のほほん主婦のきまま生活

裏千家茶道と着物大好き

着物のうそつきスリップ

2015年11月21日 | 日記
着物を着る時は、下着に当る肌襦袢を着て、長襦袢を着る。
そしてその上に着物を着る。

本来着物だけで外出するのではなく、その上に塵除けコートか羽織を着るのが正式な着方。
暑がりの私は、略式で着物だけでも平気で外出している。

でも、3枚は着なければならない。
最近の日本の気候は温暖化が進んでいるので、もう11月も下旬に入ったのに、私の住んでいるところの最高気温は20度近くある。

着物を着るにもルールがあって、7月8月は盛夏と言って絽とか紗と呼ばれる着物や、麻の上布という着物を着る。
外から見ると涼しげに見えるが、実は皆さん汗だくで、あせもを作る方もおられます。
でも着物好きは、それでも我慢してきている。

6月と9月は、着物の裏地をつけない単衣と呼ばれる着物を着ることになっていて、お年を召された方は守っておられる方もいらっしゃいます。
そして、10月~5月は八掛けと呼ばれる質のいい裏地のついた袷という着物を着ます。

胸元をきつく締めるから顔には汗をかかないと、女優さんは言われているが、たぶんがんがんに冷房を効かせなければありえないこと。
ただ、京都の舞妓さんや芸子さんは、暑い京都でも仕事をこなしておられるとか。
これぞプロ根性。

でも素人には無理な話。
それで、うそつきスリップという襦袢がよく売れている。愛用者は多い。
私もそのひとり。

肌襦袢に当る襦袢なんだが、マジックテープで季節に応じた袖をつけ、長襦袢につける半衿をつけてあって、その上に着物を着れば、普通に着物を着ているように見える。
そして、素材によっては、半衿をつけたまま洗濯機で洗えるものもある。
私は手洗いしているが。

汗かきの私が袷の着物を着るのは12月~3月か4月まで。
殆ど単衣の着物を着ています。
変わり目には、袖口と下半身だけ八掛けをつけた背抜きという着物を着ています。

それでも、歩いたりお茶のお稽古をしていると汗が出ます。
茶釜にお湯を沸かすので、熱源の傍はとても暑いんです。

かなりルール違反をしてでも、やっぱり着物を着たい私です。
最近は着物がブームになっていて、お若い方にも結構人気が出ています。

季節ごとの発刊なので年4回ですが「美しいきもの」という雑誌があります。
きもの人気のせいか、来年発行分から内容が新しくなるとのこと。
今からとても楽しみにしています。



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