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雄一郎の半生

こんな人生もあるのですね。ノンフィクションの半生記
全ては、書けませんが。。。

遊びまくり

2021年01月22日 06時00分00秒 | 日記

雄一郎の半生

K子とは、別れていろんな女の子と

付き合った。でも、みな年上の子で

年下の子は、少なかった。まだ、17歳で

そろそろ、普通車の免許が取りたかった。

家にいても、母に反抗して窓ガラスを

割ったり、シン〇ーを吸ったりで

荒れまくっていた。

でも、普通車の免許が取りたいと

母に言うと、許しが出て、勿論

取得の費用は全額出してもらうことに

なった。

隣の市の教習所に、バイクで通った。

腕には自信があり、規定で仮検も

本検も一度で合格し、県の自動車

センターにも学科試験が、一度で

パスし、免許が交付された。1973年の

ことである。

そして、さらに行動範囲が増え

当時は、高度成長の終わりごろ

だったが、一日にガソリンスタンドに

勿論ツケで、2度入れに行くほど

車に乗っていた。

母には、いい加減燃料代が嵩み過ぎ

ガソリンスタンドから二重請求かと疑うほど

燃料代がかかっていた。

車は、最初は中古の当時人気のあった、

ニッサンスカイラインGTでアンテナや

フォグランプを付けたりと費用も

かさんでいた。母からは、仕方なく

隣の市のすし店を永年行っていた

店に紹介するので、

働くように言われたが・・・

 

 

次回につづく

 

 

 


若気の至り

2021年01月19日 06時00分00秒 | 日記

雄一郎の半生

前回の続きから、逆ナンパされた

女の子は、K子といい、遊んでいた

隣の町に住んでいることが分かり

ました。この子とのデートで海に

行くことや、休みにバイクでどこに

出かけるか?などで仕事が手に

着かないほどに熱が上がって

いました。しかし、この子は

当時のプレイガール(古い言い方)

とでもいうのか、男遊びをしている

女の子だったのです。そんな子に

振り回されて、結局遅刻はするし、

ラーメンの仕込みを少しづつ

任されるようになっていたのに、

店を辞める破目になりました。

バカな自分だったなぁと

つくづく反省しています。

この子は、若くは見えましたが

実際は22歳で、私より5歳も年上でした。

そして、1年後に別れました。

その後はと言うと、仕事もしないでまた、

市内をブラブラしている毎日が続き

また、ケンカの毎日でもあり、よく警察の

パトカーが巡回に来ると逃げていました。

この頃は、今の若い方は知らない

でしょうが、シンナーを吸う遊びが

流行ったり、当時は通常使用しても

問題の無かった、○タスという注射が

流行っていて、こんな事にも首を

突っ込んでいました。○タスを打つと

頭髪が逆立ったような感覚になり、

暫くは、眠気が全くなくなります。

当時は、長距離の石材を積んで

夜のうちに運搬する、ダンプカーの

運転手さん達の間で、流行って

いたようで一般の薬局で購入

出来ました。それで、夜通し

遊んでいました。こんな事ばかり

していて、世間に対して唾を吐き

何とも言えない日々を送って

いたのです。そして、天罰が

下ります。

 

次回につづく


ラーメン店では・・・

2021年01月15日 06時00分00秒 | 日記

雄一郎の半生

 

勤め始めたラーメン店では、

朝9時には店に出て掃除を始めます。

その後に、10時の開店までは

朝食をとり、店を開ける準備を

して、忙しい昼を過ぎると交代で

休み時間があります。

この休み時間は、昼食をとり

近くの喫茶店でタバコを吸ったり、

お茶を飲んだりしてゆっくり過ごす

日々です。休みが終わると、店に

行き夕方からの忙しい時間をやり

過ごし、10時には夕食をとり

皆で、銭湯行きます。

店には、店主のほか、店主の妻と店主の

息子二人と私の5人で行っていますが、

もっぱら店主は、パチンコをやったり

室内の釣り堀に行ったりして遊んでいます

風呂から帰ると、店の近くの二階建ての

家に息子二人と泊まっていました。

兄の方が二階に、弟と私は一階に寝ています

ある日の夜中に、「火事だー」という声に

むっくり起きると、目の前の玄関の

ガラス戸が真っ赤になっていました。

びっくりしてただ、呆然としていると、

「水、水をかけろー。」と二階の兄が

飛び出して風呂から水をバケツで

掛けています。私は、手伝ってはいますが、

体があまり動いていません。

兄弟と一緒に、近所の人達も一緒になって、

消火をしています。

ここは、路地ばかりで消防車は入れない

狭い住宅街でしたので、早めに消火しなければ

周りの住宅にも燃え移り、大変なことになって

いたでしよう。しかし、何とか消火出来て

一段落しました。出火の原因は、誰かが

向かいの印刷工場の脇にあった紙の山に

たばこを捨てたのが原因のようでした。

 

そんなこともあった、ある休みの日に

店の近くの喫茶にI君と行っていると、

下から女の子が二人で上がって行きました。

ここの喫茶は4階まであり、4階は

当時あちこちで人気のあった同伴席があり、

1階から3階までが一般席になっており

すべて中二階の構造になっています。

結構な喫茶ブームと相まって

ここの喫茶店も賑わっていました。

そして、上の階に上がって行った

女の子の一人が何かのフルーツを

持って降りてきました。

「これ食べない?」と言って微笑んで

話しかけてきました。見た感じは

当時流行っていた、ミニスカートで

丸顔のどう見ても18歳にしか、

見えない女の子でしたが

これは実は、逆ナンパだったのです。

そして、この子と付き合うように

なるのですが・・・

 

次回につづく

 

 

 

 

 


自棄になり

2021年01月12日 06時00分00秒 | 日記

雄一郎の半生

 

父に会うこともかなわず、家にいても

毎週のように、男たちが酒を飲みに

集まってきます。ある晩も隣の部屋

から、酔っぱらいの声や歌声などが

聞こえて眠れません。そこで

コンセントに銅線を刺してブレーカー

を落としました。皆は停電となり

一瞬、騒ぎが止まりますが、また母が

ブレーカーのスイッチを上げて復旧すると

大騒ぎです。これを2から3回ほど

繰り返してみましたが、「なんで

ブレーカーが落ちるんだろう」とか言って

スイッチを上げ復旧しています。

⁂ ⁂ 絶対にコンセントに銅線等を

差し入れて、ショートをさせることは

行わないように願います。

火災になるなど大変危険です。⁂ ⁂

こんな生活が嫌になり、町に出てぶらぶら

していると、当然ながら、やっちゃん(暴力団)

に声を掛けられます。行きたくもない喫茶店に

誘われたり、車で遊びに行ったりの

毎日です。それで家に帰るのが嫌なので

この町で仕事を探すことになりました。

仕事といっても、私は何もできません。

友達の紹介で、韓国の方が経営している

ラーメン店に住み込みで働くことに

なったのです。

 

次回につづく

 


10数年ぶりに父に会いに行く

2021年01月08日 06時00分00秒 | 日記

雄一郎の半生

 

家でぶらぶらしながら、毎日仕事

もしないで遊んでいました。

母は、仕事しろ、と言う

毎日でしたが、半分バカにして

隣の町に遊びに行っていました。

I君の遊び仲間のМ君とも、

一緒にバイクでディスコに

行ったりの毎日です。

この頃は多感な時期で何となく、

父の顔が見たくなっていました。

今まで聞いていた父と、

実際の父はどんな人だろうと

思っていたのです。ある日、

父に会いたいので母に、

どうしたら会えるかと、尋ねると

ある町の駅前に父の親せきが

食堂をしているので

その食堂に行けば、父と連絡

をしてくれると思うという

ので、早速バイクでその食堂に

行くことにしました。

食堂に着き、中のおばさん

から「何を注文しますか」

と、言われましたがモジモジ

して、○○○(父の本名)を言い、

会いたいと伝えると、急に

あたふたして、

どこかへ電話を掛けていました。

暫くすると、トラックで父が

現れ、バイクを荷台に積んで、

家に行こうというのです。

父のいうまま、父の家に行き

ました。すると、幼い女の子が

二人と色白の奥さんがいました。

「夕飯を食べていきな。」

との事で、一緒に食べた後、

その奥さんから

「もう、ここには来ないで

ほしい。お父さんと貴方の

お母さんは以前そういう

取り決めをしているので」と

何やら手渡されたものがあり、

「帰ってから開けて」と

言われました。

自分は納得がいきません。

父や母の取り決めかは知ら

ないが、どうして自分の自由

まで勝手に決められるのか、

腹が立ちました。帰りに、

帰ってから開けてと言われた

ものを開けると

1万円札が入っていました。

当時の一万円は今にすると

倍ほどの価値があったかも

しれません。これを見て

なおさら、頭に来ました。

「もう、お金を上げるから

来るな」という事かと。それに、

なぜか帰り道は、涙があふれて

前が見えない程でした。

もう二と度と会えないのか。

と悲しくて涙が止まらない

状態で、バイクで夜道を

帰りました。

そしてさらに、世間に対して

も反抗が始まるのです。

 

次回につづく