動物病院へ向かうべく車に乗ると同時に、
キャリーバッグのフタを開けて、桃ちゃんをなでなでします。
そうすると安心するみたいで、
鳴くのも、逃げだすのもやめて、なでられるがままにされています。
診察室の滞在時間は3分ほどで、注射は一瞬で終わりました。
先生やスタッフのおねえさんが
「怪我きれいに治ったね、おおきくなったね。」と話しかけてくれましたが、
桃ちゃんに応える余裕などなく、怯えて縮こまっていました。
「今日一日はおとなしくなりますが、心配はいりません。」と先生に言われたとおり、
帰宅後、桃ちゃんはおとなしく、くたーっとしていました。
桃ちゃんにとっては受難の一日でしたが、
一週間後には更なる受難が桃ちゃんを待ち受けていたのでした。