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ダウンのジャケット

2012-02-28 21:33:42 | インポート

 寒い中にも、時より春の日差しを感じることができるように

なってきました。

 当医院でもインフルエンザの患者さんのピークは過ぎ、

平穏な診療体制に戻りつつあります。

咳が長引く五歳ぐらいの男の子がお母さんに連れられ

受診されました。

見た目には非常に元気そうで、診察所見も悪いところは

見当たりません。

診察の終了と同時に今まで脱衣かごに置いていた

ジャケットを彼が着るや否や、そのジャケットに沢山の

鳥の毛が付着しているのを見つけた小生。

開口一番「ぼくんちでペットに鳥か何か飼っていない。

そのアレルギーで咳が出ているのかな。」って言うや否や

お母さんから「その羽、子供のダウンのジャケットから

出てきたものなんです。」とのお言葉。

ごめんなさい。お母さん。おぼっちゃま

(むしられるほどの“羽”がうらやましいです…)


反抗期

2012-02-20 21:33:12 | インポート

 先週末から今週にかけ大雪やら寒波で体調を崩しがちです。

自分の体調が悪い時には患者さんに対する洞察力、

診断能力や処置のスピードなど全てが後退するのが

分ります。ましてやいつもなら大泣きしている子供など

当たり前に思っているのに、何かイライラしている自分が

いるのに気付くことがあります。

 検査や点滴などの処置の最中に子供たちが暴れる

ことなど当たり前のことで健康な時は取るに足らないこと

なのですが、つい反抗期に突入した子供なのかと

年齢のことも考慮することなく、つい声を大きく出して

怒ることもあります

 反抗期は三歳ごろに最初にやってきます。自我の

目覚めと考えられています。

自分と自分以外の世界がはっきり区別できるようになって

きます。次に訪れる反抗期は、思春期に入り権威や慣習

と言った従来の価値観に対する反発が第二次反抗期と

呼ばれるものです。年上の人や権威のある人に対する

反発が主たるものです。反発することにより自分の

立ち位置を確認し、やがて大人の仲間入りを果たすこと

ができるようになり落ち着いてきます。

 いつまででも社会に対して不平や不満を口にする人を

稀に見かけますが、そう言う人たちはまだ精神的に

成熟せず反抗期を経ることなく大人になってしまったか、

よほど自分の才能に確固たる自信がある人達なのかも

しれませんね


親の愛

2012-02-12 22:33:26 | インポート

インフルエンザが猛威を奮っています。

 これから記載させていただくことは人様から聴かせていただき

ましたお話しであることを断っておきます。

 今人気のNHK朝ドラ「カーネーション」の主人公越野綾子さん

の生涯を長女である越野ヒロコさんが語っておられましたが、

母である綾子さんは早くに夫を戦争で亡くし、三人の娘さんを

女手一つで育て上げました。

 その子育てのなかで、子育ては小さな愛情を注ぐだけで

無く、より大局に立ち将来を見据えた大きな愛情を注ぐことに

あることを示されていました。

 すなわち、当時、戦時下の食べ物もない時代に、お金が

できれば、ひもじい思いをさせないよう子供達には少しでも

食べ物を買い与えて空腹を満たしてやりたいと思うのは

親であれば至極当然のことです。これを小さな愛とすれば、

大きな愛は、子供に絵の才能があるのを見出せば、

食べ物の何倍ものお金を費やしてまで、今は空腹でも将来の

ためにと、色鉛筆を買い与えるといった将来を見据えた愛情を

指すのでしょう。

 どちらも大事な親の愛情です。小さな愛情も大きな愛情も

等しくその愛情に優劣はないと思います。

一つは父の愛、もう一つは母の愛と言った方が良いでしょうか。

ただどちらが父の愛で、母の愛かは各家庭により異なるとは

思いますが


同窓会

2012-02-01 16:08:31 | インポート

 二月に入りますます寒くなってきました。

小雪の舞い散る日が多くなってきて、今まではかずに

我慢していましたズボン下(俗称をパッチと言います


はこうかどうか迷っています。

 今年の6月に小生が卒業しました小学校の同窓会を

初めて開く予定でいます。

入学してちょうど半世紀になります。よくもまあこんなに

生きたものだと自分でも感心しています

 同窓会に先立ちお世話になった恩師の先生方に案内状

を持参する機会に恵まれ、同窓生より一足先に先生方に

お会いすることが叶いました。

 お会いした先生方全てがお元気でしっかりしておられ、

生徒であった小生が言うのもおかしな話ですがその面影は

残されていました。

 やはり教職に就かれていた方たちは精神的にも肉体的にも

衰えることが少ないのではないかと思います。

自然と細胞が衰え機能不全を起こし死滅していくことを

アポトーシスと言うのですが、頭脳労働をしている方たちは

脳細胞のアポトーシスはその他の方たちに比べ遅い

のかもしれませんね。

 教職は考え、話すことが主であるわけですから、

脳細胞の衰えを予防するには幾つになってもよく喋ることが

大事ということになります。

そういえば小生の義理の母も良く喋るので頭も体も

シャキッとしてます