いつか 夢を

私は私。

夢は夢。
でも、いつか 夢が叶いますように。

ジーン・ワルツ

2009-11-25 06:24:17 | 読書
海堂尊 ジーン・ワルツ 新潮社



2010年公開の映画化が決まっている作品。


著者も、医師役で出演する。

『とくダネ!』のコメンテーターとして、出演している風貌と、

作品で 鋭く発言する姿勢とは 少し違う。


やはり、

人当たり良く、何でも質問できる風貌でないと、

患者も素直になれないし、信頼関係も築けないんだろう。


この作品、『福島県立大野病院産科医逮捕事件』が関係している。

今、放送されているドラマ『ギネ!』も、産科医の立場や、妊産婦の現状を訴えている。


この作品を読んで、

癒着胎盤は全分娩の0.01%という希有な疾患で、現在の医療水準では事前に確定診断することは難しい。

と、知ったこと。



息子の出産で、用手剥離した私。


だから、次の出産は国立病院を選んだ。

6ヶ月で、切迫早産。

早産止めを飲みながら、息子を保育園に預け 働いた。

尿が3日出なくなり、緊急入院。

子どもの父親の承諾がなければ、利尿剤は使えず、
国立病院は警察を頼んだ。
警察は、入院三日目にして、私の母親を連れて来た。
母親がやって来る前に、医師は承諾書無しで治療を始めていたんだけれど…

減塩食に、ベッド上安静。
赤ちゃんの心音を測るベルトを着けて、長いこと入院。
ギリギリまでお腹に入れて育てていたけれど、
無理が見えたから、卵膜を破って破水させ、陣痛を点滴で起こさせた。

娘を産み終えた時、5人の医師は、

やっぱり 産ませて置いて良かったネ。
胎盤がボロボロだ。でも、癒着している…

と、言い合って、

 私に麻酔のマスクを宛てがった。





ふ~~ん、

私って “希有な疾患” 持ってバカリいる のネ


と。






昔は、医師は何も説明してくれなかったし、

質問すると、「私を信じていないのかッ」って、凄く怒られたネ




海堂尊氏 のように、

 どんどん 本当のことを教えてくれる医師が欲しいネ。




まっ、

 医師になれる賢く、体力のある者でも、

ベストセラーが書ける文才がある人 って、余り居ないんだろうケレド…








 知らないでいる って、罪になったりするんだよネ φ(.. )。









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