朝江の朝

パートとバイトの掛け持ち日記

息子

2021-03-25 07:59:08 | 日記
実は息子は私が生んでいない。特別養子縁組という仕組みを使い子が授からなかった我が家に生後2か月で息子は来た。もっと金持ちに行きたかったなあと思っても親が選べないのは普通の家庭と一緒なんだ。すまない。

真実告知をしてあって、私が生みの親でないことは息子は知っています。いつか自分のルーツを知りたくなったら協力するつもりだったが、協力しないで自分で探し当てていた。息子は23歳だ。それぐらいできるか。

金融業に勤めているため、親が亡くなり凍結された預金を引きだす作業には戸籍謄本がいることを知っていて、親がどこで生まれてどこへ転居し、どこで生活していたかを戸籍で知ることができる。そこで自分の戸籍をとってルーツを探ろうと思い立ったらしい。

児童相談センターに行きルーツ探しを相談し、家裁に書類を請求し、生んだ人の住所を調べ、実際家に行ってきたと述べた。親には報告した方がよいと児相の担当者に言われて初めて私が知ることとなりました。

生んだ人には会えてなさそうだった。転居したのか住所に家は無く、この先会うための手段は児相にゆだねるしかないのかもしれません。

いきなり会ってはいけないと伝えましたが、もしかしてご結婚されて、今のご主人には真実を伝えてない場合がある。その人の家庭を壊しかねないことは避けた方がよいでしょう。

淡々と息子の話を聞きながら何でもない振りをしつつ、心はすごく動揺していた。そんな時が来たのか、と思うとなんだか切なかった。いつも私を支えてくれた里親友だちが2年前に亡くなり、私の中でこの事実を咀嚼できない為ここに書いてみた。

自分のアイデンティティを知りたいと思うのは当然です。私だって息子の立場なら生んだ人を知りたいさ、でも私はなかなか心が穏やかになれなくて、昨夜はあまり眠れなかった。

でも息子自身のモヤモヤが少しでも晴れたならそれでよし。そしていつか会えたらもっとスッキリするでしょう。その日が来るといいです。





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