TRA-VEL-BLOG

四方山旅日記&生活日記です^^。
スープカレー大好き、旅行大好き風来坊。

映画って、数見ればいいってもんじゃないのよ、趣味って、自慢するものじゃないわ

2004年11月07日 03時57分11秒 | Weblog
今日は「クルーエル・インテンションズ」を見た。
サラ・ミシェル・ゲラー(27)がピチピチしていた頃の作品だ。

本性を出す前のブリちゃんのような、「たれ目のロングヘア」がウケていた、ほんの数年前の作品だ。

この作品は古典文学で、リメイクと言うかカバーメイクと言うか、3回焼きなおされている
最初は1959年、ロジェ・ヴァディム監督、ジェラール・フィリップ、ジャンヌ・モロー主演で現代劇として。(フランス映画)
2度目は1988年、スティーブン・フリアーズ監督作品として「危険な関係」というタイトルで、グレン・クローズ、ジョン・マルコビッチ、ミッシェル・ファイファー、キアヌ・リーブスを配した。この作品は、アカデミー脚色、衣装デザイン、美術賞を獲得している。(イギリス映画)
3度目はミロシュ・フォアマン監督で、1989年コリン・ファース、アネット・ベニング、メグ・ティリー主演で「恋の掟」と言うタイトルで現代劇として公開された。(アメリカ映画)

ストーリーは、今となっては普通な作品だが、アイドル女優映画にしては良く出来ている。
日本ならさしずめ「テラ戦士サイボーイ」「晴れ・ときどき殺人」みたいなものか。

何事もそうだが、
「数見りゃ良いってもんじゃない。」

旅だってそうだ。
「エッフェルの前で写真を撮ってきた」ような記念旅行では、その土地土地の「人や生活」を知ることは出来ない。

「「うすっぺらいチープな知識は、その道のオーソリティに鼻で笑われる。」」

「最近たくさん映画を見ている」と、
偉そうに自慢したいのなら、ぽっと出の姉ちゃんみたいなことは言わないほうが良い。
その人より知っている人は、実は黙って聞いている目の前の誰かだったりする。

本当に好きな人は、すごく深いところを見ていて、他のいろいろなものとリンクさせている。

相方とBUNKAMURA行ったときに、
映画のパンフを見ながら話をした。
ものすごく深いところや、時代背景や人のつながりや歴史を知っていて感激した。

お互い「趣味に関して、妥協なく突き詰めるタイプ」なので、楽しい話を安心してし合えると確信した。

そう、移り気に焦って「なにか人より知っていたい」と、探し回るのは「趣味」じゃない。
メッキははがれる。

当事者以外の多くの人は、そのことを知っている。
その道のオーソリティがいることを・・・。
「趣味は自慢のタネではない、自分の心の栄養になるものだ。」

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