うさぎとベリーダンスとダラブッカ “KT LOVES Lapin”(セクシー田中さん)

てのひらサイズの先生。




私は、ユダヤ人の頭の良さに
強く憧れ、その要素のひとつである
「読書」を続けている。

まぁ、言うても、アンタ。
内容を殆ど覚えてないものも多いので、
それを読書と言えるか、我ながら
疑問ではある。


殊に、言葉に関する本が好きで
自分で探し出しては買っている。
数々読んだが、この本が一番
気に入っていた。

言葉に対する愛情に溢れた本ではあるが、
ただひとつだけ引っかかることがあった。
それは、(笑)という表記。
この本に限らず、最近の本は、
ここ笑うとこ、とばかりに(笑)という
表記が目につくのだよ。

笑う箇所は、読者に委ねればいい。


先日、書店を徘徊していたら、
ついに私は「先生」と呼ばずには
いられない本と出会ってしまった!!


読みやすさ、理解のしやすさ、リズム、
文字の大きさ、比喩のわかりやすさ、
何をとってもパーフェクト!
さすがは外山滋比古!
彼の本は、過去にも数冊読んだけど、
ものによっては難解だ。
でも、これは、まさにスポンジが
水を吸うようにス〜っと読める!

読了感の良さや満足度の高さは、
以前のお気に入りの比ではない。
この手の本を色々読んだけど、
もうこの一冊入魂でいい。

一番最初の「はじめに」のページ
だけでもハッとさせられる。
ちょっと、紹介しよう。

私は、この数行を読んで、
涙がボッロボロこぼれた。


せやで、ほんま。
言葉の表現は心。
心を養わなければ、人を感動させたり
ハッとさせたり出来まっかいな。

誰でも簡単に身につくかのような、
安直な文章術系の本が氾濫している気が
してならない。裏を返せば、それだけ
文章産出能力が低い人が多いんだろうな。
そういう人は、文章術の本を読む以前に、
散歩して景色を見てみたらどうかな?
観察力が圧倒的に足りてないんだと思う。

簡単に手に入るものは、
崩れるのも早い。

はやりの文章術系の本は
参考程度にしておいた方がいい。
結局のところ、自己啓発書と同じく、
基本は先人がすでに書いている。
原理原則さえ分かっていれば、
センセーショナルなタイトルの本など
買わなくていいのだ。


知的文章術は、私の中で
ベスト・オブ・ベスト。
てのひらサイズなのに、知識の宝庫であり、
先生と呼べる本が、ほんの700円で
買えるなんて、読まない理由なんてないね!

もう2冊、私のオススメの本を紹介しておく。


知的文章術と同様、至極まじめで、
なるほどなるほど!と
感心しきりの内容だよ。(赤い本2冊)

ではでは、またね!

押すなよ、絶対押すなよ!押すなって!

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