最初の女性は39歳の北海道美瑛に住む大家族。大阪から家賃の安い美瑛市に移住して、7LDKという耳を疑うような邸宅を安値で賃貸。夫婦は連れ子同士の再婚で、独立した子どもを除いて上は20歳、下は10ヶ月11人の子どもと暮らす大家族。
買い物は月一回で、激安スーパーで16万円。レジがキャパオーバーを起こすため、途中で一度閉めるほど。
買い物の内容を見てみると、さほど節約の印象はなく、結構良い品を選んでいる。育ち盛りの子ども達のおやつもしっかり買っていた。
この家族、皆一様に明るく、チームワークが取れている。一昔流行ったビックダディ一家や島根の訳あり家族とかとは違ったムードを漂わせている。つうか、まだ取材は始まったばかりだから裏側はわからないよね😅
久々のこれぞ大家族という太鼓判を押せそうな一家だった。幼い頃、アメリカのドラマで「愉快なブレンディー一家」というのがやってたけど、連れ子再婚大家族の悲喜交々を堪能してほしいなと感じた。
二番手は、都内に住む貧困女子。ウーバーイーツやお笑い芸人として活動しながら、家賃6万のワンルームアパートで暮らす。
バイト代も月5〜6万というのだから、どう考えても足が出る。そのボンビーガールの食事が凄い。ウスターソースをフライパンに垂らし焦がしたお好みせんべいはまだしも、生卵にケチャップとマヨネーズを混ぜて飲むオムライスジュース、そしてその卵の殻をフライパンで乾煎りしたクッキー?
こうなると、既に節約云々を超え、ただのしみったれ飯。いくら何でこれはない。
3人目は50を越えたくらいの中年女性。彼女も都内の公営住宅に住むが、電気を全く使わない生活を謳歌していた。
電気の契約を交わしてないため、基本料もかからない。ベランダで植木鉢と石と水を使いにわか冷蔵庫を作りゼリーを冷やす。つうか冷えるわけない。ぬるい冷蔵庫だが満足そう。
ベランダには、自家発電のソーラーパネルがあり、そこで発電したわずかな電力を備蓄し、灯りを灯す。暮らしは質素かつ清楚で、余計なものを捨ててきた清々しい笑顔が印象的だった。
太陽熱を利用し、蒸しパンやスープを作る。工夫次第で人は良い暮らしを手に入れられる。彼女が電気とさよならしたのは、2011年の震災から学んだと言う。
節約と一口に言っても様々。人の生き方が反映される。
なかなか楽しい番組でした。