キムラトモミの絵と版画 制作ノート

日常の中の非日常、目に見えない大切なものを
少しでも形にしたくて制作しています。猫のいるこの世界が好きです

何故、絵を描くのかの問いについて

2013年06月20日 | 作品
絵を描く苦しみに紛れて、絵を描く幸せが存在することを知っています。
私が私であるためにこの世界と自分との間にある違和感をつなぐために
自分自身を認知するために 制作を重ねたい。そうすることで、
この世界に感謝したいのです。
この世界から受けているはずの恩寵を表現して
この世界から私は認証されたいのです。

「思いがけなさ、反意図的な出会い」
そういうものを銅版画から学んできました
コントロールしきれない
自然との対話、導き、
傲慢であってはならない
卑屈であってはならない
自分を肯定するためのドローイング
世界を愛そうとするための努力

私はかつて労働者として社会に属していました
これからは、夢を売る仕事を目指して、夢を売るために
わたしは、がむしゃらになります。




読書メモ
小山登美夫さん
「アーティストとしての成功には2つある。一つは経済的成功、二つ目は満足のできるよい作品が作れるという成功。ここでいう「良い作品」とはアーティストがモチベーションをもって制作できかつ美術的に価値がある作品をいう。逆にアーティストが「商品」を意識すると良い作品になる確率は低くなりやすい」引用:アーティストとして生きていくためには~ギャラリーからの視点~

ゴッホ
「いま、ちょうど「夜のカフェ」の新しい絵のスケッチを描いたのを郵送したところだ。おそらく僕は最後に日本風の版画をつくるだろう」(1888年アルル)


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