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ふつうのこと

日々の雑記+猫の記録

本と猫とブックカバーのこと

2011-10-15 21:46:37 | 
本を読んでいるとサキ(猫)に邪魔されます。

首のとこをなでなでしながら、本を読む。
背中のとこをなでなでしながら、本を読む。
おなかのとこをなでなでしながら、本を読む。

あーもう。

本をブラシに持ち替え
サキの気の済むまでブラッシング。

最近、やっとサキがブラッシングを
嫌がらなくなりました。
それは嬉しいんだけど。。。

嬉しいから、まいっか。



今日はブックカバーを作りました。
大したものじゃないです。

前に描いた絵をプリンターで出力して、
文庫本に巻いただけ。

こんなカンジです↓

英文はてきとー 雰囲気です。
(自己満足)

毛糸で編んだり、布で作ったり、皮っぽいの買ったりしたけど
文庫本の場合、
ブックカバーは紙が一番読みやすい。
(ような気がします)

ちなみに今読んでる本は
新野剛志さんの「あぽやん」

同僚のK氏から
これ読んでみーおもろいでー
と無理矢理渡された本

その時の心の声↓
(あぽやんって何よ。
   アホな人の面白い話?)

空港で働く旅行代理店の人(あぽやん)の
おはなしでした。

まだ半分だけど、うん、アホな人の話ではナイ。
まだ半分だけど、好きなタイプの本だな~

照柿 高村薫

2010-07-25 23:51:48 | 
今年は全然本を読んでないな~
もう1年の半分は過ぎたのに・・・

「猫の森の猫たち」を読んで以降は

今野敏さんの「果断」
小川洋子さんの「海」
「つむじ風食堂」
高村薫さんの
「マークスの山(上下)」「照柿(上下)」
「レディジョーカー(上中下)」

で今日は

照柿
高村薫
講談社

を読みました。

合田刑事シリーズなんだけど
レディージョーカーを先に読んだので
順番は逆でした。

暑い夏、熱帯夜を更に暑苦しくする
そんなお話でした。
刑事ものなのに事件は脇
人間メイン

若い頃の熱意が失望になって
失望することにも慣れて
慣れきった自分にも失望して
全部壊してしまいたい

なぁ~んて爆弾を実は誰でも抱えてて
抱えながら少しづつ壊れていって

ちょっとしたきっかけで
どこで、どんなカタチで爆発するか
分らないなぁ・・・と。

心が何も感じない状態って
なんかねぇ、読んでて息苦しさまで
うつっちゃう。

それにしても「色」が強烈な印象です。
めまいがするくらい。

合田刑事のシリーズは
これで3作品読んだんですけど
この合田さんの不完全な人間味が
みょーに気になります。


猫の森の猫たち 南里秀子

2010-04-14 00:13:27 | 
5冊目

猫の森の猫たち
南里秀子
幻冬舎文庫

を読みました。

表紙に一目惚れして買いました。

これ↓

まるでサキとメイみたいv

買う動機が不純だったために
読み始めてすぐ

エッセイ・・・苦手だ・・・

と思ってしまって
ごめんなさい。

第1章からぼろぼろ泣いて
今朝は目がぱんぱんに腫れてました;

ひとり暮らしで動物を飼ってる人なら
誰でも抱える不安。

もしも私に何かあったら
この子たち、大丈夫?

そんな不安が現実になった人と猫のための
受け皿が「猫の森」

ゲージに入れるんじゃなくて
家の中で人とふれあいながら
のびのび暮らす猫たちの様子に
「こんな場所があるんだぁ」って
嬉しくなりました。

いいなぁ。

うちのサキとメイは幸せかな?
色々考えさせられました。

「絶対に私が看取る」って思ってる。

でも、明日何があるか分からない…

こんな場所があるって
知っただけでも良かったです。


少女地獄 夢野久作

2010-04-07 01:05:12 | 
4冊目

少女地獄
夢野久作
(角川文庫)

を読みました。

中2の頃に一度読んでます。
この前、書店で見かけて衝動買いしました。

短編集です。
少女地獄(3編/何でもない・殺人リレー・火星の女)
童貞
けむりを吐かぬ煙突
女坑主

中でもずっと頭に残ってたのは
少女地獄の「何でもない」です。

病院のアイドル的存在の看護婦
姫草ユリ子19歳(偽名・年齢詐称)
の自殺を知らせる手紙から
物語ははじまります。

全ての人に愛された彼女が
自殺したワケは・・・

自分の虚像を飾るささやかな嘘に
ほころびが生じて

嘘に嘘を重ねては
その嘘にどんどん追い込まれて・・

「あれ、実は嘘でした」って謝れば
すぐ楽になれるのに
虚構の世界を守るその必死さが
ホントにもう壮絶。


日常のちょっとしたスパイスにもなる「嘘」
誰かのためにやむなくつく「嘘」
自分を守るためのずるい「嘘」
笑える「嘘」 オーバーな「嘘」

「嘘」について考えさせられた
おはなしでした。

できれば「嘘」なんて
つきたくないけど
「嘘」をつかなきゃならない場面に
もしも出くわしたら・・・

また思い出すんだろうな~


姫草ユリ子。



*****************

4月6日のサキとメイ

サキ 3.25キロ
メイ 3.10キロ

水…240ml(2匹)
お○っこ…8個(2匹)48g/36g/78g/34g/38g/34g/122g/61g…計451g
う○ち…2個(2匹)

アイムスの腎臓アシスト(カリカリ)が切れたので
k/dとロイヤルカナン腎臓サポートを混ぜてみました。

きれいに食べてくれて
ひとまず ほ。



数学的にありえない(上・下)アダム・ファウアー

2010-02-18 23:51:23 | 
2冊目

数学的にありえない(上・下)
アダム・ファウアー
翻訳: 矢口 誠 
文春文庫

を読みました。

本の帯に知的サスペンスとか
超絶ノンストップサスペンスとか
書いてあります。

勝手にインテリっぽいストーリーかと思いきや
バイオレンスあり、SF?あり
そいでもってタイムリミットアクションあり
ひとつひとつがバラバラに見えて
伏線、伏線、伏線の連続。

展開が速くて(テンポが良すぎて)
疲れた頭で読んでると
つ・・・ついていけない。
ページを進めては戻し、進めては戻ししてました。

もしこれが映画だったら
最低2回は観なきゃダメだな
私の頭。 

「さて、確率の話をしよう・・・」
↓(ほぼ本文)
地球に巨大な隕石が衝突して、
文明が消え去る確率は
毎年100万分の1
類人猿の頃が700万年前
ということは、現在までに人類が
滅亡している確率はほぼ700%
今までにみんな7回は死んでる計算になる~

しょっぱな好奇心そそられました。

登場人物は
元統計学講師で癲癇患者のデイビッド
CIA工作員でスパイのヴァナー
謎の研究をするトヴァスキー博士
その被験者のジュリア
宝くじで億万長者になったトミー

数学には全くいい思い出がありませんが
この本、学生時代に出会いたかったよー
頭の出来は変わらないと思うけど
ちょっとは面白いって思えてたかも。

ストーリーは「そんなのアリかよー」って
つっこみたくなるとこもあるけど
すごく面白かった。

この本を読んでる間
風が吹いたら桶屋が儲かる
バタフライ効果のことを考えてました。

*****************

2月15日のサキとメイ

サキ 3.15キロ
メイ 2.95キロ

水…200ml(2匹)
お○っこ…7個(2匹)52g/73g/150g/60g/44g/33g/51g…計463g
う○ち…1個(2匹)

*****************

2月16日のサキとメイ

サキ 3.20キロ
メイ 3.00キロ

水…200ml(2匹)
お○っこ…6個(2匹)128g/68g/40g/68g/44g/128g…計476g
う○ち…2個(2匹)

*****************

2月17日のサキとメイ

サキ 3.20キロ
メイ 3.00キロ

水…200ml(2匹)
お○っこ…6個(2匹)86g/65g/56g/110g/40g/86g…計443g
う○ち…2個(2匹)

*****************

2月18日のサキとメイ

サキ 3.20キロ
メイ 3.00キロ

水…200ml(2匹)
お○っこ…6個(2匹)64g/62g/55g/83g/61g/140g…計465g
う○ち…1個(2匹)



ミーナの行進 小川洋子

2010-01-19 21:17:47 | 
1冊目 

ミーナの行進
小川洋子
挿絵・寺田順三
(中公文庫)

母親と別れて親戚の家で
暮らすことになった朋子
迎えてくれたのは、ベンツに乗った
ハンサムな伯父さん
芦屋の豪勢な洋館と
病弱で美しい一つ年下のミーナ
そしてコビトカバのポチ子。。。

30数年前、1972年
朋子が12歳だった頃の
特別な思い出のお話です。

寺田さんのほんわかしたイラストが
かわいくてあたたかいです。
すごく好み。

病弱なミーナを支える家族と
見え隠れする「死」のイメージ

壊れたものを全部修理して
姿を消す伯父さん
誤植を宝物のように探す伯母さん
何となく気持ちが分かる。

朋子の優しい嘘も
カバのとぼけたカンジもすごく好き

最初は川端康成の「眠れる美女」
を読む小学生ってどうなの?
って思ったけど
どんどん引き込まれました。

最近涙腺が弱くなったのかなぁ
たんたんと読んでいくと
何の前触れもなく、いきなり
きゅっとに泣けてきて
ちょいちょい困った。
(電車の中じゃ泣けないし)

小学生の頃、腸炎と盲腸で
入院した時のことを思い出しました。
一緒に遊んだ車椅子のあの子は
元気にやってるのかなぁと。

たくましく今日も生きてる

やさしい気持ちになれる
1冊でした。

*****************

本日のサキとメイ

サキ 3.15キロ
メイ 3.00キロ

水…200ml(2匹)
お○っこ…5個(2匹)40g/60g/40g/74g/138g/30g…計382g
う○ち…1個(2匹)


まひるの月を追いかけて 恩田陸

2009-12-21 00:26:21 | 
72冊め

まひるの月を追いかけて
恩田 陸
(文春文庫)

読みました。

「異母兄妹」血がつながってると言っても
赤の他人同然の兄が奈良で行方不明に。

ほとんど面識の無い兄の彼女と2人で
奈良へ消息を追って旅にでる・・・

鈍感な静(妹)がこの物語の主人公です。

複雑な家庭環境のせいか、もともとの性格か
この人ホント鈍感。

おかげで最後のページを読むまで
謎の人の正体が分かりませんでした。

あはは。私も鈍感。

周りのことも、自分のことも
全部他人事のように感じられたら
傷ついたりすることが無いし、
もし、傷ついても
上手く受け流せる。

鈍感さは静を守る殻だったのかなぁ

なーんて思ったりしました。

この本、旅情たっぷりなので
ふらっと出かけたくなります、奈良。

ところどころに散りばめられた童話、神話は
どれも印象的。

月のうさぎ、ある母親の物語(アンデルセン?)、愛のサーカス(別役実?)、黄金の林檎

もとのお話を探して読みたくなりました。

*****************


12/20のサキとメイ

サキ 3.20キロ
メイ 2.95キロ

水…250ml(2匹)
お○っこ…9個(2匹)48g/48g/58g/48g/48g/26g/67g/93g/43g
う○ち…2個(2匹)


愛の続き イアン・マキューアン

2009-12-09 23:03:19 | 
71冊め

愛の続き[Enduring Love]
イアンマキューアン  小山太一 (翻訳)
(新潮文庫)

を読みました。

これ、映画「Jの悲劇」の原作です。

映画では、主人公のジョーに
007の新ジェームズ・ボンド役になった
ダニエル・クレイグさん

大学生(ほんのちょい役)に
パフュームある人殺しの物語の
主人公グルヌイユ役だったベン・ウィショーさんが出てます。

そして私、DVDを観てから2年くらい経ってます。


映画はサスペンスって感じだったけど

小説の方は同じストーリーのはずなのに

全然違う。って印象でした。

どっちもいい。すごくいい。



主人公ジョーが恋人との楽しいピクニック中に

偶然遭遇した気球の事故、

一人の男の死。

その事故で、たまたま居合わせただけの青年ジェッドに

「愛してる」と執拗につきまとわれて・・・




自分の気持ちが相手に全然伝わらない

相手が何を考えてるのか分からない

同じ空間を共有してるのに、くい違う記憶

助けを求めても全く理解してもらえない

孤独、疑心暗鬼



これを読んでると

こっちまで気が狂いそうになります。

いいいぃ~っ



どこをどう踏み外したのか、

何が悪かったのか、

他にどんな方法を取れば良かったのか、


ジョーと一緒にあの気球の事故からの

一連の出来事(映画)を振り返る


そんな体験ができた1冊でした。



飽きさせない展開で読みやすいし、

私はすごく面白かったけど、

これ、友達には絶対ススメたくない本+映画です。


読んでる間、間違いなくどっぷり暗くなる・・・


*****************


本日のサキとメイ

サキ 3.20キロ
メイ 2.90キロ

水…220ml(2匹)
お○っこ…6個(2匹)75g/68g/43g/39g/85g/75g
う○ち…1個(2匹)

*****************


昨日のサキとメイ

サキ 3.20キロ
メイ 2.90キロ

水…240ml(2匹)
お○っこ…7個(2匹)64g/156g/32g/75g/64g/48g/52g
う○ち…2個(2匹)


MAZE[メイズ] 恩田 陸

2009-11-17 23:42:21 | 
70冊め

MAZE[メイズ]
恩田 陸
(双葉文庫)

を読みました。

灰色の丘に白い建物があります。

壁には窓も何にも無くて

入口がひとつ。

天井は無くって、

中は迷路。

ここに入った人間は

消えます。

その謎に挑むのは4人の男達。



この設定だけで面白かったけど

オネエ言葉の恵弥が面白かった。

おかまじゃないわよ♪

みたいな。




でも迷路っていいなー

私も複雑な迷路の中を歩いてみたいなー


遊園地の鏡の迷路がなつかしー



*****************


本日のサキとメイ

サキ 3.25キロ
メイ 2.95キロ

水…200ml(2匹)
お○っこ…9個(2匹)80g/70g/70g/50g/44g/100g/66g/60g/60g
う○ち…1個(2匹)


ごはんをオリジナルブレンド
であげることにしました。

メイとサキはごはん一緒だけど
それぞれのブレンドする量が違います。

めんどくさーとか思いつつ

食べてくれると
ちょっとうれしい。

押入れのちよ  萩原 浩 

2009-11-14 23:19:03 | 
69冊め

押入れのちよ
萩原 浩
(新潮文庫)

を読みました。

9つの短編集


ちょっと恐いけど

ほのぼのするような

お話ばかりかと思ったら

それぞれ全然違って面白かった。


「老猫」はタイトルですごく期待したのに
気色悪かったよー;


「殺意のレシピ」「予期せぬ訪問者」は
滑稽で笑えた。


「押入れのちよ」「しんちゃんの自転車」は
かわいい。ほのぼの系


「コール」は青春さわやか系かな


「介護の鬼」が一番恐い。
なんか随分前に読んだマンガの「惨劇館」(だっけ?)
を思い出しました。


ホラーだけど、「しんちゃんの自転車」が最後なので

読後、ほのぼのした印象が残ったなー

お話の順番も良かったかも。




66・67冊めは「ケインとアベル」上・下を読んだけど

感想を書くタイミングが無かった;

会社の人に勧められて読みました。

すごく面白かった!



(なんてカンタンな感想;)


*****************


本日のサキとメイ

サキ 3.20キロ
メイ 2.95キロ

水…240ml(2匹)
お○っこ…8個(2匹)62g/44g/55g/60g/84g/60g/54g/24g
う○ち…1個(2匹)

サキにシーバを多めにあげたら
メイが横取りして食べてた;

別々のごはんって難しい・・・