愛する人へのラブレター(gooブログ)

届くかどうかは、わからない手紙です…

タメになる小説1 アリとキリギリス

2010年06月03日 | 愛する人への小説(もどき)
『世界ウルルン滞在記』のナレーションの声がする。

[暑い暑い、夏の事でした・・・。
 アリさん達は、寒い冬に備え、一生懸命働いていました・・・。]

「えっほえっほ・・・」

『棒読み』で作業をするアリ。

[みんなで力を合わせ、食べものを運ぶアリさん。
 トンネルを頑張って掘っている。
 アリさんはみんながみんな、それは一生懸命働いていました・・・。]

そんなある日の事だった・・・。
一匹の『キリギリス』が 草かげで楽しそうに、歌をうたっていた・・・。

「アリさん、アリさん・・・。
 なんで君たちはこんなに暑い夏の日にそんなに、
 汗水たらして働いてるんだい・・・?」

キリギリスはアリさんを馬鹿にしたような感じで言った。
『棒読み』でダイコン役者のアリと違って、非常に感情の入った言い方だ・・・。

「なにをいうんだ、キリギリスくん・・・
 いまのうちにはたらいておかないと、すぐにさむいふゆがくるんだよ・・・?
 きみも、うたをうたうのはほどほどにして、
 すこしは、たべものでもはこんでおいたほうがいいよ・・・?」

やはり『棒読み』でそう言うアリ・・・。

「君は馬鹿だなぁ・・・。せっかくの夏だよ・・・?
 好きな事をして、楽しまないとつまらないじゃないか・・・!」

やはりアリとは違った、非常に上手く感情の入った言い方である・・・。

そしてアリはまた作業を始め、
やがて夏は去り、秋が来て、そして寒い冬がやって来た・・・。

冷たい雪の振る中をボロボロの服を着たあの時のキリギリスが、
おなかをすかせて彷徨っていた・・・。

「寒いよ~、おなかがすいたよ~・・・」

非常に迫力のある『演技』で、見る人は本当に、
「可哀想;;」と思った・・・。

その時、キリギリスは 一軒の家を見つけたのだった・・・。

「お~・・・、暖かそうな家だ・・・。
 あそこに行って何か食べるものを、恵んで貰おう・・・。」

そう言って見るものの心を打つ『迫真の演技』で窓から中を覗いて見ると、
あの時のアリさん達が、沢山のご馳走を前に楽しそうに、
パーティーを開いているでないか・・・。
しかし食べ物を食べる演技もやはり下手だ・・・。
「どうせ食べる仕草なんて誰も見てないし適当でいいんだろう」
と思っているのだろう・・・。

「ごめんください・・・。おなかがすいて、死にそうなんです・・・。
 お願いです・・・。何か、食べるものを恵んでくれませんか・・・?」

見事な演技で、本当に死にそうに見えた・・・。

「おやおや、キリギリスくん・・・。
 きみはあのとき、なんていったんだっけ・・・?
 あそんでばかりいるからそういうことになるのさ・・・。」

やはり棒読みの糞演技で、そう言われるキリギリス・・・。

そう言われたキリギリスは、夏の日に遊んでばかりいた事を、
大変反省し、大きな涙を流した・・・。
本当に涙を出し、『演技を超えたその演技』に見るもの達は感動した・・・。

             

        おしまい。



・・・アリとキリギリス・・・。
シンプルだが、
『働かざるもの食うべからず』という深いメッセージ性を持った物語である・・・。




























「はいカットお!!」

監督のカットの声がかかる。
キリギリスは監督やスタッフにまで腰を低く丁寧に挨拶をしているが、
アリはさっさと気ダルそうに椅子に踏ん反り返り、

「だりいなー・・・大体なんだよこの話・・・働く事の大切さって・・・つまんね・・・」

と、キリギリスの小道具のギターにツバを吐き、『アリ』はすぐに煙草を取り出す。
「おい・・・」
と、同期だが今や下っ端のキリギリスに声を掛ける。
「はっ、はい・・・」
と、キリギリスは慌てて火を付ける。

『アリ』は新人の頃は腰が低かったが、演技にも貪欲だったが、
売れっ子になり豹変し天狗になり、今や演技にも手を抜く怠け者になってしまった・・・。
子供達のイメージは『働き者』だが・・・。
「えっほえっほ・・・」と一生懸命働いていた頃の気持ちを、
今は忘れていた・・・。

「畜生、アリの奴・・・『カメラ』が周ってない所では偉そうにしやがって・・・」

ある日、キリギリスは遂にぶち切れた・・・。
『カメラ』が周ってる所では『働き者』を演じ、
そうじゃ無い所では怠け者、傲慢な彼に・・・。

「てめえ死ね!!」

『ギター』でアリをタコ殴りにするキリギリス・・・。

「うぎゃあああああああ・・・!!」

ボコボコにされて涙目なアリ・・・。

「アリさん、アリさん。なんで君は、こんなに暑い夏の日に、
 そんなに、血垂らして痛そうなんだい・・・?
 まあ僕が叩いてるからなんだけど・・・!!」

更にボコボコに叩き続ける。

「おやおや蟻くん・・・なんで苦しそうなのかな・・・?
 君はあの時 なんて言ったんだっけ・・・?
 偉そうにしているから、こう言う事になるのさ・・・。」

アリは死んだ・・・。




         おしまい。




・・・アリとキリギリス・・・。

「自分はこんなに働いてるんだ偉いだろ」と偉そうにした者は、
謙虚な気持ちを忘れて天狗に、傲慢になった者は、
殺されて地獄に落ちるという深いメッセージ性を持った、物語である・・・。







死刑囚と魔法使い

2010年05月30日 | 愛する人への小説(もどき)
日本かも知れないし、日本じゃ無いかも知れない国のある時代のある日の話・・・。

凶悪な殺人罪により、死刑が確定した死刑囚は、死刑直前に脱走に成功した。

逃亡先の街中・・・。

異世界から『魔物』が数匹現れ、
次々と住人達を殺して行く・・・。
恐れ逃げまとう民達・・・。

するとそこに、杖を持った白髪の老人が現れた。

「私は魔法使いだ・・・私の魔力なら魔物を全匹倒せる。
 だが、その魔力の代償として『誰か一人の命』が必要だ・・・」

と『説明口調』で住人達に伝える魔法使い。
しかし、誰一人として名乗り出なかった・・・。
全員が全員『誰か』が名乗り出ると思っていたのだ・・・。
「何も自分じゃなくていいだろ・・・」と思っていたのだ。
あくまでも『自分の命』が助からなければ無意味であり、
自分の命で他人の命を救う事等、出来る筈が無いからだ・・・。
ほっといたらすぐにここにも魔物達がやって来て、全員殺されると言うのに・・・。

すると、死刑囚が勇気を振り絞り「私の命を貰ってください・・・」と名乗り出る・・・。
こういう形で死刑になるのも、何かの縁だと思ったのだ・・・。

「よし、承知した・・・任せろ・・・ムニャムニャ・・・」

『魔法』の詠唱を始め、
『ドーーーーーーーーーン』と魔法で魔物を全匹倒す魔法使い。
安堵する住人達。

覚悟した死刑囚だが、何故かまだ生きていた・・・。

「なんの話だ・・・? 私はただ魔法で倒しただけだ・・・」

と意地悪そうな口調で言う魔法使い。

















「(何故名乗り出たのはこいつだけで、お前達は誰一人名乗り出なかった・・・?)」

と言いたげな視線を住人達に向け、
『瞬間移動』の魔法で去って行く魔法使い・・・。
目をそらし「何のことかわからない・・・」と惚けている住人達・・・。

すると、『タイミングよく』警官達が駆け付ける。

「お前は・・・!?」

と死刑囚を見て『ワザとらしく』驚く警官達。
観念する死刑囚・・・。





死刑囚は後日、予定通り死刑になった・・・。
あのままだったら死んでいた命の手で、死刑になった・・・。
あのままだったら死んでいた臆病者の住人達は、
命の恩人の死刑囚が死刑されたのを知ってこう呟いた。




「なんだ・・・結局死ぬ運命だったからあの時名乗り出たんだな・・・!
 殺人者が、最後に格好つけやがって・・・!!」

と・・・。

『息子の無念を…痴漢と呼ばれ自殺、母が目撃者捜しビラ配り』物語

2010年05月14日 | 愛する人への小説(もどき)
・・・20××年・・・。

東京都・・・ある日の昼下がりの電車内・・・。
女が「この人痴漢です!!」と言ってしまえば最後、
真偽に関わらず言われた側は容赦無く『犯罪者』になってしまう事実に見兼ねて、
遂に有志達が『特殊部隊』を作ったのだった・・・。
今『復讐』が始まろうとしていた・・・。

『冤罪者たちの復讐』が始まろうとしていた・・・。
各分野のスペシャリストが集まり、『特殊部隊』が結成されたのだ・・・。

「この人痴漢ですっ・・・!! 腹を触られたっ・・・!!」

女は男をグッと引っ張る・・・。
女が一言「この人痴漢です」と言ってしまえば、
言われた側は『痴漢』になってしまうのがこの国の現実なのだ・・・。

しかし・・・、












「残念だったな・・・痴漢する手がねえよっ・・・!」

なんと『生まれつき両腕両脚が無い』障害の『乙武洋匡』だった・・・。

「しっ、しまった・・・! ダルマかよっ・・・!!」

女は慌てて逃げる・・・。
確かに、あれじゃあ痴漢は出来ないであろう・・・。






















・・・翌日・・・。

「この人痴漢ですっ・・・!! 腹を触られましたっ・・・!!」

女は男をグッと引っ張る・・・。
女が一言「この人痴漢です」と言ってしまえば、
言われた側は『痴漢』になってしまうのがこの国の現実なのだ・・・。

しかし・・・、

「残念だったな・・・俺は『ホモ』だっ・・・!!」

何と『お金がない!』と『踊る大走査線』で有名な、『織田裕二』だった・・・。

「しっ、しまった・・・! 平井堅の身体ぐらいじゃなきゃ触らないだろ・・・!!」

女は慌てて逃げる・・・。
確かに、織田裕二はフィギィアスケートの色っぽい女子選手にも何も感じない程の、
ホモだ・・・痴漢する必要が無いであろう・・・。









・・・翌日・・・。

「この人痴漢ですっ・・・!!」

女は男をグッと引っ張る・・・。
女が一言「この人痴漢です」と言ってしまえば、
言われた側は『痴漢』になってしまうのがこの国の現実なのだ・・・。

しかし・・・、

「なんだよ? 空中浮遊してるんだから邪魔するなよ・・・」

何と空中浮遊してたのは『オウム真理教』の『松本智津夫』こと麻原彰晃であった・・・。

「しっ、しまった・・・! 明らか浮遊してないのに浮遊してるって言い張る奴だ!」

女は慌てて逃げる・・・。
確かに、麻原彰晃は『解脱』してるので、
今更痴漢なんて俗行為する必要が無いであろう・・・。





・・・翌日・・・。

「この人痴漢ですっ・・・!!」

女は男をグッと引っ張る・・・。
女が一言「この人痴漢です」と言ってしまえば、
言われた側は『痴漢』になってしまうのがこの国の現実なのだ・・・。

しかし・・・、

「失敗のない人間は面白く無いですね・・・」

何と痴漢してたのは『第55代郵政大臣』の『小泉純一郎』であった・・・。

「しっ、しまった・・・! 日本語が通用しないっ・・・!!」

女は慌てて逃げる・・・。
確かに、小泉純一郎は『常識を弁えている普通の人』なので、
痴漢なんてする筈が無いであろう・・・。










・・・翌日・・・。

「この人痴漢ですっ・・・!!」

女は男をグッと引っ張る・・・。
女が一言「この人痴漢です」と言ってしまえば、
言われた側は『痴漢』になってしまうのがこの国の現実なのだ・・・。

しかし・・・、

「残念だったな・・・俺は『デブ専』だっ・・・!!」

何と『ライヴドア』の『ホリエモン』こと堀江貴文であった・・・。

「しっ、しまった・・・! 美人広報にも何も感じなかった不感症だっ・・・!!」

女は慌てて逃げる・・・。
確かに、堀江貴文は『ハニートラップ』にも何も感じない程の、
デブ専だ・・・美人な人に痴漢する必要が無いであろう・・・。










・・・翌日・・・。

「この人痴漢ですっ・・・!! 腹を触られました・・・!!」

女は男をグッと引っ張る・・・。
女が一言「この人痴漢です」と言ってしまえば、
言われた側は『痴漢』になってしまうのがこの国の現実なのだ・・・。

しかし・・・、

「ユー、ナニイッテルノ・・・?」

何と『ジャニーズ』の『ジャニー喜多川』であった・・・。

「しっ、しまった・・・! 毎晩山田涼介cのケツに夢中だっ・・・!!」

女は慌てて逃げる・・・。
確かに、ジャニー社長はまだ痩せてた頃の『美少年だった頃』の、
堂本剛や、現在進行形で美少年の山田涼介のお尻にしか興味無いので、
女の腹なんかに触れる必要が無いであろう・・・。









・・・翌日・・・。

「この人痴漢ですっ・・・!! 腹を触られました・・・!!」

女は男をグッと引っ張る・・・。
女が一言「この人痴漢です」と言ってしまえば、
言われた側は『痴漢』になってしまうのがこの国の現実なのだ・・・。

しかし・・・、

「何ですか? 貴女も入りたいのですか・・・? 世界平和を目指しますか・・・?」

何と『創価学会』の『池田大作』であった・・・。

「しっ、しまった・・・!! 家族共々勧誘されるっ・・・!!」

女は慌てて逃げる・・・。
確かに、池田大作は『シンボルマークの旗』をオカズに毎日自慰行為してるので、
今更、女の腹なんかに触れる必要が無いであろう・・・。






・・・翌日・・・。

「この人痴漢ですっ・・・!! 腹を触られました・・・!!」

女は男をグッと引っ張る・・・。
女が一言「この人痴漢です」と言ってしまえば、
言われた側は『痴漢』になってしまうのがこの国の現実なのだ・・・。

しかし・・・、

「濡れ衣ですか? 利用規約違反ですね? ブログ消しますよ? 説明はしませんよ?」

何と『gooブログ』の『糞運営』であった・・・。

「しっ、しまった・・・!! 職権乱用で強引な理由でブログ消されるっ・・・!!」

女は慌てて逃げる・・・。
確かに、gooブログ運営なんて『インド人』の集まりなので、
「ワタシ痴漢シテマセン」とカレー食いながら言われたら終わりだ・・・。














・・・翌日・・・。

「この人痴漢ですっ・・・!! 腹を触られました・・・!!」

女は男をグッと引っ張る・・・。
女が一言「この人痴漢です」と言ってしまえば、
言われた側は『痴漢』になってしまうのがこの国の現実なのだ・・・。

しかし・・・、























「なんだとこらぁ・・・!?」

『秋葉原殺人事件』の『加藤智大』であった・・・。

「しっ、しまった・・・」

女は慌てて逃げる・・・。

「待てこらぁっ・・・!!」

・・・女に馬乗りになる加藤智大・・・。

「痴漢冤罪かけてるのは、お前だろっ・・・お前だろっ・・・! 女なんて死ね・・・!」

・・・ドシュドシュ・・・。

「うぎゃああああああああああああああ・・・!!!!」



・・・女は死んだ・・・。
苦しんで死んだ・・・。
地獄に行った・・・。

「ついでにお前等も死ね・・・!! チャラチャラしてるイケメンは死ねっ・・・!!」

・・・ドシュドシュっ・・・。

男の大学生二人は、両腕、両足を斬られ、
渋谷のハチ公の横に名物として『新乙武』として飾られた・・・。






・・・天国・・・。




「原田信助さん・・・」
神様が声を掛ける。
「はい・・・見てました・・・加藤さん・・・ありがとう・・・ありがとう・・・」




・・・原田信助さんは、成仏した・・・。

『物語』物語

2010年05月10日 | 愛する人への小説(もどき)
「さてと、またブログで自己満足小説もどきでも書くか・・・」

パソコンに向かい自己満足小説もどきを執筆する、彼・・・。
『復讐サイト』を題材とした実話物から・・・、
『ツイッター』や『犯罪予告』を取り扱ってるものから、
ジャニーズやアイドルまで、多種多様であった・・・。
題材は多種多様であったが、
語彙が貧困なのでどれも1パターンな出来栄えであった・・・。
だが本人は満足していた・・・。

「俺はなんて、引き出しが広いんだ・・・」

と勘違いしていた・・・。
彼が作った『作品』は・・・、
実際には『作品』なんて大層なものでは無いのだが、
本人は『作品』だと信じて疑わないらしい・・・。
ある意味『幸せ者』なのかも知れない・・・。
ある意味『勝ち組』なのかも知れない・・・。

ほとんどが『物語』と付く・・・。

だが・・・、

「実際・・・俺のリアル、何も『物語』ねえな・・・」

と、彼は呟いた・・・。




多分明日も明後日も一年後も、何の物語も無いのだろう・・・。

それが彼の、物語・・・。

KinKi Kids(キンキキッズ)  『堂本剛』物語

2010年05月07日 | 愛する人への小説(もどき)
・・・2020年・・・。

「社長、なんか薄汚い奴が面会を申し出てます・・・」
現ジャニーズ社長の、『ガラスの少年』の面影も無い『堂本光一』にそう言う社員・・・。
「摘み出せよ・・・」
と光一は一蹴する。
「それが・・・『堂本剛』と名乗ってます・・・」
「なに!?」








「剛・・・」
『青の時代』を共に過ごした彼は、変わり果てた相方の姿だった・・・。
『悲しいブルーな瞳』で剛を見詰める堂本光一・・・。
「よぅ・・・光一・・・」

剛は何時からかおかしくなった・・・。
それは解っていた・・・。
「どうしたんだい時代よ・・・」とか歌い始めた頃から、
「コイツは何かが違う・・・」と光一は感じていたのだ。
それは『恐怖』であったのかも知れない・・・。
自分では絶対に作れない『音』を作り出せる彼に対する・・・。
『愛されるより愛する事が出来る』彼を・・・。
昨日のミス、明日のドジを明後日悩める前向きな彼を・・・。

まさかホームレスになっているとは・・・。

「金か? 金が欲しいのか・・・? いくらでもやるから、消えてくれ・・・
 波でジェットコースターにでも乗って、消えてくれ・・・」

光一はそう言う・・・。
今になって現れても迷惑なのだ。
『キンキキッズ』は無かった事になってるのだから・・・。
某ラジオ番組が、
『愛する人へのラヴレター』の主がラジオに投稿している『面白ネタ』を、
楽しみにしており楽しんだの『無かったこと』にしてるのと同じように・・・。


「光一、ジャニーズは間違っている・・・!! 
 なんで俺たちの新曲が毎回一位だったのか・・・、」
堂本剛は決して触れてはいけない、『タブー』に触れようとした・・・。
『愛の花』を咲かそうとしていた・・・。
「ヤメテクレ!!!」
光一も解っていた・・・。
ジャニーズが数字を操作して、一位にしている事を・・・。
だから剛はジャニーズをやめた・・・。
純粋に『自分の歌唱力』で勝負したかったからだ・・・。
光一はそんな、自由な剛が羨ましくもあり、妬ましくもあったのだ・・・。

・・・その時だった・・・!

バンっ!!!

「剛っ・・・!!」

銃から剛を庇う、光一・・・。

「光一!! 光一っ・・・!!」

光一に駆け寄る剛。

「誰が・・・!?」

すると、ジャニー社長が現れた。

「やれやれ・・・センノウがカンゼンではなかったカ・・・」

「ユーも死ニナヨ・・・」
剛に銃を突きつけるジャニー社長。
・・・すると、剛は歌を歌い始めた・・・
売り上げや、事務所の関係なんて気にせず、
好きな時に好きな場所で歌っている歌を・・・。





「日が暮れて 何処からだろう・・・?
 カレーライスの匂いがしてるや・・・
 どれだけ歩いたら 家にたどりつけるのかなあ
 僕のお気に入りの 肉屋のコロッケは
 いつもの味で 待っててくれるのかなあ
 
 地球の上に夜が来る 僕は今 家路を急いでる

 来年の事を言うと 鬼が笑うって言うなら
 笑いたいだけ 笑わせとけばいいのさ

 僕は言い続けるよ 5年先10年先のことを
 50年後もこうして 君を愛してるだろうと

 地球の上に夜が来る 僕は今 家路を急いでる
 雨が降っても 嵐が来ても やりが降ろうとも みんな愛のある家に帰ろう

 邪魔させない 誰にも止める権利はない

 地球の上に夜が来る 僕は今 家路を急いでる

 世界中に夜が来る 世界中が家路を急ぐ

 こんな愛に溢れた毎日が 君のまわりで
 ずっと ずっと 続きますように・・・」



「俺は・・・歌を歌ってるんだ・・・歌を歌ってる奴を・・・、」

そう言い、ジャニー社長に近づく剛。

「ひっ、ゆ・・・ユーは、銃が怖くないのか?」

そして、剛はこう断言する。

「歌をうたってる奴を・・・撃つな・・・」




と・・・。


『gooブログ利用規約』物語

2010年05月05日 | 愛する人への小説(もどき)
gooブログ利用規約 - gooブログ
http://blog.goo.ne.jp/info/rules.html

ある所のgooブロガーは頭を痛めていた・・・。
正に職権乱用の『gooブログ利用規約』が怖いのだ・・・。

「まずいな、『腰が痛い・・・』って表現は『ワイセツ』に該当するかも知れない・・・」

『腰が痛い』と書こうとしたが、
『第12条(禁止事項)』の『わいせつ表現の掲載』に該当するかもと怖がっていた。
何しろ「腰が痛い」と言う事は、『セックスのやり過ぎ』と、
判断される恐れがあるからだ・・・。
確かにこれは『ワイセツ』極まりない行為である・・・。

「まずいな、『リンゴを切って食べた』って表現は『暴力表現』に該当かも・・・」

『リンゴを切って食べた』と書こうとしたが、
やはり『第12条(禁止事項)』の『暴力的及びグロテスクなイメージ・表現の掲載』に、
該当するかも知れないと恐怖した・・・。
確かにそうかも知れないっ・・・。
『リンゴを食べる』と言う事を『包丁を使う』と言う事であり、
つまりは『人殺しの道具を使う』と言う事に他ならない・・・。
これは実に『暴力的な表現』である・・・。

「仕方ない・・・『リンゴを丸齧りした』と書くか・・・」

と書き直した。
しかし一つの連想が脳裏を過ぎった・・・。

リンゴ丸齧り→歯から血が出る→血→『未成年者に対し悪影響があると判断される場合』
に該当する・・・。

「これはよくないな・・・」

確かに、誰がどう見ても、よくない行為である・・・。

「ちょっと体調が悪いので、風邪薬を飲みました・・・と・・・この表現まずいな・・・」

彼は『風邪薬を飲んだ』と書こうとしたが、
『違法薬物の使用等を美化誘発助長する恐れの表現及違法薬物関する情報の掲載』
に該当すると判断して恐れた・・・。
確かに、『風邪薬』は『違法薬物』を連想させるので、
非常に危険である・・・。


そして彼はこう書いた・・・。




「つか、gooって馬鹿だろ・・・」

『その他、当社が不適当と判断する場合』に該当し、
彼のブログは消滅した・・・。

『現在表示できません。』物語

2010年05月02日 | 愛する人への小説(もどき)
・・・熊本県熊本市・・・。

ここに住む25歳童貞無職の彼は、人生が終わっていた。
ネットで出会い恋に落ち、一大決心をし、
熊本から埼玉まで行ったのに唯一信じられた人に裏切られた・・・。

だが、結果としてそれが彼に『面白いブログ』を作らせた・・・。
他の凡人が10億万光年掛かっても作れない、名作ブログが・・・。

「さーて・・・今日も更新するか・・・
 天才には凡人を楽しませる義務があるからな・・・」

と、パソコンを起動し、グーグル検索で『愛する人へのラヴレター』と入れ、
そこから入りログインした・・・。
どうも彼は『変な美学』を持っている様で、
お気に入り登録とかはしてなかった様だ・・・。

しかし・・・、

「http://blog.goo.ne.jp/10yearsafterlove は、現在表示できません。」

と表示された・・・。

「こっ、これはどういう事だっ・・・!?」

彼は混乱した・・・。
時間を置いた何度も繋ぐが、やはり同じ表示がされる・・・。
gooにメールをしたが、意味が不明な返信しか来ない・・・。
goo本社に電話もしたが、ゴールデンウィーク中だったので繋がらない・・・。

「畜生っ・・・!! リストカットしてやるっ・・・!!」


彼は腹癒せに手首を切った・・・。

「うわーん痛いよおっ・・・」

痛いから、深く切るのはやめた・・・。








「畜生、だったら『入水自殺』だ・・・!」

彼は近くの白川に向かった・・・。
遺書には「gooにブログを消されたので死にます・・・」と書き置いて行った。
彼なりに、一矢報いたつもりなのだろう・・・。



「・・・冷たそうだな、やっぱやめようっと・・・」

彼は帰りにローソンで『からあげくんレッド味』を買い、帰った・・・。

「何やってるんだ俺は・・・gooに復讐しないと・・・」












彼は今度はデパート『鶴屋百貨店』の屋上にいた・・・。



「こっから飛び降りてやる・・・俺のブロクを見れなくしたgooが悪いんだっ・・・!」
彼は飛び降りようとしたが・・・、
「痛そうだな・・・」
と戸惑った・・・。
「・・・」
しばしの沈黙の後、
「まぁ・・・飛び降り自殺なんて何時でも出来るし、今する必要は無いかっ・・・!
 命拾いしたな、gooっ・・・!」

彼は空に向かってそう叫び、後にした・・・。






そして、彼のブログを楽しみにしている凡人は、
彼のブログを楽しみにしてる、唯一の生き甲斐にしてる凡人は、
見れなくなったショックで自殺した・・・。

今日もgooは、『何となく』確認し職権乱用しブログを削除している・・・。
今日もgooは、『何となく』確認し職務怠慢でブログを削除している・・・。
そう・・・人が作った魂のブログを、なんとなく・・・。

銀杏BOYZ - ボーイズ・オン・ザ・ラン(PV)

2010年04月25日 | 愛する人への小説(もどき)
銀杏BOYZ - ボーイズ・オン・ザ・ラン(PV)


太った男の人・・・『人間魚雷回天』に付いて熱く語っている
インタビュアー「戦車に乗ってみたいです・・・?」
デブ「えっ・・・乗ってみたいですけどぉっ・・・」

で『ボーイズ・オン・ザ・ラン』ってタイトル表示

男の人「えぇー・・・21世紀になっても、
   まだ20世紀の負の遺産を引きずってるんで・・・、
   新しい価値観が出ないと21世紀にならないと思ってます・・・」
インタビュアー「なるほど・・・えっと、今ちょっと『滑舌』が悪かったんで、
       もう一回言って貰っていいですか!?」
男の人「えっ・・・!? 同じ事を・・・?」
インタビュアー「はい・・・」
男の人「ええー・・・21世紀になって、まだ・・・
   20世紀の・・・負の遺産!を引きずってるんで、
   新たなリーダーが必要だと思ってます・・・」
インタビュアー「ごめんなさい・・・『滑舌』・・・ああ、もう一回お願いします!」
男の人「えっと・・・ごほっ、ええ・・・
     21世紀になって、まだ・・・20世紀の・・・負の遺産を・・・、」
(この人はもう用済みなのでここでカットされる、次の人へ・・・)」    
白いフリップには『21世紀のリーダー』と書かれている

三番目の男の人:『幸せになりたい』と書いたフリップを持っている
四番目の男の人:『定職につきたい』と書いたフリップを持っている
五番目の男の人:『日本一モテる男!!』と書いたフリップを持っている
六番目の男の人:ガッツポーズ?を取る
七番目の男の人:『はっしー俺と結婚して』と書いたフリップを持っている
八番目の男の人:『パーマン5号』と書いたフリップを持っている
九番目の男の人:カメラに視線を向けてる
10番目の男の人:『世界征服』と書いたフリップを持っている
11番目の男の人:『エイズ撲滅!』と書いたフリップを持っている
12番目の男の人:「ストパーをかけたい!ちょっと天パーなんで、かけてみたいですね」と語る
13番目の男の人:『逃げちゃダメだ! 脱ニート 逃げちゃダメだ!働くぜ』と書いたフリップを持っている

14番目の男の人「なんでこっ・・・勉強なんてあるんだよ・・・なんで・・・
      なんで学校なんてあるんだよ!もっと高校生活楽しいはずだったのに、
      なんでだよ・・・!全員死ねば絶対幸せになれる・・・
     なんで毎日死にたいんだよ・・・なんで毎日・・・なんで寝る前に、
     明日の学校の・・・苦し・・・」と語る。
『学校なんてなくせ』と書いたフリップを持っている

15番目の男の人:『アイドル万才!』と書いたフリップを持っている
16番目の男の人:『平和』と書いたフリップを持っている
17番目の男の人:カメラに向かって何かを叫んでいる
18番目の男の人:『死ぬまで役者で生きていく』と書いたフリップを持っている
19番目の男の人:『毎日楽しく』と書いたフリップを持っている
20番目の男の人:カメラに向かって笑顔
21番目の男の人:『R1優勝』と書かれた紙を持っている
22番目の男の人:『北川景子とベロチュー(ハート)』と書かれた紙を持っている
23番目の男の人:カメラに視線を向けている

24番目の男の人:「こう、爆発させろよお前!パンパンパン!!
      といかないとお前・・・カットだカット・・・よし、スタートっ・・・!!」
と語る、『カンヌで賞をとる!!』と書かれたフリップを持っている

25番目の男の人:「ガンダム最高ですよ本当!今年は30周年ですから、はい。
      みんなも楽しく行きましょう。さあ先輩も・・・。」
      「ガンダムダブルオー、来年映画公開・・・」
     その後二人で「俺たちがガンダムだ!」と叫ぶ。
『イノベイター純粋種』と書いたフリップを持っている

26番目の男の人:「せんそうが~はじまって~みろ~!!」と語る
27番目の男の人:『堀北真希と会いたい』と書いたフリップを持っている
28番目の男の人:『仕事を成功させたい!』と書いたフリップを持っている
29番目の男の人:カメラに向かって帽子を取る
30番目の男の人:カメラに視線を向けている
31番目の男の人:カメラに視線を向けている
32番目の男の人:『GPレーサー』と書いたフリップを持っている
33番目の男の人:『リア充になりたい』と書いたフリップを持っている
34番目の男の人:『家族をシアワセに!!』と書いたフリップを持っている

35番目の男の人「ちょっと前に、死ぬ気でこう・・・働いてたんですけど・・・店長に、
       『センスが無い』って言われて・・・
        で・・・まあ、正社員だったんですけど・・・
       未経験からやって、でまあ・・・結局この前辞めて・・・、
        案の定、お金が無くなっちゃって・・・
        しょうがないからもう、奥さんもいるから・・・
        とにかくもう、正社員で待遇とか条件とか、そういうのもう・・・
        まあ、とにかく、働くしかないって自分でもう決めて、
        一応『新聞屋』で働こうと思って採用されて・・・
        これから、頑張るぞって感じですね・・・
        今日はたまたま、お金を作ろうと思って、モノを売りに来て・・・」

と語り、『とにかく奥さんを幸せにして人並みに幸せになりたい』と、
書いたフリップを持っている・・・。

36番目の男の人:『みんなを見返す』と書いたフリップを持っている
37番目の男の人:『人生やり直せないことなんてない』と書いたフリップを持っている
38番目の男の人:カメラを直視している
39番目の男の人:カメラを直視している
40番目の男の人:『日商筆記検定合格』と書いたフリップを持っている
41番目の男の人:『童貞を捨てる TEL080-5144-556ハートマーク』と書いたフリップを持っている
42番目の男の人:カメラを直視している
43番目の男の人:『公務員』と書いたフリップを持っている
44番目の男の人:カメラを直視している
45番目の男の人:カメラを直視している
46番目の男の人:カメラを直視している
47番目の男の人:カメラを直視している
48番目~49番目の男の人:二人で『夢が欲しい』と書いたフリップを持っている
50番目の男の人:『ケーキやさん』と書いたフリップを持っている
51番目の男の人:カメラを直視している
52番目の男の人:『lets引』?と書いたフリップを持っている。「撮らないでくれ・・・」的なジェスチャーをしている。
53番目の男の人:カメラを直視している
54番目の男の人:『結婚する!』と書いたフリップを持っている
55番目の男の人:カメラを直視している
56番目の男の人:『目指せ芥川賞!!』と書いたフリップを持っている
57番目の男の人:カメラを直視しながら、サングラス(?)をを外す・・・。
58番目の男の人:『グラドルとラヴラヴ+.ラプ(●′ω`人′ω`●)ラプ』と書いたフリップを持ってる
59番目の男の人:『幸せな家庭を築きたい』と書いたフリップを持っている
60番目の男の人:『バンドでデビュー!!』と書いたフリップを持っている
61番目の男の人:『痴女(170cm以上)に犯されたい』と書いたフリップを持っている
62番目の男の人:『彼女がほしい!』と書いたフリップを持っている
63番目の男の人:『小説家になる!』と書いたフリップを持っている
64番目の男の人:『めちゃくちゃエラクなる!!』と書いたフリップを持っている
65番目の男の人:『小説家になる!』と書いたフリップを持っている
66番目の男の人:『世界一』と書いたフリップを持っている
67番目の男の人:カメラを照れながら直視している
68番目の男の人:カメラを直視している
69番目の男の人:カメラを直視している、何かを呟いている・・・。


70番目の男の人(所謂、今風の若者):「夢・・・夢って何・・・?
                  エグザイルのリーダー・・・?
                  えっと・・・『女の子と喋る仕事』
                  してます・・・」と語り、
『プロダンサー』と書かれたフリップを持っている。
70番目の男の人(所謂、今風の若者):「ここだけは譲れないもの・・・? 
                  腹、腹かな・・・」
と、上半身裸になる。仲間達は「いえーい」とか言ってる。

71番目の男の人:「ええっと・・・まあっ、女の人に5000万程貢いだ・・・」
インタビュアー「本当ですか・・・!?」
71番目の男の人:「本当・・・」
インタビュアー「5000万もですか・・・」
71番目の男の人:「5000万貢いで、家も土地も無くなった・・・一回・・・
        まぁっ、また少し回復して来たけど・・・」
インタビュアー「綺麗な女性だったんですか・・・?」
71番目の男の人:「いや・・・ただ、ほっとけなかっただけ・・・」
インタビュアー「えっと、日本人ですか・・・?」
71番目の男の人:「日本人・・・」
インタビュアー「その女性、どんな感じだったんですか・・・?」
71番目の男の人:「うん・・・まあ、ソープ嬢・・・」

72番目の男の人:『官僚』と書いたフリップを持っている
73番目の男の人:『ポリス』と書いたフリップを持っている
74番目の男の人:『自分自身であり続けたい』と書いたフリップを持っている
75番目の男の人:『声優になる』と書いたフリップを持っている

76番目の男の人(所謂、今時の若者風):「なんか超適当って感じいぃ?」とか語ってる
77番目の男の人(所謂、今時の若者風):『Hしまくる ハート』と書いたフリップを持っている。カメラに向かって舌を出している・・・。

78番目の男の人:『社会の幸福』と書いたフリップを持っている
79番目の男の人:『安定』と書いたフリップを持っている
80番目の男の人:「僕ちょっと・・・世界を変えなきゃって思っていた・・・」と語り、『世界を変える』と書いたフリップを持っている

81番目の男の人:『かいごからかはんしてくれ 母の』と書いた、
       フリップを持っている・・・。
       「あのー・・・精神科に入院してる母から解放して貰いたいなって・・・
        それだけですね・・・。
        お願いしますって言いたいですね・・・。本当に・・・。」

82番目の男の人:今までは違って雨が降っている、傘を差しながら、
     カメラに向かい「もういいっすよね・・・? 本当・・・」と、
     撮られる事を嫌がっている・・・。
インタビュアー「いやいやいや・・・」
と、カメラで『嫌がってる人』を追い続ける・・・。
82番目の男の人「ごめんなさい、マジでふざけないでくださいよ・・・
        本当本当本当、もういいっす・・・」と逃げて行く・・・。
      だが『嫌がってる人』を『面白がって』追い続けている・・・。

83番目の男の人:カメラに向かい「うるせぇよ・・・」と拒否している。
インタビュアー「いや、あの・・・すぐ終わるんで・・・」と、
『嫌がってる人』を『面白がって』カメラで追い続ける・・・。
83番目の男の人:「これ撮ってんの・・・? 撮るなよ・・・!」
と拒否し逃げていくがやはり『嫌がってる人』を面白がりカメラで追い続ける・・・。

84番目の男の人:「中国人達に対してフェアではありません・・・
         反発を恐れて・・・これは卑怯な行為です・・・
        憲法で違反と決められてるなら、
         まず、憲法をかい・・・改正してから・・・
         別に私は『排外主義者』ではありませんし・・・、
         中国人にも台湾人にもとも・・・友人はいます・・・。
         あの・・・、外国籍を持ったまま、日本の選挙権を求めて・・・
          あの、って言うのは・・・内政干渉だと思います・・・
           はい・・・」
と、『どうでもいい事』を熱く語っている・・・。

85番目の男の人:『エロパワー ハート』と書いたフリップを持っている
86番目の男の人:『チョモランマ登る』と書いたフリップを持っている
87番目の男の人(ホームレス風):『はやくしゅうしょくできることです』と書いたフリップを持っている
88番目の男の人(頭部がちょっと寂しい・・・):『彼女のほしい夢』と書いたフリップを持っている
89番目の男の人:虚ろな目でカメラを見ている・・・。
90番目の男の人:『明日花キララとムフフ・・・・ハート』と書いたフリップを持っている


91番目の男の人:『ぶんちゃんと付き合う ハート そんでセックス ハート』
        と書いたフリップを持っている
インタビュアー「仲いいんですか・・・?」
91番目の男の人:「まぁっ・・・、何回かデートした・・・みたいな・・・。
         向こうに彼氏がいるんですよ・・・」
インタビュアー「ああー・・・」
91番目の男の人:「残念ながら・・・。それで・・・、」
インタビュアー「はい・・・」
91番目の男の人:「まぁっ、それを・・・僕が・・・」
インタビュアー「はい」
91番目の男の人:「『強奪』するっていう・・・」

ここで『音楽』が流れる・・・。
カメラに向かってガッツポーズを作り、「ぶんちゃん・・・」と囁く・・・。





92番目の男の人・・・、人が多い場所で『ラン』をしている、つまり走ってる・・・。
しかし誰からも見向きもされない・・・。
何故か『ランしている彼』とは違う方向に注目し、
みんな「きゃあきゃあ」言っている・・・。


だが彼は走り続ける・・・。


そう・・・彼と同じように、『ラン』している・・・、

1番目、2番目、3番目、4番目、5番目、6番目、7番目、8番目、9番目、10番目、
11番目、12番目、13番目、14番目、15番目、16番目、17番目、18番目、19番目、20番目、
21番目、22番目、23番目、24番目、25番目、26番目、27番目、28番目、29番目、30番目、
31番目、32番目、33番目、34番目、35番目、36番目、37番目、38番目、39番目、40番目、
41番目、42番目、43番目、44番目、45番目、46番目、47番目、48番目、49番目、50番目、
51番目、52番目、53番目、54番目、55番目、56番目、57番目、58番目、59番目、60番目、
61番目、62番目、63番目、64番目、65番目、66番目、67番目、68番目、69番目、70番目、
71番目、72番目、73番目、74番目、75番目、76番目、77番目、78番目、79番目、80番目、
81番目、82番目、83番目、84番目、85番目、86番目、87番目、88番目、89番目、90番目、
91番目、

の『ボーイ』達達みたいに・・・。
そして『ランしているボーイ』の『田西敏行』や、同じく、
『ランしているボーイ』の、『花沢健吾』や、
やはり『ランしているボーイ』の、『峯田和伸』や、『三浦大輔』や、
それでも『ランしているボーイ』の、
ネットで出会って恋に落ちて熊本から埼玉まで行ったのに、
裏切られて人生が終わってる、それでも『ラン』し続ける・・・、
糞ブログ『愛する人へのラヴレター』の主や、
糞ブログ『愛する人へのラヴレター』の主がすれ違っている名前も知らない、
『ランしているボーイ達』や、
負けずに『ランしているボーイ』の、
糞ブログ『愛する人へのラヴレター』の存在なんて知らずに、
こっちもてめえら糞の存在なんて知らず、苦しんでる・・・死にたがっている、
『ランしているボーイ』達同様、
つまり、やっぱり、93番目以降の、18526番目ぐらい、485623番目ぐらいの、
『たまたま今回映像には』出なかった、『ランしているボーイ』達みたいに、
彼もまた・・・『ラン』するのだった・・・。

『アナタ』つまり・・・『大事な何か』を追いかけて、追い続けて、走り続けても、
ある人にとってはそれは例えば『それ』は『黒い髪』であったりするのだが・・・、
『夢』さえ届かない・・・。
だけど『夢』さえ捨てられないのだから、走り続けるしか無い・・・。

誰かが言った・・・。
「もう遅いか・・・」
そして誰かが言った・・・。




「いや・・・もう一丁だ・・・まだ走り続ける・・・負け続け・・・? 
 だったら、『勝つまで』走り続ける・・・死ぬまで、天国に行っても・・・」

と・・・。

腐った国のアリス

2010年04月19日 | 愛する人への小説(もどき)
・・・アリス・イン・ワンダーランド・・・。
『不思議の国のアリス』を原作とした、
10年後の19歳となったアリスが活躍するアメリカ映画である。

2010年アメリカで公開され、『アバター』を越し記録を更新する程の大ヒットらしい。
日本でも4月17日から公開され既に『大ヒット確実』とされているらしい・・・。
あの『亀田兄弟』が宣伝隊長に抜擢される等、話題性も十分だ。

・・・熊本県熊本市・・・。

「何がアリスワンダーランドだよ・・・」

ネットで出会い恋に落ちた彼女に会いに埼玉まで行ったのに裏切られた、
無職、童貞、人生が終わってる25歳の男性はそういう情報を見て妬み呟いていた。
才能は無い・・・、自分の作品を発信しても注目される場所は無いが、
注目されたい願望だけは人一倍持ち合わせていた・・・。

「俺だったらもっと面白い作品書けるのに・・・ティム・バートン監督以上に・・・
 俺に作らせろよな・・・興行収入2億1610万ドルだっつーの・・・」

彼は自分の才能を信じて疑わなかった・・・。
もっとも、今回の『アリス・イン・ワンダーランド』に限らず、
何かが騒がれる度に「自分の方が面白いのに・・・」と妬んでいるのだが・・・。

「大体、なんの変哲も無い少女を主人公にしろよ・・・
 俺達がみたいのはそういう物語だ・・・
 俺だったらそういうのを作りたい・・・『普通の人』を描きたい・・・
 『ドラマが無いからこそのドラマ』を・・・
 もういいよ・・・『全米が泣いた』とか・・・
 『制作費数億円』とか・・・CGがどうだとか・・・
 『興行収入が何億』だとか初日で何万人動員だとか、記録更新だとか・・・
 有名監督製作だとか、制作期間数年だとか・・・そういうのは・・・
 純粋に『物語の面白さ』で勝負してくれ、見せてくれ・・・」

彼は誰も聞いていないのに、興味無いのに、
汚い部屋の一室で構想をブツブツと呟き始めた・・・。
よく漫画やテレビ等で独り言を呟いているキャラを見て、
「リアルで独り言を言う奴なんていねえだろ・・・」と、
一回ぐらい思った人もいるのかも知れないが、
彼みたいな孤独で神経がおかしい男性はリアルで独り言を呟く人種なのだ・・・。

「まっ、誰にも影響与えないんだけどな・・・」

彼がブログ等で発信しても見るのなんて数人、多くても精々数十人ぐらいだ・・・。
10万人、100万人、1000万人規模の、
『アリス・イン・ワンダーランド』の足元にも及ばなかった・・・。
身の程は弁えている・・・。
現実は直視している・・・。
だからこそ悔しかった・・・。
だからこそ、もどかしかった・・・。

秋葉原殺人事件の加藤智大は『あの事件』を起こした事により、
ある意味自分の作品である卒業文集が世間から注目された・・・。
それと同じ様に、
彼みたいな生きる価値の生きる意味の無い蛆虫が作る作品が世間から注目されるには、
同じ様な事をするしか無い・・・。
同じ『命』が作り出す『アリス』と言うキャラを扱っている作品でも、
他の複数の命からの扱いは全く違うのだから・・・。

「さーてと・・・」

しかし殺人予告をしてそれを実行に移す勇気も無い彼は、
何時もみたいに自己満足小説を自身のブログにアップするしか無いのであった・・・。
誰からも注目されない、誰にも影響を与えない、
興行収入は1ドルにもならない、
駄作を・・・。

タイトルは『腐った国のアリス』であった・・・。

その物語の概要はこうだった・・・。

『 不思議の国のアリスが好きな、どこにでもいる何の変哲の無い彼女・・・。
 ただ生きてるだけの虚無な毎日を過ごしていた・・・。
 そんな彼女の何の変哲も無い日常をただただ綴ってる物語・・・。
 ある時彼女は、結論に行き着いた・・・。
 この腐った国から抜け出すには、死して不思議な国へ行けるのだと・・・
 そして、不思議な国へと旅立ったのだった・・・』

と・・・。

「大衆がみたいのは、こういう作品だ・・・
 なんのドラマも無い『身近にありそうな物語』が見たいんだよ・・・」

と彼は呟いた・・・。
誰にも評価されない、影響を与えない事は、解っていたが・・・。





・・・熊本から遠く離れた大阪府・・・。

しかし、どんなショボイブログでも数人規模とは言え『見てる』人がいる以上は、
当然彼のショボイブログを『見ている』少数の数人にも人生はある・・・。
『影響』は、ある・・・。

「はぁっ・・・」

彼が更新したブログを見ていたのは、女子中学生の虐められっ子で引き篭もり不登校の、
『亜理須(ありす)』と言う名の少女であった・・・。
親が『不思議の国のアリス』の大ファンである事から命名され、
自身も同作品の大ファンであった。

「そうか、死ねば不思議な国に行けるんだ・・・この腐った国から抜け出せるんだ・・・」

翌日、少女は不思議な国へと旅立った・・・。
彼がブログにアップした小説もどきの影響で、亜理須は不思議な国へと旅立った・・・。
後日、彼女もまた、熊本の彼と一緒で無価値無意味な命なので、
彼女の死が報道される事は無かった・・・。

彼のブログが確かに与えた影響が、誰かに伝わる事は無かった・・・。





・・・熊本から遠く離れた東京都・・・。
同じように、彼のブログを見ている数少ない読者の一人がいた・・・。
その一人は、彼のブログにアップロードされた小説もどき、
『腐った国のアリス』を読んで、こう思った・・・。




「(コイツ、つまんねぇ・・・)」

なんの影響も、与えていなかった・・・。

そしてある国ではその小説を認知する事なんて無く、
誰にも知られる事も無く子供が餓死し、
ある国ではその小説を認知する事なんて無く、
誰にも知られる事も無く孤独な青年が自殺し・・そして・・・、



・・・熊本から遠く離れた埼玉県・・・。








彼を裏切った愛しの彼女は、未来永劫彼のブログの存在を認知する事は無く、
影響を受ける事も無く、違う男の上で腰を振っていた・・・。

『ネット解約』物語

2010年04月18日 | 愛する人への小説(もどき)
・・・2008年・・・。

・・・熊本県熊本市・・・。
ここに住む23歳の男性は、無職・・・ただ虚無に毎日を生きているだけ・・・。
・・・人生が終わっていた・・・。

好きな時間に起きては好きなようにネットをし、好きな時間に眠り、
好きなように好きなものを食べる、そんな毎日であった・・・。

何時ものように目覚める彼・・・。
今が何時なのか、朝なのか昼なのか・・・。
そんな事にはさして興味は無い彼・・・。

興味の対象は、パソコンのモニターだけだ・・・。
そこだけが『彼の全て』だ・・・。

すると・・・、

「Internet Explorer ではこのページは表示できません
可能性のある原因:
 インターネットに接続されていない。
 Web サイトに問題が発生している。
 アドレスに入力の間違いがある可能性がある。
 対処方法:
接続の問題を診断
  詳細情報」



「・・・!?」

まるで、全人類から存在を拒絶された様な気分に陥る・・・。
イライラする・・・発作が起こる・・・。
突発的に殺人でも起こしそうな勢いだ・・・。

解約されたのか・・・単にネットの不調なのか・・・?
それは解らない・・・。
それを家族に確認するのも面倒だったし・・・。

だが解約されたとしても、「インターネットを解約したのは誰だ・・・!?」と、
家族に対して怒る勇気も彼には無かった・・・。
何より、怒るのも面倒だった・・・。
殺すなんてもっての他だ・・・。

『自分一人傷付けるのすら』面倒なのに、
他人を傷付けてましてや『殺す』なんて面倒臭過ぎる行為である・・・。

一応情報として『図書館等の公共機関』なら、
パソコンが出来ると知っていたので、渋々図書館に向かう彼・・・。
30分ぐらいはかけて『熊本市立図書館』へと向かう・・・。

「本日休館日です」との看板が出ていた・・・。

「・・・!?」
「おいおいマジかよ・・・月曜日に休むって・・・床屋さんじゃ無いんだから・・・
 っ てかそういえば今日は月曜日なのか・・・」

と彼は意味不明な事を述べた・・・。
『マトモな人』はよく漫画やテレビとかで『独り言』を呟くキャラを見て、
「リアルで独り言を言う奴なんていねえよ・・・w」と思った事がある人もいるかも知れないが、『リアルで独り言を言う人種』が、彼みたいな底辺なのだ・・・。

仕方無いので、そこからまた30分ぐらいかけて『熊本県立図書館』へと向かった・・・。
「確か火曜日が休みだったよな・・・」と記憶を頼りに向かうのだった・・・。

そして到着・・・休館はしていなかったようだ・・・。
「ふふふ・・・ざまあみろ熊本県立図書館・・・」と彼はほくそ笑む・・・。
二階へと向かう・・・。
『荷物は必ずコインロッカーに入れて下さい』と書かれている、
カギをかけるには、100円硬貨が必要らしい・・・。

「・・・!?」
「100円なんて大金、あるかよ・・・」

仕方ないので彼は荷物をロッカーに入れ、鍵はかけなかった・・・。
別に荷物を持ち歩く必要性も無いのだが、
『何か学校帰りとか思わせたい』とか思うのが彼みたいな人種である・・・。

そして受付へと向かう・・・。

「あのっ、ぱっ・・・」
「・・・?」
「ぱそっ、パソコン使いたいんですが・・・?」
「はい、こちらの用紙に名前と時間をご記入ください、一回のご使用30分までです」

と渡されるので、記入し、パソコンへと向かう・・・。
大体共通なのだが、『一回30分まで』であり、
待ってる人がいなければ、継続して出来る仕組みだ・・・。

やはりこの手の公共機関のパソコンだ・・・。
なんでもかんでも『有害サイト指定』され、ロクに閲覧が出来ない・・・。

・・・自分のサイトに繋ごうとする彼・・・。
「ブロックされました」と表示された・・・。

「!?」
「俺は・・・サイトも有害なのかよ・・・」

と呟く・・・。

「ふふふ、いいぜいいぜ・・・セキリュティソフトさんよぉ・・・」
何か知らないが、彼は一人で燃えていた・・・。
「・・・ http://www.google.com/m ・・・これでどうだ・・・!?」
彼がアドレスバーに打ち出したのは、『グーグル携帯サイト』だった。
そう、大体はこれで検索して見たいサイトを見れば、
ブロックを切り抜けられるのだ・・・。

『プロクシを使う』という手段もあるのだが・・・、
熊本市立図書館、県立図書館では、設定が変えられなかった・・・。
彼が暫く後、『熊本国際交流会館』でその手段を使い、
怒られる事になる事はまだ先の話であった・・・。

そして数時間粘り、何となく係りの人から「お前まだいるのかよ・・・」
というオーラを感じたら気まずくなり帰ろうとした・・・。

「さてと・・・」

コインロッカーから荷物を取り出す。
奪われてはいないようだ・・・。
もっとも、奪われても大して困らないのだが・・・。

すると・・・。

「・・・!?」

なんと、隣のコインロッカーで、100円硬貨の取り忘れがあった・・・。
そう、将来はどうだか知らないが、
2008年現在・・・熊本県立図書館では、実に100円硬貨の取り忘れが多いのだ・・・。

「・・・」

・・・さり気なくそれを取る彼・・・。

「(よっしゃ、帰りにスーパーでペットボトルのコーラが買える・・・今日はいい日だ)」

そして暫く『何となくまた自宅でネットが出来るようになるまで』は、
そんな生活が続くのだった・・・。
図書館で毎日来る人と恋に落ちるとか、
なんの物語りも無いが・・・。





何となく毎日が楽しかったとか、楽しくなかったとか・・・。