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ホイッスルバード あいざわぶん

社会のあらゆる事象にホイッスルを吹く

簡単に命を預け過ぎ

2022-04-28 17:18:00 | ノンジャンル
(酷い運航をするもんだ)と、寒気すら催す知床の海難事故。
昨日、初の社長会見が行われたが、三度の土下座は安っぽい
パフォーマンスにしか見えない。 なんだ、あの目付きは!

もちろん悪いのは経営者で、乗ってしまった客に落ち度がある
わけではない。
でも、死んでしまっては何にもならないので、せめて若い人らは
覚えておくべきことがある。

天気図の見方ぐらい自分で覚えなさい、ということ。
船に乗らないレジャーでも、雷に打たれたり、土砂降りの雨で
山から下りられない場合だってあるじゃないか、ということ。
親が知らなきゃ幼児は巻き添えになるだけの存在でしかない。

事故が起きたと報道された時、(えっ、前線が知床の東を北上
していた筈なのに・・・)と私は知っていた。
パソコンで時間を遡って天気図を調べたら、記憶通りの天気図
だった。(下の写真は、観光船が出航した午前10時の天気図)



どうして中学・高校で天気図の見方を教えないのだろう。
自分や家族や周囲の人の命を守る大切な学問なのに・・・。
時化(しけ)ている海に船で乗り出すなんて実は無知の極みで、
無謀な行動と言われても仕方が無いのだ。

もう一つ、頭に入れて置いた方が良いことがある。
例えば猫の島で知られている愛媛県大洲市沖にある「青島」に
渡るには36人乗りの船に乗る。だから今回遭難した船の大きさ
と同程度の大きさと想っていい。
その「あおしま号」が出航するのは波の高さが1mまでである。
1.5mの予報が出れば特別な理由がない限り、出航はしない。
穏やかな瀬戸内海で・・・だよ。

ついでに知っていて損はない点も書いておこう。
知床の船も青島の船も、波高が1.5mあったら揺れは酷い。
ましてや2mや3mもあったら、船に強い人じゃないと嘔吐感が
連続で襲い、(早く陸に戻して)と心から願うようになる。

人間は自然には勝てないちっぽけな存在である。
それを忘れてはいけない。

【補足1】
あんな会社が実際に存在したのは、管轄する国交省の担当
部署にも問題があるのではなかろうか。
例えば、通信機器が故障していたから「直しなさい」と業者側
は指摘されていたのだ。直している最中に営業を行い、事故
を起こしたのである。普通の感覚として「直して設置するまで
営業をしてはいけない」となるべきだろう。
その点を誰も言わないのが、私は不思議でならない。

【補足2】
今月3日に、私はバスで今治市に出掛けた。「シートベルトを
着用して下さい」と表示してあるバスだ。私は、言われなくても
ベルトをする性格だ。ところが、私が座ってしまった椅子には
ベルトが無かった。なので降車する際に、「ベルトが無かった
ですよ。マズいですよね」と運転手に告げた。
安全認識がその程度の会社が実は多い、と知るべきである。


【訂正】
昨日の文章に、「ブラッドオレンジジュース価格を1058円」と
書きましたが、それは山形県産・桜桃「12粒」の価格でした。
ブラッドオレンジジュース価格は税込で2000円ぐらいでした。
文章中の価格は既に訂正済みです。


思ふ心が立ち止まりけり

2022-04-27 17:28:00 | ノンジャンル
競馬屋だった頃の私は、GWは会社の稼ぎ時だったから、
自分がどこかに遊びに行くという感覚は無くて当然だった。
失業して就いた職もサービス業で、しかも時給の身だから
遊びに行ける身分ではなかった。
で、現在、毎週がGWになったんだから混み合う観光地に
行く気が全くしない。
要するに私の一生はGWとは縁が薄いようである。

さて、私の今年のGWは中央競馬で盛り上がる。
5月1日 テーオーロイヤル
5月8日 ウインシャーロット  ウインマーベル
馬場状態で買う金額と馬券の種類は変化するのだろうが、
今から心が時めいている。
これは精神的若さを保つ秘訣とも言えるのである。

昨日は雨のため短い散歩で終了したが、好天の本日は
ゆったり90分の散歩。
近所の庭に桜桃(おうとう・さくらんぼ)の実が見事に成って
いるのを見つけて山形県の桜桃畑をしばらく想像した。
馬券で儲けたら飛び切り上等な桜桃を送ってもらおうかな、
と頭に浮かんだ。
20分前にはABCスーパーに並んでいたブラッドオレンジ
ジュース(720ml 税込2058円)を、馬券が当たったらば
買う、と決めたばかりなのだが・・・(笑)。

散歩の途中、白い目立たぬ花の前で浮かんだ一首。

 この花の名も知らぬまま死ぬのかと思ふ心が立ち止まりけり ぶん




お喜与さんに嗤われますよ

2022-04-16 18:28:00 | ノンジャンル
この季節になると小さな小さな虫の集団が、特に夕方に
うぉんうぉんと飛んでいる。
それが鼻の穴や目に飛び込んで・・・、と言うよりも、人間
の方が虫に突っ込んで行くことで鼻・目に入りそうで不快
な気持ちになる。

あいつらが「ユスリカ」って奴らですよ。
眼鏡とマスクをしていても邪魔である。
目に見えるだけで、その存在が・・・。

さて、喜与町を散歩してたら、「お喜与さんを祀った祠」が
あった。
なんか、思ったより現代的に感ずるが、説明書きがあった
から間違いない。
松山はウイルス感染者がちっとも減らないが、少しぐらい
お喜与さんを偲んで減らそうとすればいいのに・・・ね。




撮り鉄の事件を見て私が思ったこと

2022-04-15 17:24:00 | ノンジャンル
【本日は2回アップします。これはパート2です】

新型肺炎ウイルスが原因で、私は秘かに喜んでいたこと
がある。(不謹慎で申し訳ない)
競馬場が観客を入れずに開催していたことである。
それのどこが喜ばしいのかというと、馬が落ち着くからだ。
競馬場に居るのは関係者のみで、馬を識る人ばかり。
だから、どの馬も人為的な不利を受けずに走れるのだ。
それぐらい馬は臆病な生き物なのである。

白いTシャツが怖い。獣医の白衣は怖くて仕方がない。
傘が怖い。目の前で広げられると、もっと怖い。
近くで物音を急に立てられるのが怖い。
近くで不規則な動きをされるのが怖い。
とにかく、怖がりなのである。
だって、彼らは猛獣から襲われる草食動物ですから。

感染者が落ち着き始めて観客を限定的に入れ始めた。
しかし、人数制限があるし、大声を出してはいけないから、
人為的な不利を受ける頻度は極めて少なかろうと思えた。
まだまだ馬は怖がらずに済む、と思っていたのである。

ところが報道カメラマンが馬を驚かせる事態が二件続けて
起きてしまった。
一度目は、私もファンである岩田騎手(父の方)が、馬から
振り落とされる寸前の事故だった。
彼は気性が荒いから、態勢を建て直して怒鳴ったそうな。
二度目は、静かな武豊君が珍しく語気を強めてカメラマン
に、「あんま動くなってカメラマン。動くなって!」と注意を
している。
どちらも「GⅠレース」発走の直前の出来事だから、ホース
マンの一人として、私もカチンと来る。

そんな奴らは出禁にするのがいい!
タチの悪い「撮り鉄」と同じで危険人物である。
真の競馬ファンなら、スタートするまで静かにするのだ。
人も馬も命懸けで競技しているのだぞ。
観てわからんかい!



出来ました!消防自動車の歌

2022-04-15 17:09:00 | ノンジャンル
昨日は雨の日だったので一日中部屋に籠っていた。
お陰さまで正岡子規全集・短歌の部を100頁ぐらい読めた。
そして余りにも退屈だったから、どんどん歌を詠もうと決めて
パソコンの前に座っていたら次の歌が頭に浮かんだ。
 
 漫才をせざる男が司会するテレビを横目に昼餉してをり

上手くはないが、まっ、歌にはなってるな、としてパソコンの
短歌ノートに覚えさせた。
で、(消防自動車の歌を作らねば・・・)と気合を入れた。

先ず、「消防車の」という初句が浮かぶ。
続いて、「出動せがむ」がすらすらと出たので調子いい。
そして、「幼児(をさなご)」が三句に来るのだろうと思った。
さて、ここからどうするかで、読者の脳に映像が浮かぶよう、
子供の動作を入れるのを良しとした。
で、次のような全体像が出来上がった。

 消防車の出動せがむ幼児が母の手を振る幾たびも振る

黙読し、なんか気に食わないので(推敲が必要)と判断。
三句の表記では読者が「ようじ」と読む可能性が高いので、
「をさなご」にした方が結句までスラスラ読めると判断。
そして、四句・結句のリフレインに効き目なしと判断。
なので、次のように変更。

 消防車の出動をせがみをさなごが握る母の手幾たびも振る

ほ~ら、ずっと良くなった!
定型を守って二句を「出動せがみ」としないのは、大切な
部分だから一音多くても助詞「を」を入れたのである。
「せがむ」ではなく「せがみ」としたのは私の感覚である。

思ったことがきちんと仕上がって幸せな気分になれた。
新聞投稿用歌が順番待ちしているので最後尾に並ばせ
ておこう。

【追記】
本日は文章を二つアップします。