ホイッスルバード あいざわぶん

おら おらで独り行ぐも

自分が所属する場所を一つや複数箇所求めたり、自然に
グループ内に存在しているなどは普通のことである。
「学校と校内のグループ」や「職場と職場内のグループ」。
「趣味の会」と「会内のグループ」などなど。

で、私も、短歌グループに所属しようと動き出し、二回目の
歌会に出席したところである。
そして、僅か二回の出席なのに、嫌気がしている。

〇「初任給」を「初月給」と添削された人が居る。
  初めて勤めて初めて貰った給料は初任給でしょうに。
  言葉に色をつける行為を歌詠みはすべきではない。
〇初任給をわざわざ初月給に直したりするが、〇〇せし、
  ▲▲しし、の誤用は指摘もせずにスルーする。
  簡単な古典文法すら知らないのだろう。
〇「苺は噛まないよね」という批評がまかり通る。
  それを誰も否定しない点が、幼稚であり、異様である。

これら、指導者の行為なんだから極めてマズいでしょ。
「見つつ噛みたる真冬の苺」は私の作だから、「初任給」に
就いてだけグループラインに問題提起した。
つまり、指導者(私より一歳年上で、県歌〇協会の会長)を
批難したことになる(笑)。
そしたら、5名から意見が寄せられたが、皆さん「初月給の
方がいい」と回答したのだから、私は呆れてしまった。
考えもせず盲従するのだから、まるで新興宗教みたいだ。

そんなグループに月3000円の会費を払い、交通費2往復
4000円以上を出すのは無駄遣いだなぁ、と笑えてきた。
(10月分までの18000円を支払い済みなのが残念)

移住して10年経って、はっきり見えたものがある。
〇媛県は驚くほどに歌詠み人口が少ない、という事実。
恐らく山形県の三分の一以下ではなかろうか。
いや、もしかしたら、四分の一以下なのかもしれない。
子規の故郷なのに大きく偏って、俳句の国になったのだ。
(短歌を詠む方が難しいのは事実だが・・・)

さて、三津浜で海を眺めてきた。
気持ちが新しくなって、とても元気が出て来る。
消防自動車と幼な子の歌を作らなくてはならないのに、遠く
を進む船を見ていたら歌が湧いてきた。

 いづくより来しや遠くに白き船いづくへと問へば 海猫鳴けり
 海猫の反転は鋭(と)し 乗る風のうらとおもてを知るがごとくに

僅か数分間の推敲で二首も仕上がった。
あの程度のグループに私が居る必要は無い、との結論が出た。

【説明】 いづく → いずこの古語
      や  → 疑問の助詞
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