かながわ いーとこ

神奈川県にはいろいろな景色があり、魅力に溢れています。ぶらぶら散策して見た風景・いいところを少しずつ紹介します。

塔ノ岳・尊仏山荘泊(その2・政次郎尾根)

2014年10月22日 | 丹沢
塔ノ岳に向かうルートに選択した政次郎尾根の紹介です。
政次郎尾根の起点となる戸沢の出合までの戸川林道の様子はこちらでご覧いただけます。

政次郎尾根の起点は、駐車スペースから1段高いところに戸沢山荘の裏の道を緩やかに登ったところにある
丹沢臨時警備派出所の脇になります。標高約600メートル。

写真は派出所で右側の道端に標識があります。

派出所の脇の柵に沿って進むと天神尾根ですが、右に伸びる道に進みます。

政次郎尾根と思いましたが、正次郎尾根に書き換えられています。

北村政次郎さんが道を開拓したと聞いていますが、よく分かりません。

とりあえず、なだらかに登って行きます。


すぐに沢を渡ります。

この日の水量はこれくらいでした。

幅1メートルくらいでしたので難なく通過。

渡った先に小さな看板。

こちらは政次郎尾根になっています。
矢印に沿って右折。
すると、目の前には岩だらけの景色。

登って行き、左に見える斜めに寝かせてある木のところに向かいます。

寝かせてあるように見えた木は、登山道の端に設置した崩れ防止柵でした。

ここはなだらかです。

すぐに急登が始まります。

丸太の階段状であったり、

石の道であったり、


尾根道であったり、


どんどん登って行きます。


登り始めて約30分。
登り始めは左側の大倉尾根のてっぺんが見えませんでしたが、ようやく斜め上に見えてきました。

まだまだですが。

ひたすら登って行きます。

時おり、土がえぐられた道になります。

所々根っこが露出している個所もあり、樹に迷惑をかけているのだな、などと考えながら登ります。

斜面を巻くように登る処もあります。


これくらいの斜度だと一息つけます。


と思っていると、また直登。

ただ、上部が明るくなってきているので、少し元気がでます。
登り始めて1時間ほどたちました。

そうこうしているうちに、左側に見える大倉尾根のてっぺんが、明らかに近づいています。


また丸太の階段。


足元に、大きな棒状のものが。

でかいミミズです。ストックの先と比較。

左に巻いていく道。


木々の間から見えたピーク。

尊仏山荘です。塔ノ岳山頂が横に見えるところまで来ました。
登り始めて1時間20分。

すぐに開けたところに出ます。
右手を見ると、三ノ塔や烏尾山や秦野市街地方面が見えます。


ノアザミとノイバラでしょうか。

棘に気を付けて通過します。

右手に行者岳が見えます。

色づき始めてきれいです。

行者岳のくさり場も見えます。


行者岳中腹の紅葉。


この辺りはリンドウもたくさん咲いています。


青空に映える黄色く色づいた木。


岩場にあります。


そのまま左に巻くように進むと、表尾根が見えてきます。


登りきったところに看板が見えます。

表尾根用の看板のためか、政次郎尾根からは裏側で文字がありません。

表尾根に到着。標高1,209メートルですので、600メートル登ったことになります。
新大日方面から見た、行者岳方面の表尾根(まっすぐ)と政次郎尾根(右斜め下)分岐。


戸沢の派出所から約1時間40分かかりました。


この先、表尾根の政次郎尾根分岐から塔ノ岳までは、次回紹介します。
表尾根の政次郎尾根分岐から塔ノ岳の様子はこちらでご覧いただけます。

今回もこの地図を参考にしました。非常に役立ちます。
東丹沢登山詳細図 改訂版 :大山・塔ノ岳・丹沢山・蛭ヶ岳全120コース (首都圏登山詳細図)
クリエーター情報なし
吉備人出版