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サンチョパンサの憂鬱

サンチョパンサの食卓(142)兎に角?犯人を探せ!の時代

ここ十年くらいか?
兎に角アカラサマな嫌韓、嫌中の言葉を選ばない批判、批判、批判の嵐……といった風が吹き荒れる様になった……。

ナショナリズムの台頭と共に、SNSに吹き荒れるのは『稀に肯定的意見』はあるにはある。
しかし殆どが日本人同士、業界人同士の攻撃的批判の応酬で日々が過ぎていく。

人多く……報われる事が減ると、惨めで苦しい自分の現状の『原因・犯人探し』に夢中になる。
何もこれ、日本人に限った事じゃなく?日本人がアメリカに移民として渡った際には『黄禍論』によって酷い排斥を受けた事がある。

アメリカではアジア人差別で排華、排日を謳う法律まで制定されたりもした。
その国の人間と移民との違いは何か?と言えば『ハングリー精神の強さと持続力』である。

移民として『モノになる』為には何をおいてもひたむきに努力を続ける。安い賃金だろうと労働環境だろうと四の五の文句言う暇があれば働くのである。

このハングリーのマインドパワーは同じ能力ならば、ホームグランドの人間よりアウェーを生きる人間が圧倒的に凌駕してしまう。
アメリカ人達は、恵まれない自分達の原因を『移民の日本人』に求めたのである。

快適な環境でその権利を侵す者が居ない時の長閑で平和な条件が『犯人によって棄損された』から俺達は苦しいのだ!……という理屈である。
『犯人探し』して原因認定したって現実の暮らしは改善しないが『心が報われる』のである。

今の状況を『全て自分に原因を求める人』は必ず現状を改善させる。

誤解して欲しくない。

外国籍の人には無条件で生活保護を与えておいて、日本人には1割強しか支給しない?なぁ〜んてのは絶対に是正させなきゃならない。
税金を払わず、社会保障費用を負担することなく医療保険を使うなぁ〜んてのも変えなきゃならないとお断りしておきます。
 
しかしね?
『日本人の労働の質は紛れもなく劣化している事』は間違いない。
かつての時代……『気が利く?』ソレだけで世界に冠たるサービス業の質を作り上げた日本人。

今……公平に見て日本人の労働者の質って如何なものか?
日本で韓国、朝鮮人達が勝ち得ているステータス。
アメリカで日系の人達がゲットしているステータス。
コレは民族の優劣なんかじゃなく『ハングリー度の違い』によって出た結果なのである。

新自由主義も既に曲がり角に差し掛かり、『自然人の担当出来る仕事も機械との競争に晒される』時代が始まっている。
今度は『俺達が報われないのは人工知能の奴のせいだ!』なぁ〜んて言ってもね……?

綺麗事で言うんじゃなく……。
ハングリー精神を無尽蔵に掻き立てる起点は『人の役に立ち』、『自分に向けられる感謝の言葉』なのである。
人は人の役に立った時……労働のモチベーションは最高に達する。

『人の役に立つ人間になったら?』……一生は安泰なのである。
困っている人は増えている。ソコにビジネスチャンスと生き甲斐が埋もれている。

勉強は出来たほうが良い。しかし人に向ける注意力こそが『コレからの未来に向けて』成否を分けるんじゃないか?
何より人の役に立とうと生きる人は幸せですからね?
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