朝方、まだ頭の中は薄ぼんやりの時のことです、ラジオ
から何げなく聞こえて来たお話です。
とても心に残ったので書き留めたいと思いました。
始めはこの人が誰なのか分からないで聴いていました
東日本大震災で被災地に救援に行った時の事だそうです
救援物資を何百人と並んで待っている人達に、百人単位で
5分間で好きなものを選ばせていた時、赤ちゃんを抱いた
お母さんが後、3分もないのに二枚の子供の洋服をどれを
選ぼうかと迷っていたのだそうです、余り迷っているので
2枚お持ちになればと声を掛けたら、まだ並んでこれからの
お母さんも欲しいでしょうから、1枚にしますと言って
その場を去ったとか。
このお母さんの取った行動になんて言葉を掛けたらいいのか
分からなかったとか・・・・・。
まだまだ日本人は捨てたものじゃないと・・・・
それから次に行った時、炊き出しでおうどんを被災者に
配っていた時の事、やっと自分の番が来て一杯のおうどんを
受け取った小学生の子供さんが、寒い中その場で食べないで
道路を隔てた場所まで運んでいるので、様子を見ていたら
道路わきに座っているお年寄りの所まで行って届けて、
この子供さんは又、最後列に並んで自分の番を待っていた
そうです。
それを見ていて涙がこぼれたそうです、この子供達の為にも
出来る限りの支援をして行こうと決めているとか。
この人は誰なんだろうと最後まで聴いていたら、あの物まね
で人気のある「コロッケ」さんでした。
この子供達の為にも私達大人が何か行動を起こさなくちゃと
話されていました。
東北の人達は忍耐強さと優しさがあります、是非これからも
支援活動をと心から思いました。
物がなくなると何でも買いだめに走る都会の生活にちょっぴり
恥ずかしいと思う気持がありました。
私達も出来ることは一つでも温かい気持、思いやる心を届ける
事ですね。
