珈琲牛乳の日(4月20日 記念日)
日本で初めて「珈琲牛乳」(コーヒー牛乳)を製造・販売した神奈川県平塚市の守山乳業株式会社が2015年(平成27年)に制定。
「珈琲牛乳」は、1920年(大正9年)に同社の創業者である守山謙氏によって開発され、王冠で栓をした瓶入りの「珈琲牛乳」が、1923年(大正12年)4月20日に東海道線国府津駅で販売を開始した。当時、並弁当が1箱35銭で売られた時代に、珈琲牛乳は20銭とかなり高額だったにもかかわらず、飛ぶように売れたという。
それ以降、東北から九州までの各駅で販売され、人気が広まっていった。「珈琲牛乳」が多くの人に喜ばれるきっかけとなったこの日を「はじまりの日」として記念日と定め、その美味しさをPRすることが目的。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
当時の「珈琲牛乳」ポスター
守山乳業は、1918年(大正7年)に創業して以来、乳業メーカーのパイオニアとして、素材の持ち味を大事にしながら、徹底的な品質主義を貫き通してきた。珈琲牛乳を初め、無糖練乳、ソフトクリームパウダー、コーヒークリームパウダー、テトラパック紙包装容器での無菌充填など、数多くの商品や技術を日本で初めて開発・導入してきた。