灯台もと暗し

年齢を重ねてくると、自分がいましていたことを一瞬忘れてしまうことがある。ああそうそう、と思いだしてとりあえずかたずける、しばらくすると又あれをどこに置いたのかな、と一生懸命探す。痴呆の始まりなのだろうかと不安になる時がある。狭い家の中を探し回って元の位置に戻ると座っていたそこにあるのに気付いて自分に腹だ立つ。目の前に宝があるのにずーと遠くを探している。灯台もと暗しとはこのことでしょう、気持は随分若いつもりでいるのに、体が付いてこない。やはり健康で若い時が一番いいですね。