波止釣大好き(特に落とし込み)

大阪湾がメイン。毎週釣りに行くのであまり 金をかけない釣り!
自作ヘチ竿で チヌ、キビレを釣るのが大好き!

ヘチ竿作りました。(作り方あり)約1年ぶり

2018年10月15日 06時41分29秒 | 日記

10月14日(日)

久しぶりにヘチ竿作りました。
乾燥した竹から約2カ月はかかったかな?
今回は4色研ぎ出し。
下から 黒、白、緑、朱 最後仕上げは中透明。
ちょっと失敗は白です。
白は 最後に中透明の漆を塗ると 変色してしまい、
まるで 竹の地色みたいになってしまった事。



ヘチ竿作り

一般家庭でも出来 安上りの方法です。
決して専門的は高価な竿にはなりませんが、釣るには十分です。
(ハリス1号54cmチヌが自己ベスト)
(ハリス0.8号でも 50cm程度は上げられますが腕次第です。)
カーボン竿に無い 魚が自然に上がって来る様な感覚が味わえます。
(個人的な感覚です。)

トップは ソリット。
2番手は 高野竹(スズダケ)
3番手は ヤダケ又はメダケ
4番手(グリップ)は布袋竹又は亀甲竹

特に必要な物
電気ドリル、ドリルは3Φ、6.5Φ、11Φの3本
(11Φは木工用でOK)
ホームセンターで売っているバーナー
耐水サンドペーパー 400番 1000番 1500番

4番手グリップは 取って来て約1年程度 雨の掛からない 出来れば日が当たる場所に 放置すれ十分です。
曲がりがあれば バーナーやカセットコンロで炙り伸ばします。
(必ず軍手をして下さい。)
この時。全体的に炙ると油がとれます。(焦がさないよう 弱火で炙る)
(釣り具屋で1500円程度で市販されています。油抜きは出来ています。。)
まず、接続部の糸を巻きますが 糸の太さは0号です。初めてなら黒色が無難。(極太の一つ上のランク)なけねば 極太黒でもOKです。
3番手は接続部に糸を15cm位巻いたら 最初と最後部分をアロンで固定します(1週)。
次に3番手が入る継部は11Φのドリルで穴開けします。
巻いた糸部分に漆を塗ります。(初めてなら黒が無難です。)
薄目液は少なめでべったり塗ります。1回塗る度半日以上は乾かし4回塗ります。
4回目が乾いたら 400番位のサンドペーパーで表面を磨き、5回目を塗ります。
これで、綺麗に仕上がりますが、気にいらなければ、再度表面を磨き再度漆を塗って下さい。これでもOKですが 漆を保護したい人は 透明のウレタンを塗って仕上げて下さい。
A剤、B剤を混ぜて使用するウレタンがオススメです。(私は塗ります)
グリップ全体ですが、そのままでもOKですが、しぶく見せるなら 漆の透きを塗ります。
漆独特の薄茶になります。これを塗るなら 塗った後 ウレタンを塗って下しい。
使用していると 漆がはがれてきます。
次にリール台ですが、台の真ん中の糸巻き部を輪ゴムやテープで仮固定し、両再度から巻いていきます。巻いた糸部の仕上げも上記同様に何度も漆を塗って下さい。ただ巻いた部分が短いので サンドペーパーの磨きが出来ません。
注意・・・リール台やガイドを付ける場合 竹の節目が横になる様に付ける。

3番手は メダケかヤダケを使用します。乾燥は4番手グリップと同じ位です。
節の処理を行って 全体をバーナーで炙り曲げを伸ばし 油抜きをます。
接続部は殆んど4番手グリップと同じです。2番を継ぐ穴は6.5Φです。
グリップ同様の作業になります。
(接続部の糸を巻く長さは10cm程度になります)
4番手グリップの穴は11Φですので、3番手下は11Φまで削って下さい。
カッターなどで粗削りして ヤスリやサンドペーパーで仕上げます。
4番手のグリップに10cm程度は入る位削って下さい。
削りおわったら その削った分弱くなるので 竹の穴を別の竹を10cm程度
入れて木工用ボンドで固定して下さい。(補強)


2番手は高野竹(スズダケ)です。乾燥には2~3年かけて下さい。
なかなか乾燥しません。早く使いたい場合は 取って来たら直ぐにバーナーで青い竹色から 薄茶になるまで炙り油抜きをします。次に夏場の暑い時に車の中、フロントの所に置いて乾燥します。1週間から2週間程度です。乾燥の目安は 高野竹を90度に曲げ3秒から5秒後に放します。放して直ぐに曲がりクセを見ます。軽く「く」の字に曲がっていれば乾燥はまだです。ほんの少しだけ 曲がっていてしばらく放置して殆んど真っ直ぐに戻ればOKです。
カセットコンロの上やバーナーで炙りでもOKですが、毎日焦がさないように炙り2週間はかかります。
高野竹の節の曲がりを伸ばすのは 結構面倒ですがバーナーで軽くい温めの程度炙り 軍手をした手で伸ばせます。
加工は 上1番手接続部は3Φで穴を開け、下3番手は6.5Φまで削ります。以下3番手と同じです。下部の穴の補強には竹櫛を加工して補強して下さい。(高野竹の穴は小さい為)
高野竹はネットでは 1本2800円程度で販売しています。
高野竹は標高200m以上の山に生えています。ネザサに似ています。葉の大きさが違い、
取ってバーナーで薄茶になるまで炙り 白いウエスで拭くとウエスに薄い茶色いものがつきます。判断材料にして下さい。


1番手トップですが、ソリット棒3Φ50cmを加工します。
電気ドリル固定し、平ヤスリ2本で挟んで電気ドリルを回し削ります。
先端に5B重りを付け、元から先端が約10cm下がるまで削ります。
後はガイド付けるだけです。
私の場合、先にミクロガイドをアロンで固定します。固定後 糸は太ピンクでソリット棒とガイドを一緒に巻いていきます。(30cm位まで)
巻終わったら ガイドの部分のみアロンを追加しガイドをさらに固定します。

この方が早く作れます。1個1個ガイドに糸で固定するのもありですが、ソリット棒の
細い部分全体に糸を巻く事により 折れる事が少なくなります。
ガイドが細かく面倒なら、釣り具店で市販されている 筏の穂先でもOKです。
元3Φの筏竿先は市販されていませんので 元4から5Φの筏竿先購入して 下の部分をカットして使用するのもOKです。また、ソリット棒3Φ先0.5ミリ長さ約90cmのものが市販されていますので それにそのままガイドを付けて制作していくのもありです。

漆ぬり研ぎ出しですが、最初は2色がオススメです。
まず、下に色は黒を塗ります。半日程度乾かしも一度 黒をしっかり厚めに塗ります。
1日は乾かし朱色を塗ります。この時は若干薄目でぬります。あまり濃く厚く塗ると研ぎ出しが大変です。耐水サンドペーパーは1500番で 表面の朱色を削って下さい。サンドペーパーは水に濡らして下さい。表面の朱色を厚く濃く塗った場合は サンドペーパーは1000番400番を使用しますが。削りすぎに注意して下さい。削りすぎて竹自身の表面が見えても、また黒か朱色をぬれば、修正はいくらでも出来ますので安心して下さい。
研ぎ出しに納得すれば、本透明漆か中透明漆を塗り、最後はウレタンを塗って保護して下さい。研ぎ出しは個人のセンスです。どの程度下地の黒を出し表面の朱色を残すか?お任せです。頑張りましょう。
その他オススメの2色研ぎ出しは 下地は黒で表面は緑です。なかなかしぶいです。

慣れてくれば 3色研ぎ出し4色研ぎ出しにチャレンジしてみて下さい。


リール台は600円程度。
ガイドは 3番手は2個で 下からNO12(200円程度)。NO10.
2番は下からNO8 NO7 NO6 いずれも170円程度。
ガイド固定糸は 太黒が無難です。1個1個巻いて付けて下さい。
巻終わったら 黒漆を何度塗って下さい。1回塗ると最低半日は乾かし5回も塗れば
十分に綺麗に仕上がります。
トップはミクロガイドの大きさは 個人センスにお任せとします。
8~10個入りで500円前後
漆は1色500円以下、薄目液の小瓶ならほぼ同じ。
糸0号は300円程度? 太ピンクは150円前後 ソリット棒3Φ50cm
(糸メーカーは全てイカリ印)
は2~300円程度。A剤B剤を混ぜる透明ウレタンはセットで1000円位。



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