TRA-VEL-BLOG

四方山旅日記&生活日記です^^。
スープカレー大好き、旅行大好き風来坊。

さよならA321‐131(後編)

2008年03月08日 00時13分38秒 | 北の旅
羽田空港に急いだ。

大好きな街、函館に向かうために。

NH863便、夕暮れのHND、R/W16Rから上がる。
トライスターでR/W15・16から上がった時のことを重ねた。

ハネダリバーサル9ディパーチャ
当時その意味も解らず、ただフレイズだけでワクワクした十代の頃、
あの時のときめき、決して色褪せる事の無い思い出のRB211サウンドに、
V2500の低い唸りを重ねる。

函館線はL10やSRに乗って行く印象があった。
函館空港の青いターミナルビルのデッキにへばりついて、旅客機を眺めるのが好きだった。
L1011・SR・そしてA321、函館の旧ターミナルビルを知る思い出のフリート達、
B6でもYSでもない、
自分にとって旧ターミナルの思い出の区切りがA321なのだ。
美しく、新たな章へつなげたい。

茨城上空で地上は雲に隠れ、31,000フィートでレベルオフ。
山形で針路を北北東へ・・・フライバイワイヤのそれと解る、遊びの無いチルト感。

副機長からの機内放送があり、A321のラストフライトである旨が伝えられる。
夕日が帯状に残る秋田上空からディセントを開始。

シーリングは1000フィート前後、函館山の標高が東京タワーとほぼ同じだから良く判る。
ビジュアルアプローチ、雲を抜けるとそこは海、直前でバンクし、R/W30へ最高のランディング。
サイドスティック機がこんなに優しいランディングをしたのは、エアバス搭乗以来初めて。

4番スポットに入る、北緯41度の街へ降り立つ。
いつものグランドスタッフに迎えられ、挨拶をする。
階段を降りると相方がいた。15分の短い時間だけれど、会えて良かった。
月2回、遠距離を始めて5年、A321のラストフライトに、
相方のいる街から搭乗できる喜びをかみしめた。

手荷物検査場で相方と別れ、出発ロビーへ。


・・・ヲタクモード・・・私の目の色が変わる・・・

旧CAの衣装に身を包んだGH、顔馴染みの方ばかりで、私は最初控えめにしていたが、
我慢できず、ヲタ丸出しになる。

エアー北海道イベントの時のGHは、ほとんど交替していて、
現行の函館GHに、こんなに紳士的でない私を見せるのは多分初めてである。

4番ゲートのソラリーの下にはラストフライト記念のパネルが、そしてGH3人は旧制服を。
周りのシャッター音がしばらく止まらなかった。

程なく搭乗開始、「スターアライアンスゴールドメンバーの方の優先搭乗」に、
まるでステイタス別搭乗の無いエアドゥ便のように吸い込まれてゆく光景に笑ってしまった。
その列に合流し、足早に機内へ。

離陸R/Wは30。
通路側からも地上が見える。
A321の窓から見る函館の夜景はこれが最後だ。

印象的な機長のアナウンスを聞き(別記)、関東圏へ舞い戻る。

CAに着陸R/Wを聞くと「22」だと云う。

DC‐9ラストの時、着陸は15で、今でも鮮明に覚えている。
西側の旧ターミナルエリアに降りるのは嬉しい、
新22とはいえ、ターミナルまで長くタキシングを楽しめる。

一度ホールドショートしたお陰で、エンジン音も聞けた。

タンゴ→ジュリエット3→ターミナル前でB6のプッシュバックを待ち、スポット66へ。

搭乗証明書とファイルを貰い、
歩を進めた66番ゲート到着口には、
スタッフの皆さんがパネルを用意して整列していた。

素敵なファイナルフライトをスタッフも演出してくれている。

NH864便に乗って良かった。

さようなら。
もう二度と会うことはない、
ありがとう。

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