すべてが0になる

幸せとはその瞬間だけに見える幻想なのかもしれない

劇場版あしたのジョー

2006年04月24日 09時41分09秒 | アニメ・ゲーム等
昨日書いたのが消えたので再挑戦。
とりあえず要点をまとめて書くことにしよう。
個人的に感じた本編との違いを箇条書きにしてみる。


・BGMが妙に近代的(?)
・序盤のジョーの具体的な悪事は全てカット
・それにより、白木よう子との初対面の設定の変更と台詞の変更
・ジョーの高笑いが無い
・罪状不明の青山君が出て来ない
・放送禁止用語に若干の修正が加えられている
・声優がかなり変更されている



こんなところだろうか。
まず序盤の流れだが、要約すると

ヤクザを15人かたわにした罪で捕まった後、脱走して立て篭もるも段平にKOされて
その後拘置所で暴れて特等少年院行き


となっている。
ちなみにヤクザの台詞では
「うちの若いモンを3人かたわにしてくれたそうじゃねぇか」
みたいな事を言うが、警察は一応配慮しているのか「瀕死の重傷」と言っていた。



私はGyaoであしたのジョー1を全話見て初めて知ったのだが、実際にはジョーは
かなりのろくでなしである。
ボクシングのアニメかと思いきゃ
1/3近くはボクシングに関係無く、しかも少年院の話
だったりする。

本編の流れはこんな感じ。(多少前後はあるかも)


ドヤ街でヤクザを3人かたわにする→ヤクザに狙われるも段平がかばって助かる→
色々あって組を一人で潰す→白木よう子相手に詐欺をやり逮捕される→脱走し立て篭もる
→段平にKOされて病院(拘置所?)へ→拘置所内で大暴れ→裁判で暴言吐きまくり→
東光特等少年院行き決定


ってな訳で、本来白木よう子には少年院に入る前に会って因縁があるのだが、
そのシーン自体がカットされているため、劇で会った際の台詞が変えられている。
ジョーだけでなく、段平の台詞も変わっていた。


次にジョーの高笑いだが、個人的にはあの高笑いこそジョーらしいと思うので
とり直しで無くなっているのは非常に残念だ。
まるで狂ったか、心のそこからの嘲笑の様なあの笑い方はかなりキテいる。
演技にしても大したもんだと思ったものだ。
劇場版の悪事カットの流れに準じてマイナスイメージなあの笑いはカットになったのだろうか。


次に特等少年院一罪状不明の男青山君。
身長も低くひ弱で気弱な彼に段平がボクシングを教え込み、ジョーにディフェンスの
大切さを身をもって教える話なのだが、彼はそもそも出て来なかった。
極悪人が集められる特等少年院に何故彼が居るかと言う疑問に関しては、一部で
冤罪
と言う説もある。
冤罪であんなところに放り込まれるのもいい迷惑だろうに。

まぁ本編でガードの大切さを学んでおきながら、
その回だけしかまともにガードをしなかった
ので、ノーガード戦法が有名なジョーには不要のシーンとされたのだろう。


そして放送禁止用語の変更。
既に書いてあるが、かたわ・めっかちはOKだったらしい。
が、当時でも既にダメだったらしく

キチガイ

だけは台詞が変えられていた。
「どけ!どきやがれ!このアル中!」
となっていたが、本編では
「どけ!どきやがれ!このキチガイ!」
だった。
語尾等細かいところは違うかもしれない。
これに準じてか拳キチって言葉も無かった気がする。
釣りキチと同じ使い方だと思うのだが・・・。


声優の変更は殆どが変わっているような気がする。
もしくは演技が変わって同じ声が出ないのか。
ジョーはあまり違和感が無いが、段平・力石ですら微妙。
マンモス西は違う声優で声質も似てなくて全然合わなかった。
何か大人の事情があったのだろうか。


総括
劇場版は一般的イメージ(?)なあしたのジョー。
可能なら本編を見たほうが面白いがかなり長いのが難点。
力石が死んだところで劇場版は終わるのだが、凄い切り方で終わるのでイマイチ。
書き忘れたが、BGMも本編に比べるとちょっと合ってない感じ。
効果音も変えられていて個人的には本編の方が好きでした。
1を見た人が改めて見る価値は無いと言っても差し支え無いでしょう。

2時間半もあるので見るだけでも疲れるんですよ・・・。


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