キムラトモミの絵と版画 制作ノート

日常の中の非日常、目に見えない大切なものを
少しでも形にしたくて制作しています。猫のいるこの世界が好きです

galerie“見る倉庫” にて、キムラトモミ展「目の前にあること、目の前にないこと」

2014年11月01日 | 作品
galerie“見る倉庫” にて、キムラトモミ展「目の前にあること、目の前にないこと」を致します。https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=656953667732414&id=656755981085516
11月4日から29日、日曜・祝日を除く 9時から5時まで
galerie“見る倉庫さんは、重症心身障害者をはじめとする障害者が、自由に行きたい場所へ行き、生きたいように生き、地域社会のなかで自立・自律した生活をする。そのような生活が可能となる時代・世代の創造に貢献することを目指している「NPO法人W・I・N・G-路をはこぶ」さんが運営しているギャラリーです。
福祉と地域、人と人をつなぐ架け橋となるよう、利用者の方のランドリースペースをギャラリーとして、様々な作家に解放されています。
この度、声を掛けて頂き作品展をして頂く運びとなりました。
「目の前にあること、目の前にないこと」とは
DMに使用している版画作品のタイトルです。目の当たりにしなければ実感できない事もありますし、想像力で目に見えない事柄に共感できることもあります。
互いにわかりあいたいという相互の歩み寄りが、関係を作り上げるんだよな。そういう当たり前のことを、私はW・I・N・Gさんで学びました。
 それは、初めて施設にご挨拶にお伺いした日。私が自己紹介をすると、利用者の方が目をぱちぱち、まばたきをしている。スタッフの方がそれを読み取り「こんにちは。と言っておられます」と私に通訳して下さる。利用者の方は「まばたき」をコミュニケーションのツールとして巧みに利用されている。スタッフの方は「○○さんは、まばたきで50音を話せるんですよ。すごいですよね」と教えて下さいました。
発信する方も受診する方も、どっちもすごいわ!
私の狭い了見が、一瞬にして打ち砕かれたのでした。
ノンバーバルな表現が持つ、可能性とか、豊かさ、に感動なのでありました。
大阪市西成区にある、galerie“見る倉庫”さん。11月15日は午後より在廊予定です。ご興味がありましたらお越しくださいませ。