雷雨

2013-08-10 23:03:03 | 日記
暑いですね。今日は、雷が激しく鳴りました。雨は雷に遅れてやって来て、黒雲と風が先にやって来ました。稲妻が空に真っ直ぐ立っていました。雷が鳴ると、私は雷は怖く嫌なのだけど、でも、どこかで「じごくのそうべえ」が頭に浮かんでくるのです。二人して、「やれ、水を撒け」などと、天で楽しむ気持ちが雷から聞こえるようで、少しだけ、雷の音と稲妻を楽しく聞くことができる。ゴロゴロと、雨や音で、心がかき回される、くっ付いていたものが剥がれ、こころがきれいに水で洗い流されるような快感がある。だから少しだけ、雷を楽しむことができる。でも、調子に乗ったそうべえは、大事な村に大雨を降らせてしまう。ふと、人と自分を見比べて、「人の不幸を笑う」という、人間の愚かさと悲しみとを思う。人(私)の中に、黒い心があって、悪いことをしたとき、にたりと笑う、そういうような姿が浮かぶ。雷を楽しむ自分に、何か後ろめたい思いを抱き、やがて悲しき、その罪に罰が下される、村(自分の大切に思うもの)を失う。(黒い心を持って)生きていくことは、やはり、悲しみなのですか。

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