かながわ いーとこ

神奈川県にはいろいろな景色があり、魅力に溢れています。ぶらぶら散策して見た風景・いいところを少しずつ紹介します。

城願寺(湯河原町)

2014年05月31日 | 神奈川の神社仏閣
城願寺は、湯河原町にある曹洞宗の寺院です。
土肥氏の菩提寺です。
土肥実平は、石橋山の戦いで敗れた源頼朝を庇護した「頼朝七騎」の中心人物です。
城願寺へは、湯河原駅前から北側に向かう道を進み、ガード下の細い道を山に向かって
進んだ先にあります。


参道を登るとすぐ山門があります。


山門をくぐって石段を上がると、国の天然記念物のビャクシンが目の前に迫ります。


石段を登りきったすぐのところに城願寺のビャクシンがあります。

ねじれています。

ビャクシンの脇には、七騎堂があります。

頼朝は、石橋山の合戦に敗れ、湯河原山中に隠れたのち、漁船に乗って房州に
落ち延びる際に同行した主従七騎を、頼朝七騎落と呼んでいるそうで、
その七騎の像が祭られています。

こちらは本堂。


本堂左手、墓地の奥に、 土肥一族の墓所があります。

説明の看板。

説明によれば、66基の墓石があり、宝筺印塔をはじめ、五輪塔など各種の墓型
が揃っていて、関東地方ではめずらしく貴重なものだそうです。

帰りにまたビャクシンを眺めます。

土肥実平の手植えと伝えられるこのビャクシンは、かながわの名木100選にも
選ばれています。
樹齢推定800年、樹高20メートル、胸高周囲6メートルあります。

迫力がありました。