電車の中で無事に赤ちゃんが生まれた
電車は30分遅れたそうですが・・・・・よかった
JRもお咎めなしでしょう
よかった
電車で隣に座っていた女性が産気づき、破水した――。
19日、千葉県内を走るJR常磐線で、乗り合わせた最上都寿美(つづみ)さん(40)はとっさに対応し
車内で生まれた女の赤ちゃんを取り上げた。
自らも5人の出産経験がある最上さんは「無我夢中で、勝手に体が動いていた」と振り返る。
女性が産気づいたのは、19日午後1時30分ごろ。電車が松戸駅を発車してすぐだった。
日暮里駅で多くの乗客が降り、車内はさほど混雑していなかった。
最上さんは、都内の病院から外泊許可がでた四男(4)を連れ
茨城県取手市の自宅に帰る途中。優先席に座り、ひざの上で四男を寝かせていた。
ふと、隣の女性が気になり、目を向けると、顔を赤くして手すりにつかまっていた。
「大丈夫ですか?」
声をかけると、女性から思わぬ返事が来た。
「陣痛が来ちゃいました」
松戸駅から、次の停車駅の柏駅までは約8分。女性のおなかを触らせてもらうと、まだ張っていない。
「3人目なんです」「柏で降りて病院に行きます」など、話もできていた。
ところが、柏駅に到着する頃、女性は座っていられないほど苦しみ出した。
腰をおさえるように体を反らせ、言葉を絞り出した。
「破水しちゃいました」
くずれるように、床に座る女性。四男の着替えと一緒にバスタオルを持っていた最上さんはその1枚を取り出し
女性の体の下に敷いた。別のタオルを近くの女性客にも渡し、周りから見えないように持ってもらった。
電車が柏駅のホームに滑り込むと最上さんはいったんホームに出て「発車しないで止めて!」と叫んだ。
すぐ車内へ戻ると、バスタオルの上で横座りしていた女性は「もうダメです」と言った。
最上さんは覚悟を決めた。元看護助手だが、お産に立ち会ったことはない。
「ここで生まれるんだ。なんとかしないといけない」。5人を産んだ経験が背中を押した。
「もう生まれる」と女性が言うと、赤ちゃんの頭が「ポンと出てきた」。
最上さんが慌てて頭に手を添えると、体もするりと続いた。駆けつけた駅員から毛布をもらい
くるんで抱き上げると赤ちゃんは足をバタバタとさせて「オギャー」と泣き声を上げた。
「生まれましたよ。元気そうです」と伝えると、女性はほっとした様子でうなずいた。
最上さんは難産が多く、出産に34時間かかったこともある。電車内の出産だったが
思わず女性に「安産で良かったですね」と言葉をかけた。
座席に座らせていた四男は黙ったまま、出産の様子を見つめていた。
やがて救急隊員が到着し、母子を病院に搬送した。電車が走り出してしばらく経ち
女性の乗客が「拭いてください」とウェットティッシュを渡してくれた。
初めて、ジャンパーが羊水まみれになっていることに気づき、「自分が赤ちゃんを取り上げたんだ」と実感した。
自宅に到着し、長女の桃花さん(20)に話すと
「5人も産めば、次は取り上げる側になったのね」と冷やかされた。最上さんはこう話す。
「お母さん自身が冷静でいてくれたから、私も取り上げることができました。尊敬しています」
本当によかった よかった
電車は30分遅れたそうですが・・・・・よかった
JRもお咎めなしでしょう
よかった
電車で隣に座っていた女性が産気づき、破水した――。
19日、千葉県内を走るJR常磐線で、乗り合わせた最上都寿美(つづみ)さん(40)はとっさに対応し
車内で生まれた女の赤ちゃんを取り上げた。
自らも5人の出産経験がある最上さんは「無我夢中で、勝手に体が動いていた」と振り返る。
女性が産気づいたのは、19日午後1時30分ごろ。電車が松戸駅を発車してすぐだった。
日暮里駅で多くの乗客が降り、車内はさほど混雑していなかった。
最上さんは、都内の病院から外泊許可がでた四男(4)を連れ
茨城県取手市の自宅に帰る途中。優先席に座り、ひざの上で四男を寝かせていた。
ふと、隣の女性が気になり、目を向けると、顔を赤くして手すりにつかまっていた。
「大丈夫ですか?」
声をかけると、女性から思わぬ返事が来た。
「陣痛が来ちゃいました」
松戸駅から、次の停車駅の柏駅までは約8分。女性のおなかを触らせてもらうと、まだ張っていない。
「3人目なんです」「柏で降りて病院に行きます」など、話もできていた。
ところが、柏駅に到着する頃、女性は座っていられないほど苦しみ出した。
腰をおさえるように体を反らせ、言葉を絞り出した。
「破水しちゃいました」
くずれるように、床に座る女性。四男の着替えと一緒にバスタオルを持っていた最上さんはその1枚を取り出し
女性の体の下に敷いた。別のタオルを近くの女性客にも渡し、周りから見えないように持ってもらった。
電車が柏駅のホームに滑り込むと最上さんはいったんホームに出て「発車しないで止めて!」と叫んだ。
すぐ車内へ戻ると、バスタオルの上で横座りしていた女性は「もうダメです」と言った。
最上さんは覚悟を決めた。元看護助手だが、お産に立ち会ったことはない。
「ここで生まれるんだ。なんとかしないといけない」。5人を産んだ経験が背中を押した。
「もう生まれる」と女性が言うと、赤ちゃんの頭が「ポンと出てきた」。
最上さんが慌てて頭に手を添えると、体もするりと続いた。駆けつけた駅員から毛布をもらい
くるんで抱き上げると赤ちゃんは足をバタバタとさせて「オギャー」と泣き声を上げた。
「生まれましたよ。元気そうです」と伝えると、女性はほっとした様子でうなずいた。
最上さんは難産が多く、出産に34時間かかったこともある。電車内の出産だったが
思わず女性に「安産で良かったですね」と言葉をかけた。
座席に座らせていた四男は黙ったまま、出産の様子を見つめていた。
やがて救急隊員が到着し、母子を病院に搬送した。電車が走り出してしばらく経ち
女性の乗客が「拭いてください」とウェットティッシュを渡してくれた。
初めて、ジャンパーが羊水まみれになっていることに気づき、「自分が赤ちゃんを取り上げたんだ」と実感した。
自宅に到着し、長女の桃花さん(20)に話すと
「5人も産めば、次は取り上げる側になったのね」と冷やかされた。最上さんはこう話す。
「お母さん自身が冷静でいてくれたから、私も取り上げることができました。尊敬しています」
本当によかった よかった
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