerShot G7 X MarkII 光学4.2倍ズーム 1.0型センサー PSG7X MarkII
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