演芸特選/NHK-FM(NHKラジオ第1)(「ラジオ深夜便」内)
2006(H18)/01/31(火) 01:05-02:00
柳家金語楼 「釣りの酒」 (音源データ アナウンスなし)
五代目 古今亭志ん生 「文七元結」(*02) (音源データ アナウンスなし)
司会:古屋和雄
●柳家金語楼 プロフィール(演目放送前に紹介)
明治34年(1901) 東京の芝に生まれ
明治39年(1906) 二代目三遊亭金馬の一座で 少年落語家 金登喜(きんとき)で出演をします
明治44年頃(1911頃) 小金馬 と改名
大正9年(1920)の6月に 金三(きんざ)で 真打と成ります
関東大震災の後 金馬の門を離れて 初代柳家三語楼の一座に移り
大正13年(1924) 6月 柳家金語楼 と改名をします
昭和5年(1930) 六代目春風亭柳橋さんと共に「日本芸術協会(*01)」を結成します
有崎勉(ありさき つとむ)の名で 新作落語を数多く発表しました
昭和15年(1940)には「金語楼劇団」を結成
戦後は「舞台」「映画」そして「テレビタレント」として NHKの「ジェスチャー」等の番組で活躍をしました
●五代目 古今亭志ん生 プロフィール(演目放送前に紹介)
昭和14年(1939)に 五代目を継ぎました
多くの師承から学んだ話芸を継承して 現在でも数多くのファンがあります
*(*01)「日本芸術協会」=現在の落語芸術協会
*(*02)「元結」(もっとい もとゆい)
結った髪の束ねた所を結ぶ細い紐 または「こより」や「水引」
こより=和紙を細長く切って よりをかけて紐状にしたもの
水引=こより と同じく 和紙を細長く切って よりをかけて紐状にしたものを「糊(のり)」で固めたもの
「結納」で使われたり 「祝儀袋」「不祝儀袋」等に使われているので お馴染みだと思う
*「演芸特選/NHK-FM(NHKラジオ第1)」 次回の放送予定は 02/07(火)08(水)09(木)深夜 01:05頃~
02/07(火)深夜 春風亭柳昇「日照権」 五代目 古今亭今輔「ねぎまの殿様」
02/08(水)深夜 二代目 神田山陽 講談「越の海勇蔵 出征相撲」 四代目 春風亭柳好「禁酒番屋」
02/09(木)深夜 天津羽衣 浪曲「恋の絵図面」 八代目 春風亭柳枝「たらちね」
NHKラジオのホームページ 「ラジオ深夜便」の「ラジオ深夜便番組表」では
02/07(火) 二代目 古今亭今輔 とあるが 五代目 古今亭今輔
02/08(水) 二代目神田山陽 講談「越の海勇蔵 出征相模」となっているが「出世相撲」の間違い
--------------------------------------------------
ラジオ名人寄席(再放送)/NHKラジオ第2
2006(H18)/01/31(火) 12:10-12:35
二代目 三遊亭百生 「菊江の仏壇」(2) (音源データ アナウンスなし)
千家松人形・お鯉 「音曲吹き寄せ」 (音源データ アナウンスなし)
席亭:玉置宏
「残しておきたい江戸情緒 下座のお囃子 寄席幟」
「ラジオ名人寄席」 あたくしは席亭の玉置宏でございます 御来場 誠に有難う存じます
この「ラジオ名人寄席」には 嘗て一世を風靡いたしました 東西演芸界の「名人」「上手」「人気者」が
それぞれの十八番で御機嫌を伺います
◆席亭解説(前半 演目放送前)
今席は 前回に続きまして 二代目三遊亭百生さんの「菊江の仏壇」 後半でございます
「大店(おおだな)」の若旦那 道楽もんでございます この倅(せがれ)の道楽を止めさせようとして
「お花」と云う 気だての好い嫁を 持たせたんでございますがぁ
若旦那は一月と持たない内に また 家を空けるようになりました お花は患ってしまいまして「里」へ帰ります
大旦那が意見を致しますと 若旦那は「信心深い お父っあん のべつ あっちこっちのお寺巡り 大金を
はたいて 気に入っているという 大きな仏壇を買ってあげたのに 一月と持たない内に また お寺巡り
に出掛けてしまう」
「なんですか? そんな毎日は」と遣り返します
「お寺巡りと極道を一緒にするやつがありますか」 親子喧嘩が始まります
そこへ「お花の里」から容態が急変したという知らせが入ります 大旦那は 小僧の定吉を連れまして 看病に
出掛けます
さぁ 「これ 幸い」と遊びに行こうとする若旦那に 番頭は一計を案じます
「若旦那が夢中になっている芸者の菊江を家へ呼んで 家で宴会を開こうではないか」
さぁ 大変な事になりました お店は早仕舞い 店の者も一緒になって「大宴会」が始まっております
それでは 二代目百生さんの「菊江の仏壇」 後半でございます
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆席亭解説(前半 演目放送後)
二回に渡ってお送り致しました 二代目三遊亭百生さんの「菊江の仏壇」でした
==============================
◆席亭解説(後半 演目放送前)
さぁ 今日の残ったお時間 寄席にお彩りとして欠く事のできない 「音曲吹寄せ」でお楽しみ頂きましょう
千家松人形・お鯉さんでございます
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆席亭解説(後半 演目放送後)
良いですねぇ~ 「音曲吹寄せ」 千家松人形・お鯉さんでございました
お鯉さんは 小でっぷりとなすって貫禄十分 え~ 人形さんは 小柄で細身でございます お二人で
お三味線を持って そして 皆さんに「ちょこ ちょこ」っと 笑いを頂きながらの 13分の高座
もう「膝がわり(*01)」にはたまらない御両人でございました
え 今日は時間が無くなりましたんで 御両人の事を細かくお伝え出来ませんけれども お鯉さんは嘗て
瀧乃家お鯉・鯉か(*02) と云う漫才さんでございました
でぇ~ 鯉かさんも お一人になってから音曲をなすっておりました
え~ また 何かの折に お二人の「音曲吹寄せ」をお届けしたいと思います
今席は二度に渡りまして 二代目百生さんの「菊江の仏壇」と 千家松人形・お鯉さんの「音曲吹寄せ」でした
お相手は 席亭のわたくし玉置宏でした それでは次回をお楽しみに
本日も「ラジオ名人寄席」への御来場 誠に有難う存じました
*2003(H15)/05/13 2005(H17)/02/01再放送
*(*01)「膝がわり」
「トリ」の一つ前の出番の事 色物が多い 「トリ」は寄席で最後の出番の事
現在では寄席以外ででも最後の出番を「トリ」と使っている事も多い
「紅白歌合戦」での「大トリ」と呼ばれているのは 一般的にも良く知られている
*(*02)「瀧乃家お鯉・鯉か」漢字詳細不明 適当に当て字にした
--------------------------------------------------
真打ち競演/NHKラジオ第1
2006(H18)/01/31(火) 21:05-21:55
浪曲漫才:さがみ良太・いずみ
アコーディオン漫談:近藤志げる 「野口雨情」
落語:四代目 桂米丸 「りんご」 作:星新一
収録日? 東京・渋谷 NHK放送センタ-505スタジオ 収録
司会:中江陽三(元NHKアナウンサー)
◆演者紹介(番組冒頭)
●さがみ良太・いずみ
初代の浪曲家 相模太郎さんの門を叩いて 昭和41年(1966)から長年コンビを組みました「三太・良太」さんが
それぞれの道を 歩むようになられまして さがみ良太さん いずみさんとの 浪曲漫才を始められまして
そろそろ2年でございますね
*良太と いずみ は実の親子 良太夫人も浪曲師 たまに浅草の木馬亭にも出演しているとのこと
●近藤志げる
この方はですね ちょっと変った経歴の方でございましてねぇ
昭和27年(1952)に 神戸からギター1本持って上京されまして その後アコーディオンを弾くようになって
銀座で「流し」をなさいます
立川談志さんに見出されて 芸能界に入って来られまして その後「童謡」 特に野口雨情の童謡を中心に
演芸を展開してこられました
そして 北原白秋 西条八十にも手を広げて この3本が この方の「ライフワーク」みたいな恰好で「童謡」を
中心にした漫談でございます 最近はサトウハチローさんも手掛けられる様になった という
こういう経歴の方は少ないんじゃないかと いう風に思いますね
●四代目 桂米丸
まぁご存じの 大御所でございますねぇ
終戦直後 古今亭今輔さんの門を叩かれまして もう60年経ちます
落語芸術協会の会長さんから 最高顧問という形になりまして
戦後の新作落語の一つの旗頭として進んで来られました
2006(H18)/01/31(火) 01:05-02:00
柳家金語楼 「釣りの酒」 (音源データ アナウンスなし)
五代目 古今亭志ん生 「文七元結」(*02) (音源データ アナウンスなし)
司会:古屋和雄
●柳家金語楼 プロフィール(演目放送前に紹介)
明治34年(1901) 東京の芝に生まれ
明治39年(1906) 二代目三遊亭金馬の一座で 少年落語家 金登喜(きんとき)で出演をします
明治44年頃(1911頃) 小金馬 と改名
大正9年(1920)の6月に 金三(きんざ)で 真打と成ります
関東大震災の後 金馬の門を離れて 初代柳家三語楼の一座に移り
大正13年(1924) 6月 柳家金語楼 と改名をします
昭和5年(1930) 六代目春風亭柳橋さんと共に「日本芸術協会(*01)」を結成します
有崎勉(ありさき つとむ)の名で 新作落語を数多く発表しました
昭和15年(1940)には「金語楼劇団」を結成
戦後は「舞台」「映画」そして「テレビタレント」として NHKの「ジェスチャー」等の番組で活躍をしました
●五代目 古今亭志ん生 プロフィール(演目放送前に紹介)
昭和14年(1939)に 五代目を継ぎました
多くの師承から学んだ話芸を継承して 現在でも数多くのファンがあります
*(*01)「日本芸術協会」=現在の落語芸術協会
*(*02)「元結」(もっとい もとゆい)
結った髪の束ねた所を結ぶ細い紐 または「こより」や「水引」
こより=和紙を細長く切って よりをかけて紐状にしたもの
水引=こより と同じく 和紙を細長く切って よりをかけて紐状にしたものを「糊(のり)」で固めたもの
「結納」で使われたり 「祝儀袋」「不祝儀袋」等に使われているので お馴染みだと思う
*「演芸特選/NHK-FM(NHKラジオ第1)」 次回の放送予定は 02/07(火)08(水)09(木)深夜 01:05頃~
02/07(火)深夜 春風亭柳昇「日照権」 五代目 古今亭今輔「ねぎまの殿様」
02/08(水)深夜 二代目 神田山陽 講談「越の海勇蔵 出征相撲」 四代目 春風亭柳好「禁酒番屋」
02/09(木)深夜 天津羽衣 浪曲「恋の絵図面」 八代目 春風亭柳枝「たらちね」
NHKラジオのホームページ 「ラジオ深夜便」の「ラジオ深夜便番組表」では
02/07(火) 二代目 古今亭今輔 とあるが 五代目 古今亭今輔
02/08(水) 二代目神田山陽 講談「越の海勇蔵 出征相模」となっているが「出世相撲」の間違い
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ラジオ名人寄席(再放送)/NHKラジオ第2
2006(H18)/01/31(火) 12:10-12:35
二代目 三遊亭百生 「菊江の仏壇」(2) (音源データ アナウンスなし)
千家松人形・お鯉 「音曲吹き寄せ」 (音源データ アナウンスなし)
席亭:玉置宏
「残しておきたい江戸情緒 下座のお囃子 寄席幟」
「ラジオ名人寄席」 あたくしは席亭の玉置宏でございます 御来場 誠に有難う存じます
この「ラジオ名人寄席」には 嘗て一世を風靡いたしました 東西演芸界の「名人」「上手」「人気者」が
それぞれの十八番で御機嫌を伺います
◆席亭解説(前半 演目放送前)
今席は 前回に続きまして 二代目三遊亭百生さんの「菊江の仏壇」 後半でございます
「大店(おおだな)」の若旦那 道楽もんでございます この倅(せがれ)の道楽を止めさせようとして
「お花」と云う 気だての好い嫁を 持たせたんでございますがぁ
若旦那は一月と持たない内に また 家を空けるようになりました お花は患ってしまいまして「里」へ帰ります
大旦那が意見を致しますと 若旦那は「信心深い お父っあん のべつ あっちこっちのお寺巡り 大金を
はたいて 気に入っているという 大きな仏壇を買ってあげたのに 一月と持たない内に また お寺巡り
に出掛けてしまう」
「なんですか? そんな毎日は」と遣り返します
「お寺巡りと極道を一緒にするやつがありますか」 親子喧嘩が始まります
そこへ「お花の里」から容態が急変したという知らせが入ります 大旦那は 小僧の定吉を連れまして 看病に
出掛けます
さぁ 「これ 幸い」と遊びに行こうとする若旦那に 番頭は一計を案じます
「若旦那が夢中になっている芸者の菊江を家へ呼んで 家で宴会を開こうではないか」
さぁ 大変な事になりました お店は早仕舞い 店の者も一緒になって「大宴会」が始まっております
それでは 二代目百生さんの「菊江の仏壇」 後半でございます
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆席亭解説(前半 演目放送後)
二回に渡ってお送り致しました 二代目三遊亭百生さんの「菊江の仏壇」でした
==============================
◆席亭解説(後半 演目放送前)
さぁ 今日の残ったお時間 寄席にお彩りとして欠く事のできない 「音曲吹寄せ」でお楽しみ頂きましょう
千家松人形・お鯉さんでございます
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆席亭解説(後半 演目放送後)
良いですねぇ~ 「音曲吹寄せ」 千家松人形・お鯉さんでございました
お鯉さんは 小でっぷりとなすって貫禄十分 え~ 人形さんは 小柄で細身でございます お二人で
お三味線を持って そして 皆さんに「ちょこ ちょこ」っと 笑いを頂きながらの 13分の高座
もう「膝がわり(*01)」にはたまらない御両人でございました
え 今日は時間が無くなりましたんで 御両人の事を細かくお伝え出来ませんけれども お鯉さんは嘗て
瀧乃家お鯉・鯉か(*02) と云う漫才さんでございました
でぇ~ 鯉かさんも お一人になってから音曲をなすっておりました
え~ また 何かの折に お二人の「音曲吹寄せ」をお届けしたいと思います
今席は二度に渡りまして 二代目百生さんの「菊江の仏壇」と 千家松人形・お鯉さんの「音曲吹寄せ」でした
お相手は 席亭のわたくし玉置宏でした それでは次回をお楽しみに
本日も「ラジオ名人寄席」への御来場 誠に有難う存じました
*2003(H15)/05/13 2005(H17)/02/01再放送
*(*01)「膝がわり」
「トリ」の一つ前の出番の事 色物が多い 「トリ」は寄席で最後の出番の事
現在では寄席以外ででも最後の出番を「トリ」と使っている事も多い
「紅白歌合戦」での「大トリ」と呼ばれているのは 一般的にも良く知られている
*(*02)「瀧乃家お鯉・鯉か」漢字詳細不明 適当に当て字にした
--------------------------------------------------
真打ち競演/NHKラジオ第1
2006(H18)/01/31(火) 21:05-21:55
浪曲漫才:さがみ良太・いずみ
アコーディオン漫談:近藤志げる 「野口雨情」
落語:四代目 桂米丸 「りんご」 作:星新一
収録日? 東京・渋谷 NHK放送センタ-505スタジオ 収録
司会:中江陽三(元NHKアナウンサー)
◆演者紹介(番組冒頭)
●さがみ良太・いずみ
初代の浪曲家 相模太郎さんの門を叩いて 昭和41年(1966)から長年コンビを組みました「三太・良太」さんが
それぞれの道を 歩むようになられまして さがみ良太さん いずみさんとの 浪曲漫才を始められまして
そろそろ2年でございますね
*良太と いずみ は実の親子 良太夫人も浪曲師 たまに浅草の木馬亭にも出演しているとのこと
●近藤志げる
この方はですね ちょっと変った経歴の方でございましてねぇ
昭和27年(1952)に 神戸からギター1本持って上京されまして その後アコーディオンを弾くようになって
銀座で「流し」をなさいます
立川談志さんに見出されて 芸能界に入って来られまして その後「童謡」 特に野口雨情の童謡を中心に
演芸を展開してこられました
そして 北原白秋 西条八十にも手を広げて この3本が この方の「ライフワーク」みたいな恰好で「童謡」を
中心にした漫談でございます 最近はサトウハチローさんも手掛けられる様になった という
こういう経歴の方は少ないんじゃないかと いう風に思いますね
●四代目 桂米丸
まぁご存じの 大御所でございますねぇ
終戦直後 古今亭今輔さんの門を叩かれまして もう60年経ちます
落語芸術協会の会長さんから 最高顧問という形になりまして
戦後の新作落語の一つの旗頭として進んで来られました