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ホイッスルバード あいざわぶん

社会のあらゆる事象にホイッスルを吹く

野球に丸坊主が必要な理由

2023-03-19 15:59:19 | ノンジャンル

それでなくとも高校野球は昔から突出して優遇されて

いるスポーツではなかろうか。

高校球児はどんどん減っていても優遇程度は少しも

変わらないのだから、確かに特別扱いなのである。

 

どのスポーツも平等に・・・と言うつもりはない。

だが、現実として「優遇されている」という意識は生徒

も指導者も頭に入れておくべき、と私は思う。

 

柔道・剣道・弓道・相撲では、対戦相手を前にしての

ガッツポーズはしない。

「してはいけない」と指導者から教えられているのだ。

敗者に対する振る舞いとしてみっともない行為とされ、

謙虚であるべし、という教えである。

相撲選手で時折、興奮のあまりガッツポーズを取る

生徒・大学生が居るけれど、審判は直ぐに注意する。

それで生徒・学生はハッと吾に返り、拳を下げるのだ。

 

厳しい練習の末に勝者になるのだから、その喜びは

一入(ひとしお)であろう。

だが、大勢の敗者が居てこその勝者であることは必ず

頭に置いておかねばならないだろう。

でないと、勝利至上主義になり、ヤな世の中になる。

 

日本の「野球」が米国の「ベースボール」とちょっと違う

としてもルールが同じなら何も問題がない筈である。

だからこそ諸外国勢が日本人の振る舞いに驚き、賞賛

までするのだろう。

それでなくても野球には「盗塁・封殺・死球」などなど、

物騒な言葉が溢れてるのだから、フェアプレー精神が

少しぐらい旺盛でも釣り合いが取れていいじゃない、と

私なんぞは思っているわけ。

 

そういう観点からすると、マウンド上で指をオッ立てて

1を主張する姿は見苦しい。

エラーした相手を狙ってヤジる姿はみっともない。

小さなるガッツポーズは微笑ましいが、エラーで出塁

しておいてペッパーミルポーズを真似るのは「猿真似」

以外の何物でもないだろう。

第一、ヌートバー君は相手を貶める為にしてはいない

パフォーマンスなのだから、真似られても困るだろう。

 

だから審判から「慎むように」と注意を受けたのだ。

 

試合後に、注意された側の監督が反発した。

「これだけ日本中で話題になったのに何故駄目なのか

理由が知りたい」

高野連は「高校野球としては不要なパフォーマンスや

ジェスチャーは従来より慎むようお願いしてきました。

試合を楽しみたい選手の気持ちは理解できますが、

プレーを楽しんでほしいというのが連盟の考えです」と

コメントした。

そしたら、青学陸上部監督が「いまだにこんな審判が

居るんだ? 世の中個性を大切にしようと言ってるのに、

他者を侮辱行為してないパフォーマンスに対して制限

するなんて不思議でならない。負けるな高校球児!」と

茶々を入れた。

 

注意された理由が思い付かない監督と、個性の理解が

乏しい監督に、私はゾッとする。

野球と陸上しか知らない脳の構造なんだろうね。

それこそ「世間知らずの古い指導者」ではなかろうか。

 

先ずは野球部の全国的丸刈り廃止を言うべきである。

その他のことは、坊主頭が居なくなってからだ。

坊主頭にいったいどういう意味があるというのだ。

それこそチンプンカンプンじゃないか。

 


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