日曜日は、お墓参りに行きました。せっかく、京都市内に行ったので、帰りに寄り道。本当に久しぶりに上賀茂神社に行きました。前に行ったのは、いつだったかも忘れた。上賀茂神社は、毎年6月30日、夏越(なごし)の祓(はらえ)になると、ふと行きたくなるけども…。その川の清らかな流れに入りたくて。今日の境内の川の水も思ったよりは冷たい。小さな子を連れた人でいっぱい。川は木陰を流れ、浅い水辺で、皆、思い思いにくつろいで過ごしている。石の上にあるプラスチックケースを覗くと、1センチもない小さな魚たちがいた。こんな境内の川にも、実は命がいっぱい住んでいる。この魚たちは、誰の子?大人になれば、どのくらい大きくなるのでしょうか?川は流れ、川を下れば、海に出る。何だろう、小さな魚の細い身体が光り泳ぐこと、遊んでいた子が作ったに違いない、セミのぬけがらで作った文字、川の中の子が笑う声、そのすべてがまぶしいと感じるのは。この禊ぎの川の水により、きれいになる自分は、どんな姿なのだろう。明るく笑い朗らかな子になるのだろうか。それとも、何も知らない、何も持たない、何の罪もない、生まれたばかりの赤ん坊になるのだろうか。そう、この川はただの川、水に入っても何もおこらない、水遊びをしてるだけだから。それでも水に足を浸して心から願うなら、私は、人の傷みを感じることのできる人になれるのでしょうか。
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