台風が近づいているせいか、肌寒くなりました。
秋が深まっていきそうです。
そこで、自分が幼い頃に聴いて、決定的にハマった一曲を。
1970年代のJ-POPは俗に“ニューミュージック”と呼ばれていました。
もうギター一本だけで政治的主張や四畳半生活を綴る“フォークソング”では旧い、
サウンドにロックやジャズやクロスオーバー&フュージョンの要素を取り入れた、
“新しい音楽”という概念から生まれた造語&ジャンルです。
ちなみに、今テレビやオムニバスCDなどで「フォークソング」を唱えているのは「懐メロ」の一環であり、
決して正しい使い方ではありません。
ユーミン(荒井由実/松任谷由実)と並んでその代表的歌手と言えば、
間違いなく小椋佳氏でしょう。
本業が銀行員(当時の第一勧業銀行に勤務)だったので顔を出さないスタイルで作品をリリースしてましたが、
1975年、布施明氏に提供した「シクラメンのかほり」の大ヒットでそのままでは済まされず
1976年、NHKホールで初のコンサートが実施され、その模様はテレビでも放送されました。
ちょうどその頃、テレビCMでは資生堂とカネボウ化粧品が“CM戦争”というまでに、互いに激しい競争をしており、
1976年秋の資生堂のキャンペーンで小椋佳氏の新曲が起用されることから生まれたのが
この「揺れるまなざし」です。
ちなみに、CMのモデルは真行寺君枝嬢です。
この詳細は「Re:minder」より
「資生堂 vs カネボウ CMソング戦争 〜 揺れるまなざしと一瞬のきらめき」をご覧ください。
https://reminder.top/795571266/
「花椿~SHISEIDO MUSEUM #5 ゆれる、まなざし」2020.05.25.
https://hanatsubaki.shiseido.com/jp/museum/7481/
呟くように低いキーで歌う小椋佳氏の歌は心身の不調時に救われたと同時に、
楽曲の大半を手掛けた星勝氏のアレンジワークからも多くを学びました。
これを聴くと、今の音楽シーンが「お子様向け」に感じてたまらないのです。
今の音楽シーンがあまりにアイドル&アニソンばかりに投資している無駄さ。
(例えば「ラブライブ」等アニキャラ別で出すCDシングル、あれ大半は製作費回収できてない筈だ)
マシンガンのようなテンポの打ち込みサウンドと女子のキンキン声に石を投げたくなる事もある。
正直、日本のポップスは、もっともっとこの時代のものから学ぶ直すべきだと痛感しております。
ついでにひと言。
あれだけ大ヒットしているにもかかわらず、今なお顔を出さない「GReeeeN」はズルい。
小椋佳氏だって顔を出したのだから、メジャーレーベルで売れた以上、
顔を出すべきです。
揺れるまなざし(1976) 小椋 佳
歌詞:J-Lyric.net
https://j-lyric.net/artist/a000447/l005ded.html
ビギナーの方には、まずはこの2枚組ベスト盤からどうぞ。
あと、「揺れるまなざし」も含む資生堂化粧品のCMソング集を1枚のCDに収めたものもあります。
『音椿 ~ the greatest hits of SHISEIDO ~ 紅盤』です。
ソニーミュージック MHCL-312
1.揺れるまなざし / 小椋 佳
2.春の予感 -I've been mellow- / 南 沙織
3.時間よ止まれ / 矢沢永吉
4.夢一夜 / 南こうせつ
5.燃えろいい女 / ツイスト
6.風は秋色 / 松田聖子
7.メイク23秒 / 桃井かおり
8.A面で恋をして / ナイアガラ トライアングル
9.め組のひと / ラッツ&スター
10.くちびるヌード / 高見知佳
11.GO AWAY BOY / プリンセス プリンセス
12.彼女とTIP ON DUO / 今井美樹
13.go for it ! / Dreams Come True
14.咲き誇れ愛しさよ / Wink
15.これが私の生きる道 / Puffy
16.やさしい気持ち / Chara
17.NEO UNIVERSE / L'Arc-en-Ciel
ご試聴希望の方は、「Sony Music Shop」ででもどうぞ。
https://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?site=S&cd=MHCL000000312&cid=oto-MHCL000000312
あ、お得だなぁ、これ。 個人的に買っちゃおうかな…?
自分としては「夢一夜」で閉めにしたほうが良いと思うのですが。
そういえば「唇よ、熱く君を語れ」(渡辺真知子)は……あ、それはカネボウのか。
失礼いたしました。
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2020年10月10日付訪問者数:282名様
2020年10月12日付訪問者数:270名様
お付き合いいただきありがとうございました。
秋が深まっていきそうです。
そこで、自分が幼い頃に聴いて、決定的にハマった一曲を。
1970年代のJ-POPは俗に“ニューミュージック”と呼ばれていました。
もうギター一本だけで政治的主張や四畳半生活を綴る“フォークソング”では旧い、
サウンドにロックやジャズやクロスオーバー&フュージョンの要素を取り入れた、
“新しい音楽”という概念から生まれた造語&ジャンルです。
ちなみに、今テレビやオムニバスCDなどで「フォークソング」を唱えているのは「懐メロ」の一環であり、
決して正しい使い方ではありません。
ユーミン(荒井由実/松任谷由実)と並んでその代表的歌手と言えば、
間違いなく小椋佳氏でしょう。
本業が銀行員(当時の第一勧業銀行に勤務)だったので顔を出さないスタイルで作品をリリースしてましたが、
1975年、布施明氏に提供した「シクラメンのかほり」の大ヒットでそのままでは済まされず
1976年、NHKホールで初のコンサートが実施され、その模様はテレビでも放送されました。
ちょうどその頃、テレビCMでは資生堂とカネボウ化粧品が“CM戦争”というまでに、互いに激しい競争をしており、
1976年秋の資生堂のキャンペーンで小椋佳氏の新曲が起用されることから生まれたのが
この「揺れるまなざし」です。
ちなみに、CMのモデルは真行寺君枝嬢です。
この詳細は「Re:minder」より
「資生堂 vs カネボウ CMソング戦争 〜 揺れるまなざしと一瞬のきらめき」をご覧ください。
https://reminder.top/795571266/
「花椿~SHISEIDO MUSEUM #5 ゆれる、まなざし」2020.05.25.
https://hanatsubaki.shiseido.com/jp/museum/7481/
呟くように低いキーで歌う小椋佳氏の歌は心身の不調時に救われたと同時に、
楽曲の大半を手掛けた星勝氏のアレンジワークからも多くを学びました。
これを聴くと、今の音楽シーンが「お子様向け」に感じてたまらないのです。
今の音楽シーンがあまりにアイドル&アニソンばかりに投資している無駄さ。
(例えば「ラブライブ」等アニキャラ別で出すCDシングル、あれ大半は製作費回収できてない筈だ)
マシンガンのようなテンポの打ち込みサウンドと女子のキンキン声に石を投げたくなる事もある。
正直、日本のポップスは、もっともっとこの時代のものから学ぶ直すべきだと痛感しております。
ついでにひと言。
あれだけ大ヒットしているにもかかわらず、今なお顔を出さない「GReeeeN」はズルい。
小椋佳氏だって顔を出したのだから、メジャーレーベルで売れた以上、
顔を出すべきです。
揺れるまなざし(1976) 小椋 佳
歌詞:J-Lyric.net
https://j-lyric.net/artist/a000447/l005ded.html
ビギナーの方には、まずはこの2枚組ベスト盤からどうぞ。
あと、「揺れるまなざし」も含む資生堂化粧品のCMソング集を1枚のCDに収めたものもあります。
『音椿 ~ the greatest hits of SHISEIDO ~ 紅盤』です。
ソニーミュージック MHCL-312
1.揺れるまなざし / 小椋 佳
2.春の予感 -I've been mellow- / 南 沙織
3.時間よ止まれ / 矢沢永吉
4.夢一夜 / 南こうせつ
5.燃えろいい女 / ツイスト
6.風は秋色 / 松田聖子
7.メイク23秒 / 桃井かおり
8.A面で恋をして / ナイアガラ トライアングル
9.め組のひと / ラッツ&スター
10.くちびるヌード / 高見知佳
11.GO AWAY BOY / プリンセス プリンセス
12.彼女とTIP ON DUO / 今井美樹
13.go for it ! / Dreams Come True
14.咲き誇れ愛しさよ / Wink
15.これが私の生きる道 / Puffy
16.やさしい気持ち / Chara
17.NEO UNIVERSE / L'Arc-en-Ciel
ご試聴希望の方は、「Sony Music Shop」ででもどうぞ。
https://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?site=S&cd=MHCL000000312&cid=oto-MHCL000000312
あ、お得だなぁ、これ。 個人的に買っちゃおうかな…?
自分としては「夢一夜」で閉めにしたほうが良いと思うのですが。
そういえば「唇よ、熱く君を語れ」(渡辺真知子)は……あ、それはカネボウのか。
失礼いたしました。
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お付き合いいただきありがとうございました。